【5:20更新】
買い目金額を更新しました


【9/27(土)の重賞推奨馬】
 目次 
阪神11R:3ジューンアヲニヨシ

 パドック推奨馬 
阪神11R(シリウスS)
6テーオーパスワード
3ジューンアヲニヨシ
2グーデンドラーク



阪神11R:3ジューンアヲニヨシ

このレースはシステムベースの予想になります。

重賞に限定したこのシステムでは、過去走におけるタイム評価をベースとし、更には枠順・馬場状態(馬場適性)・対戦成績・血統判定・コース相性・過去走における展開不利、物理的不利などなど全部で54にも及ぶ項目にてベースの評価点を算出。そこに想定される人気を加味することで各馬の期待値を導き出すものとなっています。単純に今回上位に来ると思われる馬を上位に並べるわけではなく、あくまで期待値を重視している点が最大のポイントで、それ故に軸馬(最上位評価馬)や上位評価馬の好走率は単純に好走率が高い馬を上位に評価した場合よりも落ちますが、その代わりにかなり高い回収率を記録出来る点が最大の売りです。特に、評価点95点を超える馬の期待値は極めて高くなっており、これを満たす馬を馬券的な軸馬として採用することとします。
ただし、全レースにおいて基準を超える馬が出現するわけではなく、全対象レースの約70%の確率でしか出現しません。基準を超える馬が出現しない場合は従来通りの「アナログ予想」となりますが、基準を超える馬が出現した場合は、その馬を3連複の軸馬とし、評価2~5位の4頭を2列目に、評価点80点以上馬を3列目に据えるフォーメーション馬券にて予想をご提供させて頂きます。つまり買い目が自動で決まってしまうわけですが、その買い目だけを提示するだけでは流石に味気ないですから、「出走全頭の評価点一覧」を併記させて頂きますし、これまで通りに「馬場予想」「展開予想」「出走全頭の個別分析文」「パドック推奨馬」も掲載させて頂きます。尚、この解説文はシステムの評価に影響されないものですから、解説文では高く評価しているのにシステムでは低評価されている場合も発生します(その逆も然り)。
軸馬の想定複勝率は30~32%で想定される複勝回収率は125%。3連複フォーメーション馬券の的中率は18~22%で想定される回収率は125~130%です。

では、「シリウスS」における評価点一覧を掲載します。
シリウス_評価点
【買い目】
3連複フォーメーション
3-6,14-1,4,5,6,7,8,9,10,11,13,14(200円×19点)
以下、重ね買い
1-3-6(400円)
1-3-14(200円)
3-4-6(600円)
3-4-14(200円)
3-6-7(1,800円)
3-6-8(400円)
3-6-10(100円)
3-6-11(500円)
3-6-13(400円)
3-6-14(1,500円)
3-7-14(700円)
3-8-14(100円)
3-11-14(200円)
3-13-14(100円)

合計11,000円



以下は、アナログ予想による情報です。

まず馬場ですが、阪神は金曜正午前にまとまった雨があったようで、金曜正午時点で芝・ダート共に稍重。ただ、それ以降の降雨はなく、土曜も終日晴れ予報ですから馬場は乾くでしょう。先週は2勝Cのダ1800m戦で1分52秒1、同じく2勝Cのダ1400m戦で1分23秒2の時計が出ているようにベースが軽い馬場で、そこに金曜の雨の影響でパサパサではない馬場状態になりますから、良馬場でも馬場は軽め。ペース次第ではありますが、今年は2分3秒中盤あたりの決着になると予想します。

