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皆様、こんにちは。
昨日帰って来ましたのでかなり遅くなってしまいましたが、このタイミングで6月1週の振り返りを行います。
尚、流石に時間がなさすぎますので、ダ―ビー以外の回顧は軽くも行いません。ご了承ください。
ひとまず大きかったのは背水の陣で臨んだダ―ビーをド本線で獲れたことでしたね。昨年の有馬記念もそうでしたが、皆さんが獲りたいと思うレースを当てられたことは本当に良かったと思います。クロワデュノールに関しては皐月賞が終わった段階で相当強力な別路線馬が出てこない限りはダ―ビーを勝てると思っていましたので初志貫徹。月額会員様と当日のnoteご購読者様向けに書いた「近年のダ―ビー傾向」もばっちり嵌まることになりましたし、ペースパターンも概ね想定通り。色々と思い通りに行ったレースでした(来年以降もあの考え方は使って下さいね)。
ただ個人的に120%喜べなかったのは「クロワデュノール、ショウヘイの2頭軸」に出来なかったことですね。高確率でこの2頭軸で行けるレースだとは思っていたのですが、やはりどうしても気になったが前日の雨。ショウヘイはパンパンの良馬場が理想だけに、ここがどうしても引っ掛かかり、保険的意味合いでジョバンニとの絡みの買い目も入れることになりました。「何より的中を優先した予想にしました」と書いたのはそういう背景があったからですが、皆さんが獲りたいと願うダ―ビーだけに、あの選択は仕方なかったと言い聞かせています。
【2025 日本ダ―ビー】
◎13クロワデュノール...1着
○2ショウヘイ...3着
▲9ジョバンニ
☆17マスカレードボール...2着
△7ミュージアムマイル
△18サトノシャイニング
△6ファンダム
△10トッピボーン
パドック推奨馬→17マスカレードボール
期待値レベル:9
予想結果:的中(3連単28点)
投資20,000円→回収101,520円

レースラップ
12.6-11.4-11.7-12.1-12.2-12.1-12.1-12.5-12.2-11.8-11.3-11.7(60.0-59.5)
逃げ馬不在のメンバー構成。後ろで折り合いに専念すると考えていたサトノシャイニングが主張してハナへ。「極端な競馬になる」と武豊Jはコメントしていて、これが前なのか後ろなのか気になっていましたが、結果的に前を選択することになりました。ただ1~2角では恐らく最序盤からハナを切りたいと思っていたはずのホウオウアートマンが強引にでもハナを取り切り、ここで隊列は落ち着くことに。2角過ぎにはファウストラーゼンが捲って行くと思われましたが動きはなく、前半1000mは60.0秒と緩めの平均ペースで進行。ホウオウアートマンはその後も緩めずに逃げましたが、2番手武豊Jはここで息を入れてペースダウン。6F目以降におけるレースラップは12.1-12.1-12.5-12.2-11.8-11.3-11.7秒ですが、2番手馬基準の実質的なラップは12.7-12.4-12.4-11.6-11.4-11.2-11.7秒ですから、中盤ではそこそこ息が入っての4Fロンスパ戦。前半が極端なスローペースではなかったことから、25皐月賞よりもスタミナとスピード双方をバランス良く問われるレースだったと評価出来ます。また後半に関してはトップスピードのレベルよりもトップスピードの持続力が問われることに。ざっくり言ってしまえば「総合力の高さ」が問われたと言うことで、こういうレースでフロックは起こりえないものですから、基本的には総合力が高い順に入線したと考えて良いでしょう。
1着◎クロワデュノールは秀逸だったデビュー戦次点でスタミナとスピード両面の総合力の高さを証明していただけに、スピードに寄り過ぎることも、スタミナに寄り過ぎることも無かったこの日の展開はお誂え向きだったと言えるでしょう。
25皐月賞は100%のデキではなかった上に、不利を受けた煽りで動き出しが早い5Fロンスパ戦ながら早々に進出せざるを得なかった展開が堪えた敗戦。並の馬であればもっと失速していた中、2着に踏ん張ったことは力の証明でしたし、当時よりも明らかに状態が上(追い切り評価も最上位の4点)であれば皐月賞組には負けようがなかったレースでした。
