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皆様、こんばんは。

9月は1週目が4重賞で、2週目が3重賞。月合計で11ある重賞レースの内の7割弱が前半に集中しており、特に1週目が重要と考えていただけに4戦2勝で切り抜けられたことは良かったです。ただ、セントウルSはオッズ暴落によりレース回収率が250%にも満たず、ちょっと痛すぎましたね。それでも、今月もプラス収支で発進出来たこと自体は安心で、これで落ち着いて2週目以降に臨むことが出来ます。
さて、1週目は4重賞で回顧記事のボリュームが大きくなってしまいますので、前編と後編に分けて記事を上げたいと思います。本日は土曜2重賞を振り返る前編です。

 【2026 札幌2歳S】 
◎2ショウナンガレオン...1着
○4コスモハナミズキ...2着
▲3デザートスピリット...3着
☆8テンカタイヘイ
△7イドム


パドック推奨馬→4コスモハナミズキ

予想結果:的中(3連単3点)
投資10,000円→回収45,870円
札幌2歳
レースラップ
12.9-12.3-12.1-11.9-12.6-12.2-12.2-11.8-12.3(49.2-48.5)

展開ですが、コスモハナミズキは何が何でもハナを切ろうとは思っていなかったと思いますが、他に強く主張する馬がおらず、スピードの違いもあって自然とハナに立つことに。同様に根本的なスピードの違いで自然とショウナンガレオンが2番手に付けることになり、2F目にも12秒台のラップを踏んだようにかなり緩い流れで前半は進みました。2角の立ち上がりでペースを上げて後続を離した動きは良く分かりませんが、5F目には再度ペースを落とし、残り4F目からペースアップする4F目ロンスパ戦。スローペース且つ能動的にペースを上げる展開ですから圧倒的前有利でしたが、そういうことよりも能力差の大きいメンバーで、その能力通りに入線して行った感。
尚、ショウナンガレオンが圧勝したことで「怪物」だなんだと過度に持ち上げる層が多数いますが、ラップ自体は同日牝馬限定の1勝Cと同等ですからレベルは低く、楽勝だった勝ち馬はともかくとして、2着以下馬の今後に明るい展望は描けません。

1着◎ショウナンガレオンは新馬戦で古馬1勝C超級の時計・ラップで完勝を収めましたが、これはほぼ全頭が1勝Cには遠く及ばない記録しか残せていないメンバーでは抜けて高いもの。従って、展開云々以前にここでは能力差が大きすぎたが故の圧勝で、言ってみれば未勝利馬と2勝C馬が一緒に走って2勝C馬が勝ったようなもの。そこに細かい理由などなく、ただただ力が上だっただけの話。ただ、前述通りに時計・ラップは目立たないものでしたので過度に高くは評価出来ないですが、全くの楽勝でしたし、新馬戦のパフォーマンスから少なくとも2勝C級の時計を出すポテンシャルは持っていますから、当然これが能力の天井ではありません。スタートセンスがあって折り合いも付きますからレース振りも安定しており、この世代で最上位であるかはともかく、とりあえず暮れのG1まで大きく崩れることはなさそうですね。ただ、まだ揉まれた経験がありませんので、そこには注意。

2着○コスモハナミズキは同型不在、スピードの違いで自然とハナを切ることに。先に書いたように4F目のペースアップは不自然で無駄でしたが、ペースを落とした5F目にショウナンが付いて来ず、4F目に作ったリードを保てた点は大きかったです。展開は非常に楽で、前走で失敗したように瞬発戦に持ち込まず早めに踏んで行ったことも良かったですが、あれで古馬1勝C級の時計・ラップでしかなかったショウナンガレオンにちぎられるのは物足りないですし、自身はラスト1Fを13.2秒まで落としてしまっていますから全然ダメですね。流石にこれでは今後のトップレベル戦では通用しないと思います。

3着▲デザートスピリットはペースアップした勝負所でやや置かれ、前に取り付けなかったことが痛かったですね。直線では良く差しましたが、これとて2着以下馬の脚が遅すぎて、相対的にその中では上位だっただけですし、コスモハナミズキがだらしなさ過ぎて差を詰めただけで、自身の上がり3Fはショウナンガレオンよりも0.7秒も遅いのですから、特に論じることはないですね。本馬もコスモハナミズキ同様に、今後のハイレベル戦で明るい展望を描けるものではありません。

4着消ランダムナンバーは、最後方追走にも関わらず手応えが渋くなってフワフワしたところを見せて、どうにも走ることに集中していないところがありますし、前走では内の他馬を気にしたのかコーナーで外に逃げるような面を見せたりと、気性的な難しさがありますので、ブリンカー着用が劇的に効いた感。その分の4着で、これならば未勝利は勝ち上がれそうですね。ただ、それ以上となると難しいです。