続いて展開ですが、ホウオウプロサンゲは芝だと絡まれることとメンツ的に単騎で逃げられそうなことを理由にこのレースを選択した経緯が(来週の毎日王冠など、他にも候補レースは複数あった)。それだけにここは何が何でも行くでしょうし、他に逃げ馬は居ませんから単騎逃げ濃厚。ただ、グーテンドラークも摩擦の大きい競馬を嫌うのでテンから出して行きますので、あっさりとハナが奪えるとは思えず、それなりに脚は使う予想。グーテンドラークはホウオウの外に切り替えて2番手。そのインには前に壁を作りたいルクスフロンティア。その後にはブリンカー着用のジューンアヲニヨシ、テーオーパスワード、ジンセイらが好位を形成。隊列自体は早期に決まりそうですが、前述通りにテンのペースは上がりそうですし、それなりに好位勢も居るのでスローペースにはならず緩めの平均ペース程度。ダート戦らしく道中は緩急の小さい流れになりますが、前半がやや緩めで流れるだけに展開的には前有利に。

続いて、出走全頭の個別分析文です。(馬名後ろの数字はアナログ予想における評価点です。上から「5→4→3+→3→3-→2」の6段階です)。

ルクスフロンティア:3-
OP昇級後は6戦して25仁川S1着のみの好走歴。その25仁川Sが9人気での激走ですから如何にもフロックに見えるわけですが、前後半61.3-63.2秒のハイペースを前で受けて押し切りつつ2着に2馬身差を付けた内容はフロックで出来るものではないもの。では、その前後でなぜ凡走が続いたかと言えば、5走前(24ブラジルC)は前後半61.5-62.7秒のハイペースに加えて、序盤から前に壁が作れずに終始力んで走ってしまったことで直線急失速したもの(このレースに限らず、行きたがる面はいつも)。4走前(25ブリリアントS)は中8週で追い切り4本はやや不足、しかも4本全て時計負荷が軽く質の面では明らかに足りていない調教内容が祟っての大敗。2走前(25平安S)は序盤に抑えたことで外から被されて一気に位置を落としつつ、スローペースで強烈に引っ掛かってしまった滅茶苦茶な競馬でしたのでノーカウント。そして前走(25名鉄杯)は中9週で追い切り3本は不足で調教量不足が祟ったもの。このようにいずれも敗因は明確で、特に調教量不足が原因となる凡走が多かったですが、これは近走に限った話ではなく、例えば準OPで唯一馬券に絡めなかった10走前(24金蹄S8着)も同じパターン。その後のレースでは2着→3着→1着と一変しているように、調教不足がレースに与える影響が大きいタイプであることは重要なポイントです。
その点、今回は中7週でも追い切り5本(25名古屋城S除外前も含む)と前走よりも明らかにしっかり乗られていますから、自分の力を発揮出来る状態だと考えて良いです。その上で相性が良い武豊Jに乗り替わりますし、前に壁が作れる最内枠も絶好で、これはOPで唯一の好走レースである25仁川Sと同じ条件です。ただ、今回はそれほどペースが上がら無さそうだと言う点で前向きさが強い本馬にはマイナスで、これでは前に壁が作れても力んで自滅してしまう可能性が。ペースが流れる想定であれば、もう少し強気な評価が出来たのですが・・・

グーテンドラーク:2
以前よりも改善はしましたが、それでも気性的な難しさがあるタイプで揉まれない摩擦の小さい競馬を好むタイプ。気性的にムラなので6走前(24伊丹S)のようにインの番手でも我慢出来る場合はありますが、前走(25阿蘇S)や7走前(24アレキサンドライトS)では同じ形で大敗を喫していますので、まずはスムーズな競馬が出来ることが好走への絶対条件になります。その点で外から被される恐れがあるこの枠は嫌で、強く出して行くことでそれを回避出来たとしても、ここまでの好走レースのほぼ全てがスローペースor前傾ラップになっても前後半差1.0秒以内の極端に速くないペースですから、自身が出して行くことでペースが上がると不安。また、理想は2走前に強い競馬をした水分含水率が高い脚抜きの良い馬場ですから、良馬場でレースを迎えそうな点もマイナス。これらから今回はかなり条件が悪いですから、印を回すには至りません。