この日もいつも通りに好位で折り合ってレースを進めましたが、スッと位置が取れるポジション性能の高さと操縦性の高さは大きな強み。残り1000m標を切ったところから軽くサトノシャイニングにプレッシャーを掛けて動くことを促していましたが、あの強気の立ち回りはこれまでのレースと変わらぬもので、かなりロンスパ性能を信頼しているのでしょうね。巷では「やや動くのが早いかな」的な感想を述べる方が散見されましたが、いやいやこれまでのレースを見ましょうよ、と。変に溜めた方がキレ負けする恐れがありますし、この世代で本馬のロンスパ性能を上回って来られる馬など(少なくとも現時点では)存在しないわけですから、あれが大正解の立ち回り。25皐月賞で断然人気を裏切った背景があって、ダ―ビーと言う大舞台で強烈なプレッシャーがあった中でもあの騎乗が出来る北村友一Jを褒めるべきレースで、仕掛けが早かったの感想はお門違いですし失礼です。
2着△マスカレードボールは唯一のパドック推奨馬としたように気配の良さは際立っていました。最大のポイントと思われたのは、17番枠だけに最序盤の立ち回りでしたが、ファイアンクランツにやや前をカットされたことで位置をやや落としたのは理想的ではなかったかも知れません。結果、3列目あたりの3頭分外を追走することになりましたが、クロワデュノールを前に見つつ、彼がスパートするのに合わせて自由に動けるポジションと言う点では悪くない位置だったと思います。その通りにクロワデュノールに合わせるように動いて行きましたが、決定的な差になったのはコーナー加速の拙さ。「左回りに替わってスムーズに競馬が出来る」と大多数が発信していましたが、何を根拠にそう発言出来たのか意味不明(大箱替わりが良いことは良く理解出来ますが)。左回りでも外にモタれてスムーズに加速出来ないことぐらいレースを見ていれば分かることで、やはりこの日も外に張ってしまってスムーズに加速出来なかったことが最後の差に繋がっています。それでも上位4頭の中では一番後ろから外を回しつつクロワデュノールと3/4馬身差、3着ショウヘイには1馬身半差を付けるのですから立派で、やはりポテンシャルはかなり高いですね。やや懸念した距離についても、結果的には問題なかったです。ただ、菊花賞は流石に適正外と思えるだけに、秋は古馬中距離路線が良いと思えるのですが・・・
3着○ショウヘイは25京都新聞杯が近年では最高レベルで、25オークスで3着好走タガノアビーの25矢車賞も上回るハイレベルラップ。25きさらぎ賞→25京都新聞杯で大きく馬が変わって、フットワークも大きく変わったことは予想本文で詳しく書いた通りで、ここに来ての上昇度は一番でした。その上で、レース12日後にあの追い切りが出来た上に、最終追い切りも含めて動きは秀逸。更には長距離輸送を挟んでも馬体を増やして来ましたので、馬体重が発表された段階で恐らく大丈夫だろうと確信に近い思いはありました。ただ、惜しむらくは戦前に懸念した馬場で、良馬場に回復はしましたが水分含水率は高い状態。「こういう緩い馬場はあまり良くなくて、特に3~4角と直線ではバランスが良くなかったです」のレース後コメント通りに、4角からの反応に「らしさ」が感じられませんでした。それでもサトノシャイニングを掴まえたのは能力と底力で立派。パンパンの良馬場であれば菊花賞では上位2頭との差は詰められます。
4着△サトノシャイニングはキレる脚を持っていないだけに、立ち回りが難しい大外枠から抑え込んで脚を溜め込む競馬をすればノーチャンスだと考えていました。その怖さがあっただけに重い印は打てませんでしたが、25皐月賞ではクロワデュノールに次ぐ強い競馬をしつつ、追い切りも良かっただけに枠が枠ならばもっと重い印を打っていたでしょう。
結果的に主張して前で立ち回る選択をしたことは大正解でしたが、1~2角でホウオウアートマンに強引に行かれて擦られ、そこでやや折り合いを欠いたことは痛かったですし、途中から実質的にハナを切っている形になったため、クロワデュノールにプレッシャーを掛けられて早めに動かざるを得なかったことも痛かったです。これらは大外枠であるが故に戦法の選択肢が限られてしまったことが原因で、やはり枠が大きな敗因になった印象です。それを思えば4着は頑張った結果で秋も期待出来ますが、本馬の場合は未だ揉まれる競馬を経験していないことが大きなネックに。気性的に揉まれると自滅する可能性は考えられますので、秋はこの点に注意して取捨を考えるべきです。
