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皆様、こんばんは。
本日は「フェアリーS」を分析します。
まずは舞台となる中山芝外1600mコースについて考えます。


芝1600mは外回りを使用するコース。スタートは1角横のポケットで、約212m(Cコース時)の直線を経て外回りコースの2角を迎えることになります。2角までの距離が短いこと、2角が88度とほぼ直角に近いコーナーであることから最序盤のペースは上がりませんが、そこを抜けると外回りの3角はほぼ存在しないような造りですし、下り基調でもありますからペースは緩まず、一定のラップを刻み続けてゴールになだれ込むことになります。概ね最初の300m以降は緩むことがないままレースは進行しますので、先行馬は高いスピードの持続力を持っていなければ最後にガス欠を起こすことに。クラスが上がるに連れて先行馬の好走率は落ちますが、これはレベルが上がるに連れて道中のスピードが増すからで、重賞レベルでは差し馬も互角に戦えます。
芝1600mは中山の他に東京・京都外(内回りもありますが、2歳下級条件だけ)・阪神外・中京に存在しますが、全て大箱戦で中盤(3~4角)で緩む傾向があり緩急が大きいことで共通。中山マイルはそれらとは明確に一線を画すコースですから、他のマイルコース実績が直結しづらいことは必ず覚えておきたいです。それだけに中山マイル実績を持っている馬は信用出来ますし、近走が不振でもコース実績があるならば軽くは扱えません。他のマイルコースでは瞬発力が求められるのに対し、中山マイルはスピードの持続力が強く要求されます。
他には、前述通り2角までの距離が短く、2角がキツいコーナーですから外枠不利が特徴として挙げられます。

これは過去10年の中山芝外1600mにおける枠番別成績(13頭立て以上、新馬戦除く)ですが、概ね外に行くに従って好走率は落ちています。またCコースではより外枠不利が強くなる傾向が見られます。
これらを踏まえた上で、過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧を見てみます。


以前は3歳早期且つレベルが低くなりやすいレースらしくペースは落ち着く傾向だったこのレースですが、2021年あたりから潮目が変わって中山マイルらしくペースは流れる傾向に。前走OP特別・重賞出走馬が増加したこと、前走から距離延長で臨む馬が増えたことなどの要因も考えられますが顕著ではなく、単純にそういうトレンドにあると考えた方が良さそうです。
これにより好走脚質にも変化が表れていますが、まずは3角位置別成績を見て頂きましょう。
2016~2020年

2021~2025年

冒頭で書いたように淀みなく流れやすい中山マイルではそもそも差し馬も互角に戦いやすい舞台ではあるのですが、近年ではペースが上がることで有利な位置が後ろに下がっていることが分かります。近5年においては、前走3角4番手以内通過馬【1-4-2-31】勝率2.6%(単回値15円)・複勝率18.4%(複回値61円)に対し、5番手以下通過馬【4-1-3-32】勝率10.0%(単回値152円)・複勝率20.0%(複回値89円)と前走で非先行競馬をしていた馬の方が期待値が高いですし、前走3角5番手以下且つ上がり最速最速馬(前走ダート戦使用馬除く)は【1-1-2-6】勝率10.0%(単回値126円)・複勝率40.0%(複回値183円)と良績を残していますので、前走差して速い上がりを出せていた馬には注目です。
続いて枠別成績を見てみます。

1枠の数字こそ良いですが、それ以外には大差なし。過去20年まで遡っても7枠の複勝率は23.5%(全体3位)、8枠は17.6%(同5位)ですから、顕著な外不利傾向はありません。これは年によっては外有利な馬場になること、この時期の3歳牝馬にはタフな流れになりやすい中山マイルだけに立ち回り力は重要視されないこと、経験値が浅く揉まれることに慣れていないので内枠が仇になる場合があること、これらが関係していると思われ、単複回収値を見ても分かるように過度に人気下げる分で外枠はむしろ狙いやすいとも言えますので、外に入ったから割引と言う単純思考は捨てた方が良いレースです。
次に前走クラス別成績

これだけ見ると特に目立つ組はなく、どこからでも狙えそうに思えるのですが、少し掘ってみると違う顔が見えて来ます。
・前走新馬戦組
→新馬戦を0.3秒差以上で勝利していた馬【1-0-3-1】勝率20.0%(単回値118円)・複勝率80.0%(複回値282円)と好走率は極めて高いです
・前走未勝利戦組
→新馬戦組と同じく、前走0.3秒差以上勝利馬が【2-0-2-11】勝率13.3%(単回値120円)・複勝率26.7%(複回値109円)と優秀
・前走1勝C組
→前走5着以下馬【0-1-0-23】とほぼノーチャンス。前走4着以内馬でも前走が関西圏のレースでは【0-1-0-8】。前走関東圏のレースでは【2-7-0-12】勝率9.5%(単回値72円)・複勝率42.9%(複回値120円)なので狙えるのはこれに該当した馬だけ。
その他、目立つデータを列挙します。
★関東馬【8-9-10-102】勝率6.2%(単回値86円)・複勝率20.9%(複回値77円)に対し、関西馬【2-1--0-25】勝率7.1%(単回値66円)・複勝率10.7%(複回値32円)と好走率はダブルスコアで関東馬有利。この時期の3歳牝馬だけに長距離輸送の一泊競馬は負担が大きいと言うことなのでしょう。
★前走から継続騎乗馬【6-7-6-59】勝率7.7%(単回値97円)・複勝率24.4%(複回値83円)で、乗り替わり馬【4-3-4-69】勝率5.0%(単回値67円)・複勝率13.8%(複回値56円)に対して優位性を持ちます。特に前走3着以内且つ継続騎乗馬は【4-6-5-34】複勝率30.6%(複回値102円)で10年連続で馬券に絡んでいますので、前走から継続騎乗馬には注目。
★中2週以内の臨戦馬は【1-0-0-21】と不調。レベルは低くともクラシック出走への賞金を積めるチャンスだけに、計画的に準備している馬に優位性が。
もう一つ、このデータにも注目。
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「FC2ブログランキング」の当ブログ紹介文内にデータ内容を記載しています(20位ぐらい)
該当馬は【5-3-2-20】勝率16.7%(単回値218円)・複勝率33.3%(複回値101円)と優秀で、該当馬は過去10年中8年で1頭以上が馬券に絡んでいます。今年該当しそうなのは一頭だけですから要注目ですよ