ジューンアヲニヨシ:3+
芝では一押しが利かないと言うことでダート戦に矛先を向けたのが5走前。以降はダート戦を4度走って3好走、唯一馬券に絡めなかったのは3走前(25仁川S)は中2週の影響かテンから本来の行きっぷりがなく位置が取れなかった明確な敗因が存在しており、適切なローテーションで位置を取る競馬が出来たレースでは崩れがありませんので、ダートへの路線変更は成功だったと言えるでしょう。ただ、OP特別やリステッドでも勝ち切れていないことは重賞を戦う上でマイナスですし、力不足と感じられるでしょう。ただ、前後半48.0-50.0秒のハイペースで上がりが掛かった24ベテルギウスS、同50.2-49.1秒のスローペースで上がりが速くなった25アルデバランS、同48.4-48.6秒の平均ペースだった25平城京S、異なる流れながらいずれも終いに一脚が使えないレース振りは、速い脚が無い云々と言ったフィジカル面の問題ではなく、前の馬を抜こうとしないメンタル面に原因があるように思えて仕方なく、前述した25仁川Sも展開が向いて4角の手応えは突き抜けるもの(悪くても2着はあると思わせるもの)ながら、直線ではバテた逃げ馬すら交わそうとしないのですから推測は恐らく正しいですし、25平城京S後に「凄い手応えで伸びそうでしたが、直線はワンパンチ欲しかったです。馬場適性なのか気持ちなのか…」と高杉Jがコメントした内容は本馬のウィークポイントを的確に表現したものと思います。
そういう性格だけに今回から装着するブリンカーは劇的に効く可能性が高いと思っていて、思惑通りであれば大きくパフォーマンスを上げることでしょう。相手なりに走れる=それだけ能力が高く余力もある、と言うことです。かなりデキが良くない面々ばかりの今回のメンバーにあって状態面に太鼓判を押せる点も大きく、推察通りであればあっさり勝ち切る場面まであって良いです。但し、これはあくまで推察。蓋を開けてみれば結局今までと同じ、のパターンは考えられます。

メイプルリッジ:3-
芝・ダート併せて2000m以上戦では9戦8好走、ダートだけならば7戦7好走の堅実派でスタミナ型の本馬。3勝Cに昇級後は堅実ながらも一歩足りないレースの方が多くなっていますが、24是政S1着→24平安S5着→24スレイプニルS1着の比較的パフォーマンスが高かった3戦は1週前までコースで負荷を掛けつつ最終追い切りは坂路と良い意味で余裕のある調教過程だったのに対し、その他3戦は全てウッドコースでの最終追い切りで、6走前(23神無月S)は一杯追い、前走(24ブラジルC)は6Fから時計を出すなど多少急仕上げ気味で余裕のない調教過程だったこととベストな状態ではなかったと思われる点で共通。状態が100%の際のパフォーマンスは優秀で、若干距離不足だった3走前(24平安S)では5着ながらもミッキーヌチバナやハギノアレグリアスに先着出来ていますので、重賞上位常連馬が少ない今回のメンバーの2000m戦であれば通用して良いです。
ただし、今回は去勢手術明けでほぼ一年ぶりの実戦であることが大きなマイナス。堀厩舎はチャックネイト・サクラトゥジュール・シュトルーヴェなど去勢明けでも走らせる技術とノウハウを持っていますので去勢明け自体は何とかなりそうですが、約一年ぶりの実戦は単純にマイナスで追い切り内容も冴えないもの(パフォーマンスを落とす傾向があるコースでの最終追い切りでもある)。また、本馬は砂被りを好まない傾向があり、モレイラJが本馬に2度目の騎乗だった4走前(24是政S)ではかなり早い段階から大外を回し続ける騎乗をしていたほどで、レース振りに多少注文が付くことも重賞レベルではマイナス(あからさまに砂被りを嫌がるわけではないので、最悪直線で外にさえ出せれば大丈夫ですが)。また、かなり時計の限界がありそうなタイプだけに時計が出易い今の馬場もマイナスで、今回はかなり条件が良くない点で拾うかどうかのボーダーライン付近程度の評価でしかありません。

