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皆様、こんばんは。

6月3週は週中の「東京ダ―ビー」を含めて重賞3鞍。「東京ダ―ビー」はユニコーンSと羽田盃のレースのレベル判定が終わった数週前の段階で「ほぼただ貰い」と思っていましたので自信満々でしたし、「宝塚記念」についても馬場読み(天気読み)には苦労しましたが、それでもまあ獲れるだろうと自信満々でした。が、終わってみれば「東京ダ―ビー」は上位馬の能力比較こそ読み通りでしたが3着抜け、「宝塚記念」に至っては本命・対抗が馬券外に終わったのですからお話にならない結果で、改めて自分のポテンシャルの低さに情けなくなりました。外したレースでも多くは「まあこの展開(馬場)ならこうなるわな」と結果には納得が行くことがほとんどなのですが、「東京ダ―ビー」についてレース後にも全く理解が出来なくて軽くパニックになったほど。両レース共に展開や馬場云々ではなく、ただただ単純に能力査定を誤った結果ですから、本当に情けない限りで、皆様にはお詫びしかありません。

6月3週の敗戦をもって色々と変えていこうと決心しましたが、とりあえず「期待値レベル」判定は廃止、勝負レースについてもしばらくは停止しようと思います。
「期待値レベル」判定については、以前は行っていませんでしたが、競馬最強の法則WEBさんに予想を載せる(サイキョウの買い目)に当たって必須事項だったことから取り入れたシステム。ただ、最強さんが先々月にサーバーダウンして以降、復旧してからも「サイキョウの買い目」が再開する様子がありませんし、色々と誤解を生むシステムでもありますので、この機会に完全廃止とします。
勝負レースについては、結果を見ても勝負でもなんでもないわけで、これだけ精度が低いのであればやるべきではないと判断。こちらについてもしばらくは停止します。


 【2025 宝塚記念】 
15ロードデルレイ
9ヨーホーレイク
1ベラジオオペラ...2着
7ジャスティンパレス...3着
13アーバンシック
2ドゥレッツァ
16ショウナンラプンタ
17レガレイラ
6ボルドグフーシュ
5チャックネイト


パドック推奨馬→12メイショウタバル、15ロードデルレイ

期待値レベル:9
予想結果:不的中(3連複21点)
投資20,000円→回収 0円
宝塚
レースラップ
12.4-11.0-11.4-12.1-12.2-12.2-11.9-11.9-11.8-11.7-12.5(59.1-59.8)

戦前に予想された通りにメイショウタバルが外目枠からジワっとハナを取り切って先導しましたが、ポイントは道中で緩めることなく基礎スピードを生かした逃げにしたこと、それよりももっと重要だったのは通常緩む(緩める)はずの1~2角でも緩めずにペースを維持したこと。あそこで緩めれば一旦は馬群が凝縮しますので差し馬にもチャンスが生まれるのですが、緩めなかったことで純粋な基礎スピード戦に。もちろんこのペースに耐えられる先行馬が多くないので全頭が残せるわけではないですが、基礎スピードが高い先行馬にとっては自身も苦しいですが、追走する差し馬も苦しいわけで(差し馬は基本的に追走力が低いから差し馬なのであります)、その上でペースが緩まないので距離差も作れると。距離差と言うのは物理的に有利なこともありますが、心理的に有利でもあって、だからこそ基礎スピードが高い先行馬が1,2着を占め、それに耐えられなかった先行馬が脱落したところ(3着以下)に差し馬が流れ込んだわけです。
これがラップの奥深いところで、淀みないペースで消耗なのに先行馬と差し馬が混在した1~3着になったことはラップを理解していなければロジカルに説明することは不可能。まあそれを事後に説明出来たところで、事前の予想を当てないと意味ないんですけどね。