5着☆テンカタイヘイは、メンバー中で2頭しか居ない新馬戦勝ち馬と言うことで2人気に支持されましたが、新馬戦は重馬場のハイペースなので、良馬場のスローペースが予想された今回にはつながらないもの。その上で時計も目立つわけではなかったですから、自力脚が求められる展開で案外脚が使えませんでした、の結末は予想出来ました。その上、時計も目立たなかったわけですから2人気ならば評価を落とすのはセオリーで、これは競馬予想のきほんの「き」ですが、結果はやはりその通りになったわけです。出遅れが痛かったことは事実ですが、序盤からペースは遅くリカバリーに脚は使わされませんでしたので影響は最小限で、これが結果に大きな影響を及ぼしたとは思えません。これで現時点では上りが掛かる展開でしか走れないと分かりましたが、新馬戦は大したレベルではないだけに理想の流れになったとて、1勝C戦や重賞で五分に戦えるかと言うと甚だ疑問でしかありません。

7着消ハヤブサカツオーは新馬戦3着の結果だけで穴人気していましたが、新馬戦はかなり低レベルでしたので、走れる理由はありませんでした。ただ、今日でもまだ馬体に余裕はありましたので、もっと締まって来れば未勝利戦は勝てそうです。


 【2026 京成杯AH】 
◎11クランフォード
○7エコロブルーム...2着
▲4フォルテアンジェロ
☆2ミナデオロ
△6ファンダム
△15テレサ
△1クルゼイロドスル
△10ヴァルキリーバース
△9レザベーション
△5サイルーン
△8ピコローズ...1着


パドック推奨馬→2ミナデオロ、6ファンダム

予想結果:不的中(3連複45点)
投資10,500円→回収 0円
京成杯
レースラップ
12.3-10.8-11.2-11.5-11.7-11.5-11.5-11.5(45.8-46.2)

展開ですが、この日は一歩目が速かったメタルスピードが、前走逃げられなかったこともあって何が何でもの構え。クランフォードは揉まれなければOKですから、あまり抵抗はせずメタルスピードをやり過ごして外番手を狙う動き。メタルスピードと2番手のクランフォードの間には3馬身弱の差がありましたのでレースラップは実態を表していない面はありますが、それでも全体に淀みがない中山マイルらしい流れ。5F目にやや緩んでいますが、ここでクランフォードは前との差を詰めていますので実質的に道中の緩みはなく、つまり差し馬が差を詰めるチャンスが無い流れ。内が不利にはならない馬場でもあって、ある程度の位置を立ち回った馬が有利になる展開でした。4角二桁位置から差して上位に迫った4~6着馬には着順以上の評価が必要。ただ、10Rの2勝C・芝1200m戦で1分7秒0が出る馬場ですから、1分32秒0の決着時計は少々平凡で、レースレベルにやや疑問が。

1着△ピコローズは好発を切るも無理をせずに中団のインを追走。そこで脚を温存して残り600mから徐々に前との差を詰めにかかりましたが、終始手応えが良くて4角では唸る手応え。その手応え通りに直線でもしっかり脚を使う完勝で、文句なしの内容でした。速い脚に欠けるので中山マイルらしい流れが合ったのは事実ですが、1400mベストだけにマイルはやや長いと思えましたし、前走も目立つ時計ではなかっただけに能力も足りないのでは?と考えていただけに、この完勝にはびっくりでした。当初は消す予定も急遽印を回したのは、とにかく追い切りが素晴らしかったからですが、そのデキの素晴らしさによってパフォーマンスを上げた可能性は高そうです。従って次走以降も同じだけ走れるかと言うとやや疑問ですし、終始インを立ち回って距離ロスが無かった点でも再現性には疑問。ただ、単純に力を付けている可能性もあって、次走以降はやや懐疑的に見つつも、過小評価し過ぎないようにはしたいです。

2着○エコロブルームは好発から行きたい馬を行かせて5番手。やや行きたがる面はあったもののコントロールは利いている状態で、残り600m過ぎから徐々に前との差を詰め、直線でもしっかり反応しましたから、立ち回りとしては完璧だったと思います。勝ち馬には決め脚の差で劣りましたが、実質2㎏の斤量差があったことを考えれば同等のパフォーマンスで、力は示したと思います。前走が長休明け且つ直線で致命的な不利を受けながらの完勝でしたので、久々の重賞挑戦でも上位とみていましたが、その通りの内容だったと思います。ただ、レースレベルにはやや疑問符が付きますから、更に上のステージとなると現時点では明るい展望は描けないですね。ひとまずはG3クラスかなと。

3着消ドロップオブライトは一番の好発を切って、インの2列目で脚を溜める競馬。そのままインベタで追走し、直線で脚を使う省エネ競馬が出来ましたので立ち回りは完璧。その上で1,2着馬には決め脚で見劣りましたので完敗でしたし、差した4着馬には際どく迫られましたので、上位4頭の中では一番低い評価になってしまいます。それでも56.5kgを背負って馬券に絡めるだけの能力は無いだろうと考えていただけに能力査定を誤っていたことは間違いなく、近3走とは違ってキレイにスタートを決めたことも明るい材料です。今後は多少評価を上げたいですが、4,5,7走前同様にこのレースも少々恵まれた感がありますから、過大評価も禁物で。