ラインオブソウル:2
湿って時計が速くなる馬場は好まず、砂被りが苦手と言うのが大きな特徴。良馬場且つ外目追走で砂を被らなかった(ほぼ被らなかった)レースor最悪でも直線で外に出せたレースでは「新馬戦1着→1勝C1着→尾瀬特別3着→加古川特別1着→摩耶S1着→24三宮S2着→24プロキオンS7着→25吾妻小富士S6着→25アンタレスS3着」の9戦7好走とかなり堅実です。そして、馬券外に終わった2戦=4走前(24プロキオンS)は良馬場でもかなり時計の速い決着でしたの本馬向きではなかった点で情状酌量の余地がありますし、2走前(25吾妻小富士S)は長休明けのエクスキューズが。そして共にスピード要求度の高い1700m戦だったこともプラスではなかったでしょうから、1800m以上の良馬場・砂を被らない条件では崩れていない事実があります。
それだけにここも怖い存在ではあるのですが、前後半47.9-50.5秒とかなり展開が向いた2走前(25アンタレスS)でも3着まで。今回はあの時のようにペースが流れるとは思えませんから、展開利を受けられないとなると強気にはなれませんし、前走は2番枠から最後まで外に持ち出せずのレース振りでしたが、5番枠且つ非ハイペースで馬群がバラけないだろう今回も外に持ち出すには苦労しそう。これらから怖さはありつつも流石に条件が合わないと思えるのが今回ですから、印を回すには至りません。

テーオーパスワード:3+
デビュー2連勝で臨んだ24ケンタッキーダービーでしたが、24伏竜Sがアップアップでの辛勝でしたから、とても敵わないだろうと見ていました。それが前3頭にはやや離されたとは言え5着に走ったのですから驚きで、あれだけ健闘出来たのは前後半59.0-64.0秒程度の超ハイペースが本馬向きだったからだと思われ、だからこそ同51.3-50.2秒のスローペースだった24伏竜Sではいまいちなパフォーマンスに終わったのでしょう。つまりは基礎スピード型ですから、ペースが締まった方が他馬に対して優位性を持てるわけで、それを大前提としてレース分析を行うべきです。
それ故に、帰国初戦だった3走前(25招福S)で5着に敗れたのは前後半50.8-50.0秒のスローペースだったからだと分かりますし、勝ちはしたものの2走前(25瀬戸S)が辛勝だったのは、このレースも同50.9-48.8秒のスローペースだったから。また、3勝Cでは辛勝だったにも関わらず、昇級戦の前走(25名古屋城S)で3馬身差の完勝を収めたのは同49.9-49.9秒とペースが流れたからで、ペース次第で扱いは変わって来ます。
今回はそこまでペースは流れないと思いますが、かと言って極端なスローペースになるとも思えず、ならば能力は出し切れると考えて良さそう。完勝を収めた前走では自身の上がり3Fが12.2-12.2-12.3秒とほぼ減速しないままにフィニッシュしたように、余裕十分ながらも2着リチュアル・3着サンデーファンデー・4着タイセイドレフォンと言った弱くはない面々に3馬身差を付けたように能力は重賞級。状態が冴えない馬が多い中にあってデキに不安がないことも大きな強みで、想定外にペースが緩まない限りは馬券外に沈む可能性は低そうです。