1着消メイショウタバルを無印にしたのは一言で1800mベストと考えていたから。予想本文でも書きましたが、24毎日杯は超絶パフォーマンスで、24神戸新聞杯も中京開催のものとしては2022年ジャスティンパレスに並ぶもので、2020年コントレイルよりも上。コントロールして逃げた場合の能力を評価していなかったわけではないのですが、24毎日杯>24神戸新聞杯の判定でしたから、2200mではパフォーマンスを落とすだろうと考えてしまいました。そしてもう一つ引っ掛かったのが25ドバイターフのレース振りで、このレースが日本式計測で前後半47.3-46.0秒ぐらいのスローラスト3F戦。馬場の内側を走っていたカメラ搭載車に気を取られたこともあってか比較的折り合いが付いた逃げでしたが、あのペースでは案の定キレ負けしたように、ペースを落とす逃げでは後ろにつかまってしまうだろうと。2200mの距離を考えても、極端ではなくてもある程度ペースは落として逃げるだろうと考えましたので、それでは残り目がないとも考えました。
ただ、そこは「武豊の2走目」。25ドバイターフでキレ勝負に持ち込むとノーチャンスだと考えたのは間違いなく、今回は本馬の良さを生かすペースでの逃げに持ち込みましたし、冒頭で書いたように1~2角でも無駄にペースを落とさなかったことは流石。結果、本馬の良さを生かし切る完璧なペースで逃げ切ることになりましたし、距離も全く問題なかったです。時計は2分11秒1と想定されたよりもかなり速かったですから、馬場の恩恵もそれほどなかったと思います(元々のクッション値が低いことは味方になったとは思いますが)。3馬身差は文句なしの完勝。出し切れた際の能力が高いとは理解していましたが、1800mならこれぐらいはやれる可能性はあると思っていても、2200mでこれだけやれるとは完全に想定外。全くの見込み違いで自分の無能さを晒してしまいました。
それにしても、ショウナンラプンタ@25天皇賞春の騎乗もそうでしたが、テン乗りで特徴を見切って2走目で最適解を導き出す武豊Jは本当に凄いですし、G1の舞台であのような勇気のいるラップを踏んでしまう胆力も流石としか言いようがなく、これがレジェンドと言われる所以。通王・地方通算4,500勝以上を挙げて来た実績を「馬質が良かったから云々」と認めない救いようないアホが多くいますが、そもそも馬質を上げられたのは実績を挙げたからで、馬質が良いからと言っても優れた競馬IQと騎乗技術が無ければ宝の持ち腐れになるだけ。改めて武豊は凄い、そう感じたレースでもありました。

2着▲ベラジオオペラは古い例ですが23スプリングSで基礎スピード戦の実績はありましたので、このペースでも戦えることは十分想定内。ただ、これまでも2000m超戦では甘さを見せて来たタイプですし、特にこのペースではより距離適性がはっきり出てしまいますので、一言で距離がやや長かったことが敗因になりました。また、メイショウタバルが強すぎたこともあったでしょう。それでもこのペースを先行し、3角手前ではヨーホーレイクが上がって行ったことに合わせて早めに脚を使う場面もあった中で2着に残したことは立派で、十分に強い競馬はしていると思います。また、週中の共同会見の中で横山和Jが若干夏負けが出ている感じを匂わせていましたが、レース後にも同様の話をしていますので、そういう背景もあったならば尚のこと評価出来ますね。
秋は国内に専念するなら天皇賞秋→有馬記念のローテになるのでしょうが、天皇賞秋は大箱コースが、有馬記念は距離が問題になりますので、あまり先行きは明るくないと思います。ならば香港カップを最大目標にした方が良いと思いますけどね。コーナー4回の2000m戦、シャティンの馬場もこなせそうですし、悪くない舞台のはず。

3着☆ジャスティンパレスは予想本文で書いたように、2024年からの7戦は全て明確な敗因が存在し、1レースもまともに能力を発揮出来る場面がありませんでした。今回も内回り戦という点ではベスト条件ではありませんでしたが、それでも中山に比べれば加速しやすいのが阪神の3~4角ですし、久々にコース中心の調整が出来て、ブリンカー着用の起爆剤もあって変われる要素は多数ありました。ただ、あくまで理想は良馬場なので4番手に留めましたが、予想以上に馬場が回復したことは何よりで、だからこその3着好走だったと思います。
2022年の能力は維持していないとは思いますが、それでもまだまだG1で戦える能力はずっと証明しています(だからこそ本命にした天皇賞春の超絶糞騎乗は今でも腹立たしい)。従って秋も、と思いたいところですが、天皇賞秋とジャパンCは大箱コースなのでペースが心配になりますし(キレ勝負は苦手)、有馬記念は鬼門の中山ですから、何とも言えないところ。現実的にはある程度ペースが締まる想定でのジャパンCが最もチャンスになるでしょう。