5着消エリキングはゲート内で頭を下げたタイミングでゲートが開いてやや出遅れ。上位4頭が前で競馬を進められる強い馬ですから、あの位置になってしまった時点で厳しかったですが、それでもレース上がりを1.4秒上回る上がり最速で5着にまで差して来たことは立派で力は示しました。距離が延びて良いタイプだけに、これは菊花賞が楽しみです。
6着△ミュージアムマイルは25皐月賞が展開が向いての結果で、上位馬の中では比較的スムーズに競馬を進められた面も。従って、あの0.3~0.4秒差は絶対的なものではないですし、逆転を許す可能性は十分あると言うのが基本的な考え方。その上で25弥生賞の負け方が嫌で、馬場以外に距離不安も感じるもので評価を落としました。結果、残り300mあたりまではマスカレードボールに並びそうな脚を見せたものの、そこから失速して残り250mでは苦しくなって左手前に。あれを見ると距離の影響は否定出来ず、この日は条件が向かなかった感が強いですね。言い換えれば敗因は明確ですから、適距離(1600~2000m)での巻き返しに期待。
7着消エムズは別路線組ではショウヘイに次ぐ2番目の入線。やはり25京都新聞杯はハイレベルだったことを証明してくれましたが、ペースアップした残り800mから手応えが渋く、バテはしないものの追って追って何とか付いて行った内容はスピード不足を感じさせるもの。これに関しては完成度の違いかなと感じます。1勝Cが大変優秀で、24京都新聞杯も同様。間違いなくハイレベルな能力を持っていますので、成長すれば菊花賞で穴馬になり得る馬です。
8着▲ジョバンニは心配した左回りは問題なかったです。ただ、道中の力みがかなり強かったですし、松山J曰く「最後は体が浮いてくる感じで反応の鈍いところがありました」とコメント。これは1週前のコース追い調教後にも同様のコメントを残していて、もしかすると状態面に問題があった可能性があります。もしかすると基礎体力がなく、二番が利かないタイプかも知れません。最終追い切りの動きは良く見えたほどだっただけに、これは見抜けずに重い印を打ってしまった私が悪いです。どう見ても距離は延びて良い体をしているので、秋の巻き返しに期待したいです。
13着△トッピボーンはあれだけ折り合いが付いてしまっているのが不自然でしかないですよね。これはかなり疲労があったと思われますので、この日の結果はノーカウントで良いと思います。1勝C勝ちが古馬OP級の時計・ラップでポテンシャルの高さに疑いようはなく、世間が考えている以上に強い馬ですから、立て直しての活躍に期待しましょう。ただ、かなり折り合いに難しい面があるので、その点は注意したいです。
14着△ファンダムは4角出口でもう手応えが怪しかったですから、結果的には距離でしょうね。その上であれだけ道中で力んでしまうと厳しいです。1800m前後の適距離での巻き返しに期待。
【2025 目黒記念】
◎18ニシノレヴナント
○2マテンロウレオ
▲10アドマイヤテラ...1着
☆8スティンガーグラス
△14シルブロン
△1サンライズソレイユ
△9ホーエリート...2着
△3ヴェルミセル
△7マイネルカンパーナ
△13マキシ
パドック推奨馬→10アドマイヤテラ
期待値レベル:8
予想結果:不的中(3連複29点)
投資10,500円→回収 0円

レースラップ
7.5-11.8-12.1-13.0-13.3-12.5-12.2-12.2-11.9-11.6-11.4-11.5-11.9(63.9-58.3)
【2025 葵S】
◎11カンシン
○14ポッドベイダー
▲12レイピア...3着
☆13ムイ
△16ドラゴンウェルズ
△2ウイントワイライト
△10サウスバンク
△5ワース
△3ニタモノドウシ
▽15クラスペディア...2着
パドック推奨馬→5ワース、12レイピア
期待値レベル:8
予想結果:不的中(3連複26点)
投資10,800円→回収 0円

レースラップ
12.0-10.6-10.9-10.9-11.5-12.4(33.5-34.8)
明日は「安田記念」を分析します。