ジンセイ:3
ワンペースな走りで芝では相手が強くなるとワンパンチ不足に。そこでワンペース適性が活きるダート戦に矛先を向けたのが4走前からでしたが、以降は4戦2勝2着1回で唯一馬券に絡めなかったレースも重賞での4着ですから路線変更は正解でした。しかも、この4戦の内で勝てなかった2戦はいずれもスローペースで上がりが速くなったレース。具体的には、3走前(25伊丹S)は前後半51.1-49.8秒のスローペース且つ動き出しも遅いラスト2F特化戦で、レースのラスト2Fが11.7-12.1秒と速くなった展開。そして前走(25平安S)は同49.9-48.1秒のスローラスト3F戦で、レースの上がり3Fが12.1-11.7-11.6秒とこれも速くなった流れ。そもそもがワンペースでキレが無くダート戦に矛先を向けた馬だけに、この展開は決して嬉しくはなかったはずで、その展開の中で24伊丹Sでは能力は重賞級のミッキークレストとクビ差(3着には3馬身差)、25平安Sでは2着ロードクロンヌと頭+半馬身差ですから悪くなく、もっとワンペース適性が活きる流れであればパフォーマンスを上げられると考えれば、重賞通用級と考えるのは当然でしょう。
ただ今回もペースはあまり流れなさそうなメンバー構成である点はマイナスですが、その代わりに位置が取れる点は先行馬が少ない点で優位性を持てますし、これならば多少ペースが落ちて上がりが速くなったとて3着は守れる可能性は高そうです。砂被りは3走前にクリアしており問題なく、距離についても芝2200m戦で勝ち鞍を持っていますので100mの延長は苦にしません。従って、後は休み明けでどれだけの状態にまで仕上がっているかだけが問題でしたが、追い切り分析で書いたようにかなり心配になる動きで・・・状態さえ問題なければ3+点評価で本命級の扱いでしたが、あの追い切りを見てしまった以上は少々評価は下げざるを得ません。

サイモンザナドゥ:2
速い脚は持っておらず、緩い流れを自力で差すことは出来ません。位置を取らず終いに賭ける競馬をしていた3走前以前では健闘はすれど一歩足りない結果の連続でしたが、これはあくまで展開待ちで自力で差すことが出来ないからで、3走前以前に2度ある2着好走歴はいずれも前傾ラップだったことは偶然ではありません。近2走では位置を取る競馬をするようになって成績を上げましたが、それぞれ前後半47.8-48.2秒、同48.6-49.4秒の淀みない流れでしたので本質が変わったわけではなく、今でもペースが速くなって相応に上がりが掛かる競馬になることが好走への条件です。
その点でペースが落ち着きそうなメンバーはマイナスですし、10走前の24スレイプニルSでは2100m戦で早めに動いて失速し10着に負けていることから距離延長もマイナス。また、いずれも悪くない流れだった3走前と2走前では今回も同じレースに出走するジンセイとグーテンドラークに完敗を喫しており、能力的にも通用するか怪しい面がありますので、適性・能力両面でアピール出来ない以上は評価はどうしても低くなってしまいます。

エナハツホ:3-
6走前(24シリウスS)が0.7秒差6着健闘。直線最内から大外にまでカニ歩きで持ち出すロスが無ければ、あと一つか二つは着順が上がっていたかも知れない内容は上々で、続く24アルデバランSでも展開が向いたとは言え3着好走を果たしましたので、軽斤量であればOPでもそこそこやれると思わせました。ただ、その後は52㎏の斤量、展開が向いても結果が出ずトーンダウンでしたが、これらは調教時計が冴えなかったことからデキに問題があった可能性が。調教時計が良化していた前走(25名鉄杯)では前後半49.8-49.8秒の平均ペースで特に流れは向かず、55㎏の斤量ながらも直線ではまずまず目を惹く伸びを見せており、復調気配を感じさせました。今回はその前走よりも更に調教時計の精度を上げており、斤量は52㎏になりますから、これならば一発を期待しても良いと思えます。それでも展開は向きそうにないので厳しいとは思いますが、恐らく最低人気付近になって十分に旨味はありますから、想定以上にペースが上がることに期待するのもありでしょう。

タイセイドレフォン:2
以前よりも力を付けた印象はありますが、それでも決定的に速い脚に欠けるタイプ。後ろからの競馬ではもちろん、前で受けても上がりが速くなれば対応出来ませんので、とにかくペースが速くなって上がりが掛かる展開が好走への絶対条件。速い脚は持っていない代わりに高い持久力を持っていますので、各馬が消耗して直線へ向くような展開ならば強みを最大限に発揮出来ます。近走で馬券に絡めた2戦=24ベテルギウスSと25三宮Sはいずれも前後半差2.0秒以上のハイペースでしたので理想の流れでしたが、それでもOP特別とリステッドで3着までですし、25三宮Sについては2着ヴァンヤールに5馬身も離されており、理想の流れでも重賞では荷が重い印象。ましてや今回はペースは落ち着きそうですから尚のこと厳しく、芝スタートでは出脚が付かないので位置が取れ無さそうなこともマイナス。これでは流石に厳しいでしょう。