4着△ショウナンラプンタはG1レベルでは差しに構えてどうにかなるだけの爆発力は持っていませんから、前走のように早め先頭から押し切る競馬が理想でしょう。ただ、今回は道中緩みがなく上がっていける場面が無かったですし、3~4角で頑張って上がって行きましたが、7番手にまで上げるのが精一杯。上がりが掛かる決着になったことで4着には差せましたが、やはりこの馬の末脚ではここまでが精一杯です。理想は位置を取る競馬をすることですがテンのスピード的に厳しいとなると、現実的にはもっと緩急の大きい流れで早めに上がって行く25天皇賞春のような競馬をするしかないでしょう。ただ、そういう競馬を騎乗した全員がやる(出来る)とも思えず、鞍上次第と言うところは厄介ですね。今後の扱いにはかなり苦労しそう。

5着▽チャックネイトは直線半ばでは3着あるか、と思えたほど。最後は我慢し切れませんでしたが健闘の5着でした。これはあくまで邪推なので予想本文では書きませんでしたが、実はチャックネイトはめちゃくちゃ状態が良くて鞍上を強化すればワンチャンあるぞ、と考えたのかも。ダノンベルーガが追い切り後に回避→鮫島駿を下ろして強引に空いたレーンに変更の流れはそういう背景だったのでは?とも思ったのですが、まあないか・・・人気以上に頑張れたのは、下が緩い馬場が良かったこと、展開が向いたこと、インベタ追走で回って来られたこと、このレースには必須の疲労の蓄積が少なかったこと、これらでしょう。今後も基本的には緩い馬場のスタミナ戦で狙いたいです。

6着消ソールオリエンスは五分のスタートを切ったものの、道中は最後方。向正面では馬群最後尾から5馬身も離れた位置を追走しましたが、これは「進んでいかなかった」と松山Jがレース後にコメントしています。ただかなり離れた位置を追走したのは「急かすと良くない」からですが、結果的に後ろ過ぎた感は否めません。ただ、脚を溜め込んだ割には終いの伸び脚もイマイチで、これはコーナーから加速させられない弱みでしょう。基本はコーナー性能が問われにくく直線が長い大箱コースがベストですし、内回り戦ならば下りの惰性で加速が出来る京都向きです。

7着消リビアングラスは展開を考えれば頑張ったと言えるのですが、そもそもが持久力型でこの日のようなペースは歓迎のクチ。それを考えればベラジオオペラに0.5秒差を付けられた結果はそのまま力差だと言えて、やはりG1では能力が足りない現状と評価するしかありません。

8着◎ロードデルレイは気が勝ったタイプだけに落ち着き払っていたパドックは「良いな」と感じました。ただ、退避所に移動しても、スタート直前の輪乗りの段階でもテンションは同じままで、「あれ、これおかしいかも」と感じました。そしてレースは後方のまま最後にちょろっと脚を使っただけで終わりましたので、結果的には「落ち着いていた」のではなく「元気がなかった」と言うことだったのでしょう。元々暑さには強くないタイプで、それは予想段階でしっかり頭にもありましたが、曇り予報の最高気温29度ならば大丈夫だろうと判断しましたが・・・25日経新春杯で完勝したショウナンラプンタが4着に走っていることからも能力を出せていないことは明らかですから、この結果は参考外で良いです。

9着△ドゥレッツァはあのキレイで柔らかい馬体やベタ爪であること、英インターナショナルSでかなりパフォーマンスを落としたことからも理想はパンパンの良馬場。能力は認めつつも馬場が合わないだろうと評価を落としましたが「折り合いは問題なかったですが、もともと下にのめって走りやすい馬。こなせないことはないけど、今日の馬場は厳しかったようで、3角から内にモタれて、余裕がなくなってしまいました」のレース後コメントからも、やはりこの馬場は厳しかったようです。もっと評価を落とすべきでしたね。ただ敗因は明確ですから参考外でOK。はっきりいって23菊花賞以降は100%のパフォーマンスを出せたことはなく(好走した24ジャパンCも25ドバイSCも苦手な瞬発戦と言う点で出し切ったとは思わない)、馬柱以上にポテンシャルは高いですから、秋の天皇賞秋やジャパンCで久々にG1を勝てる可能性はそこそこあると思っています。