4着△ファンダムは折り合いに難しさがあってポジション性能が低いだけに、今日の展開では位置が取れなかったことが全てでしょう。それでも難しい展開ながら良く差し込んで来ましたので、着順以上に評価すべきだと思います。タイプ的に中山マイルであれば開幕週以外で戦いたいところですが、基本的には大箱コースの方が戦いやすいように思えます。ただ、この日も最後はやや脚が止まっていることは気になるポイントで、もしかすると本質的にはマイルでも距離が短い=1800mあたりがベストの可能性がありますね(血統的には中距離型)。速い時計への対応に不安があるのも距離適性が関係しているのかも知れません。

5着△サイルーンはインベタで回って来られた利は非常に大きかったと思いますが、展開的に位置取りは難しいものでしたし、直線では進路が無く全開スパートが出来たのが残り150mからでしたので力は出せておらず不完全燃焼でした。進路が出来てからの伸びは地味でしたが、そもそも瞬間的に加速出来るタイプではないので、「追われても伸びていなかった」と考えるのは半分間違い。ただ、単純に速い時計(本馬にとっては)に対応出来なかっただけとも考えられますので、評価は難しいですね。ただ、少なくとも地元のマイル戦ではまだまだ戦えることを証明したことは間違いなく、今後も地元のG3級戦では軽視出来ません。

6着▲フォルテアンジェロにとってポイントの一つがスタートを五分に出られるかでしたが、春からの改善はなく出遅れて後方。まず展開的に厳しかったですし、そういう状況+開幕週で安易に外回しは出来ないのでインに拘りましたが、開幕週だけに全頭インに拘るわけで、勝負所では進路がなく上手く進出出来ず。直線でもそれは同じで、ややカニ歩きで外に移動してようやく進路を見つけましたが、時すでに遅しと言った感。脚は使いましたが、少々脚は余してしまいました。敗因は明確なので能力を正しく反映した結果ではないですが、反面スタートの巧拙も能力の一つではあって、これが改善しない限りは今後もこういう結果になってしまうことはあるでしょう。スタートの0.1秒が最終的には何倍にもなってしまうのが競馬ですから、やはりスタートは大事ですね。

7着◎クランフォードは五分のスタートも決して速くはなく、メタルスピードに外からハナを奪われてしまったことがまず痛かったです。ただ、番手でも問題ないタイプですから、これ自体が敗因ではなく、どちらかと言えばデキが問題になったかなと。と言うのも、パドックでは考えていた以上に気配が薄く毛艶も冴えなかったからで、勝負所であれだけ手応えが渋くなるのも本馬らしくなかったです。追い切りは非常に良いと見ていただけに予想外でしたが、予想に関しては私の見る目のなさが招いた結果です。申し訳ございません。

8着消ディールメーカーは一歩目が遅く、そこから前に取り付くために脚を使ったことは地味に痛かったです。ただ、予想文で書いたようにそもそも重賞通用のパフォーマンスは残せていないだけに、単純に力不足と考えるのが正解でしょう。

9着☆ミナデオロは痛恨の出遅れ。あまり揉まれたくないタイプなのでインを立ち回ることも出来ず、今日は出遅れた時点で全てが終わってしまった感。見直しは利きますが、出来れば摩擦の小さい立ち回りが出来る条件で狙いたいですね。

11着△レザベーションは一歩目が遅く中団追走になりましたが、そもそもスタートは速くないのでこれは予見できたことでもあります。外を通して直線は脚が使えずでしたが、結局は後ろから自力脚で面倒を見られるだけの脚は持っていないと言うことでしょう。基本的には前で受けてのタイプですが、スタートが速くないのでね・・・また、ハイペースを粘るだけの持久力も証明出来ていないだけに、今後は色々と難しそうですね。

△16着ヴァルキリーバースは根本的にマイルが合わない云々はありますが、「スタートから全然進んでいきませんでした。汗をかいていましたし、テンションも高くて、コンディション的に良くなかったです」と言うルメールJのコメントが全てではないでしょうか。今週の追い切りでは手前が換わらず、手応えにやや余裕はあったものの格下相手に遅れていましたが、もうあの時点で状態が無いと判断しておくべきだったのかも知れません。従って今回はノーカウントで良いですし、前走は馬場が全く合わなかったもの。連敗には明確な敗因がありますので、流石に人気を落とすだろう次走以降は狙い目になりますが、マイルは短いと考えていますので中距離戦で狙いたいですね。

と言うことで、本日は以上です。
明日は「後編」として日曜2重賞を回顧します。16時更新です。