ブライアンセンス:2
調教内容がレース結果に直結しやすいタイプで、近走で言えば6走前(24名鉄杯)は明らかに終い精度を欠く調教を繰り返す調教内容、2走前(25平安S)は中7週で追い切り4本と明らかに急仕上げだったもの。これら2戦を除くとOP昇級後は6戦全て6着以内で、馬券に絡めなかった4戦の内で8走前(24東海S)は先行馬有利の流れを差す展開不利での4着、7走前(24マーチS)は逆に差し馬有利の流れを先行する展開不利での6着と、4戦中2戦は情状酌量の余地ありの敗戦ですから、実はかなり安定して走れています。ただ、馬券外に終わった残り2戦(24ラジオ日本賞、25エルムS)は特に言い訳なしの敗戦で、これらは8月と9月のレース。3勝C勝ち→24東海S善戦、25アルデバランS1着→25マーチS連勝、これらが冬場のレースと言うことからも冬馬の可能性があって、調教内容に加えて季節要因も結果に関係している可能性があります。
その点で涼しくなって来たとは言え9月のレースは嬉しくはないですし、何よりも調教内容がここ数戦の中で最も冴えないものでしたから、調教内容が結果に直結するタイプとしては深刻。その上で今回はハンデ戦でトップハンデを背負うことになりますから、マイナス要素多数の状況。これではかなり買いにくいですね。

ホウオウプロサンゲ:3-
母父モンズンは揉まれ弱い代名詞のような血で、本馬はその影響が強く摩擦が小さい競馬でしか良績を残せません。そういうタイプだけに成績の波は大きいのですが、逃げるか外番手が取れた競馬では堅実ではあって、ここまで理想の形を作れたレースでは9戦5好走です。ただ、好走したレースは未勝利戦が前後半差1.6秒のスロー4Fロンスパ戦、23アイビーSが4.4秒スローの3F戦、24若葉Sが2.3秒スローの3F戦、1勝C勝ちが0.9秒スローの4Fロンスパ戦、2勝C勝ちが3.7秒スローの5Fロンスパ戦、3勝C勝ちが4.3秒スローの4Fロンスパ戦と、全てペースにも展開にも恵まれたレース。2走前(25福島民報杯)は逃げ馬から3馬身離れた2番手も、前後半59.3-60.5秒の速いペースを追走したことで4角では早々に一杯に、前走(25チャレンジC)も終始2番手のショウナンマグマに無駄絡みされ続けたことで同58.4-59.6秒のハイペースになって直線で早めに一杯になったように、かなり展開に恵まれなければチャンスはないと考えて良いでしょう。今回はその「かなり展開に恵まれそう」なメンバー構成ですからチャンスはあって、人気を考えても押さえておく手はあるでしょう。ただ、血統面からも馬体からもダート適性はかなり微妙。