10着△ボルドグフーシュは長く脚が使えるタイプですから早めにエンジンを吹かして上がって行きたいタイプ。内田Jはそれを理解して早めに踏んでいったのですが、思ったように進んでいかずに流れ込むだけの結果でした。勝負所からのラップは11秒後半なので十分に対応出来たはずですが、それでも思うように上がって行けなかったのはデキの問題だったかも知れません(追い切りは下から2番目の2点評価)。

11着△レガレイラは順調な乗り込みが行われて動きも上々だった追い切りがかなり良くて最高評価としましたが、パドックで見た馬体は10㎏増の馬体重通りに皮一枚厚く、それはパドック分析でも書いた通りです。レースは4角までは悪くなかったものの、そこからは伸び切れず。これがデキの問題なのか、馬場の問題なのか、季節要因なのかは判定が難しいところ。ただ、予想本文でも書いたように今回はあらゆる条件が前走から悪化していましたので、さもありなんとも。24有馬記念がかなり上手く行った結果であることは確かですから、過大評価しすぎないことは重要です。

14着△アーバンシックはスタミナが生きる競馬でこそ輝けるタイプで、そういう意味では追走ペースが速いことはプラスですが、同時にスピードを要求され過ぎるのは嬉しくないと書いた通り。今日は忙しすぎた感がありますが、それにしても負け過ぎたのは馬場やデキに問題があったからでしょう。共同会見のルメ―ルJは機嫌が悪くお通夜のような雰囲気でしたが、中間の段階でしっくり来ていなかったのかも知れません。

15着消ローシャムパークは相変わらずテンションが高かったです。レースでは思ったよりも折り合いは付けられていましたが力みは強かったですね。それでも負け過ぎですが、これはまず調教過程がきな臭すぎたことが関係していると思われ、一言で急仕上げ。また下が緩い馬場が得意ではないのだろう点も戦前に書いた通りで、急遽の乗り替わりも含めてこの日は走れる日ではなかったということです。

16着消ジューンテイクは絶望的と思えるほどに肉が落ちた前走からは持ち直していました。今日は展開も厳しく大敗を喫しましたが、元値は高い馬ですからG2、G3レベルなら十分に通用。休養明け後の成績で過小評価されること必至ですが、どこかで穴を開けるだろうと思っています。

17着○ヨーホーレイクは検量室前に走って帰って来られなかったという話ですから、一言で疲労が敗因でしょう。確かに展開は厳しかったですし、3角手前で動く無茶な騎乗でもありましたが、それにしても負け過ぎなのは確か。途中で2年以上の休みがあったとは言え、疲労の蓄積がポイントになる宝塚記念で7歳馬にはG1好走後の臨戦が厳しかったと言うしかなく、そこを重視出来なかった私の責任です。


 【2025 函館SS】 
2カルチャーデイ
7ナムラクレア
14レイベリング
4カピリナ...1着
11ペアポルックス
6ウイングレイテスト
1ジューンブレア...2着
15モリノドリーム
5ドンアミティエ...3着


パドック推奨馬→4カピリナ、11ペアポルックス

期待値レベル:8
予想結果:不的中(3連複24点)
投資11,000円→回収 0円
函館
レースラップ
11.6-10.1-10.8-11.1-11.3-11.7(32.5-34.1)

今年は高速決着になるの読みはその通りでしたが、1分6秒6のレコードが出るとは・・・まあそれはさておき、高速決着の函館SSは差し馬にはノーチャンスですから、差して負けた組は見直しが利きます。逆に先行して好走した面々の過大評価は禁物で。


 【2025 東京ダ―ビー】 
8ナチュラルライズ...1着
16クレーキング...2着
3ナイトオブファイア
14カナルビーグル


パドック推奨馬→8ナチュラルライズ、3ナイトオブファイア

期待値レベル:9
予想結果:不的中(3連単3点)
投資20,000円→回収 0円
東京ダ―ビー
レースラップ
12.4-11.5-12.3-13.2-13.3-12.1-11.9-12.5-11.9-12.7(62.7-61.1)

「ナチュラルライズが0.5秒以上差を付け勝つ」とまで書いた中央馬の序列は完璧でしたが、シーソーゲームが・・・レース後に改めて能力査定をし直しつつ追い切りも再確認しましたが、やはりレース前の段階で彼を買えるだけの根拠は見付けられませんでした。恐らく外からは分からない要因が強く働いたレースだと思うので、こういったレースは考えすぎてもどうにもならないの諦める方が賢明なのですが、それにしても悔しく・・・