ホウオウルーレット:3-
まずは2走前時の解説文を転載します。
「確実に脚は使うけれども後方追走では一歩足りないのが本馬の特徴。ただ、岩田康Jが乗るとまるでレース振りに変化が起こるのが面白いところで、同騎手騎乗時の成績は【2-1-0-2】で5着以下無し。24スレイプニルSや25プロキオンSがそうですが、岩田康Jが乗るとなぜか位置を取る競馬が出来ますし、岩田康J自身が本馬のポテンシャルを信じているので、24カノープスSのようにテンに位置が取れない場合でも早めに動いて行く競馬をするのが特徴で、だからこそ彼が乗ると大崩れがありません。その中でも25プロキオンSは優秀で、確かにインベタ追走はしたものの、道中で前に入られて初手よりも位置を落としたことは前後半49.5-49.3秒の緩めの流れを考えると痛恨だったはず。それが3着ドゥラエレーデと0.2秒差にまで差し込んだのですから立派で、もう少し前傾ラップで展開が向いていれば圏内好走も十分にあり得たと思います。このように岩田康J騎乗時はパフォーマンスが上がりますので、ここも要警戒ですし、内に居るサンデーファンデーとオメガギネスが前に行き、トウセツとミッキーヌチバナが後ろから進める並びならば早々にラチ沿いを確保することも可能(岩田康Jなら間違いなくそれを狙うでしょう)。ならば25プロキオンSよりも一列前の位置でインをロスなく回って来る競馬が可能になりますし、当時よりもペースは上がるだろう展開想定を考えると圏内に差して来られる可能性はそれなりに高いはず。にも関わらず7人気程度でしかないのであれば、強めに狙ってみて面白いでしょう」
その2走前(25アンタレスS)は前後半47.9-50.5秒のハイペースですから絶好展開でしたが、それだけにあの結果は案外。ただ、残り600mから動いて行くタイミングでも行きっぷりが悪く「らしくない内容」で、正直なところ原因は不明ですが、体調等何かしら問題があったと思われます。一息入れた前走(25BSN賞)ではしっかり巻き返しましたし、このレースが前後半49.0-49.8秒と極端に速くないペース、逃げ馬が勝ち、2番手馬が3着に粘った展開を11番手から差した内容も上々で、やはり岩田康J騎乗時には注意が必要だと再認識させられました。今回も展開は向きそうにないですが、岩田康J継続騎乗ならばマークは必要ですし、1900m以上戦2戦2好走と距離が延びてペースが緩む方がレースがし易そうな面もあります。

タイトニット:3
以前はスタートで大きく出遅れ、砂被りを嫌がるという二つの大きな弱点を持っていた馬で、例えば5走前(25雅S)は残り600m地点で2馬身半だった先頭との差が、キックバックを浴びて勝負所から置かれ、残り400m地点では5馬身まで差が広がってしまったが故に差し届かなかったもの(そこから2馬身差まで再度詰めたように砂を被らなかった直線では脚を使っている)。また、大敗を喫した4走前(25北山S)も同様に勝負所からキックバックを浴びたことで置かれ、直線に入っても砂を被る位置に居続けたことで全く脚が使えずの敗戦。それ以前のレースも全て出遅れや砂被りが敗因になったレースばかりで、決して能力が足りなかったから負けて来たわけではありません。
ただ、スタート難については5走前から不安定ながらも改善し、以前のように立ち上がるように出て大きく遅れることは無くなっていますし、砂被りについても慣れて来たのか3走前(25甲南S)あたりから耐えられるようになっており、2,3走前ではペースが上がった勝負所で馬群内を追走しても置かれなくなっており改善。これらを克服したとなれば成績が上がるのは当然ですし、この一年で20kgも馬体重を増やしたように単純に成長して能力値を上げたこともあって近3走ではパフォーマンスアップ。2走前(25アンタレスS)は前後半47.9-50.5秒の前傾戦でペースが向いたとは言え重賞で2着好走。前走(25平安S)は逆に同49.9-48.1秒のスローラスト3F戦で展開が向かず、ラップが上がった勝負所では5頭分外回しの負荷が大きい立ち回りになりながらも2着とは0.1秒差に頑張りましたので、今ではG3なら能力上位と言って良いです。
それだけに重賞上位常連馬が少ない今回のメンバーならば当然上位の扱いになりますが、心配なのは前走同様にペースが落ち着く可能性があるメンバーであること。ただ、阪神ダ2000mならば前走よりもペースは上がるでしょうし、メンバー的にも前走のような極端はスローは無さそうですから、過度な心配は不要かも。元々がスタート難だった馬だけに最後入れで自由度の高い大外枠も歓迎で(克服したとは言え砂を被らないに越したことはないので、その点でも外枠は良い)、それなりにペースさえ流れてくれれば確実に上位争いになるでしょう。ただし、デキについては近2走の方が上ではあります。