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皆様、こんばんは。
5月3週の振り返りです。
急遽勝負レースとした「ヴィクトリアマイル」ですが、兎にも角にもご期待を裏切ってしまったことをお詫びしなくてはいけません。本当に申し訳ございませんでした。もう私が無能だったと言うしかないですし、異論はありません。
詳細は後述する通りですが、実質ラップはスロー。上位2頭があれだけ我慢していたので2番手以下も結構流れたのかと思っていましたが、そうではなかったです。つまりペース読みを誤った結果。各馬のキャラクターを重視することがベースの予想だけに、どんな時でも展開が命でありますから、展開想定が違えば予想も外れるのは運命なのですが、ブレてもある程度の範疇に収まりやすい中距離戦とは違い、マイル以下ではブレが大きくなりがちですから難しいですね。2番手以下はアリスヴェリテからそれなりに離れることは想定出来たのですが、揉まれたくないサフィラが内枠で外を突っ張ると考えただけに、2番手以下もそう遅くはならないだろうと。ただ、その肝心のキーホースであるサフィラがテンにあそこまで行けないとは・・・展開読みを誤って外した言うより、サフィラのテンの遅さを読めずに外したと言う方が適切ですが、それはそれでサフィラのテンのスピードについて真剣に考えなかった私が甘いわけで(これについては甘すぎました)。結局のところ自分が悪いですし準備不足だったわけです。このパターンの外し方は最悪で、それに皆さんを付き合わせてしまったことに吐きそうになるわけですが、次に活かすしかないわけで。今週は以前から勝負レースにすると決めていたオークスですから、もう一回だけチャンスが欲しいです。
【2025 ヴィクトリアマイル】
◎17アスコリピチェーノ...1着
○4サフィラ
▲10ボンドガール
☆2ステレンボッシュ
△18アリスヴェリテ
△5ラヴェル
△9アドマイヤマツリ
△7ワイドラトゥール
▽16クイーンズウォーク...2着
パドック推奨馬→17アスコリピチェーノ、11シングザットソング、5ラヴェル
期待値レベル:9
予想結果:不的中(3連複22点)
投資20,000円→回収 0円

レースラップ
12.2-10.6-11.1-11.5-11.4-11.3-11.9-12.1(45.4-46.7)
前後半45.7-46.7秒のレースラップですが、これは後続を離して逃げつつ、ゴール前8完歩まで先頭だったアリスヴェリテ自身のラップと言って良いですから実態を表したものではありません。2番手を追走したアドマイヤマツリを基準に考えると、実質的な構成は前半3F34.6秒-中盤2F23.0秒-後半3F34.5秒ですから、前半3Fだけやや遅めで、後半5Fは11.5-11.5-11.2-11.6-11.7秒ぐらい。つま中盤はそこそこタイト且つ動き出しも早めで、最後はやや消耗した感じ。恐らく世間的には「ルメールと川田は良くが関したな、流石の好騎乗!」となるのでしょうが、いやいや結構綱渡りでしたよ、と。実質的にペースを握ったアドマイヤマツリ=田辺Jが強気の立ち回りをしたことで最後は消耗しましたが、あれがもう少し中盤を緩めるor仕掛けを遅らせることになっていれば前が残していた可能性は十分に考えられ、差し損ねていた未来もあったわけです。その場合は仕掛け遅れで糾弾されていたでしょうから紙一重。少なくとも、この結果であっても好騎乗とは言えないですし、これを好騎乗と評する人間は字面の結果しか見ていない層でしょう。この日最も良い乗り方をしたのは間違いなくアリスヴェリテ=池添Jです。
1着◎アスコリピチェーノは追い切り分析で書いたように、調教過程からギリギリ間に合った感があり、90~95点ぐらいの臨戦過程。あと1週あれば100点に持って行けたでしょうが、パドックで見た馬体は張りがあって上々。メンバー中最上位評価でした。ただ、レースでは思った以上に行きっぷりが悪く、あれは控えたと言うよりも「あの位置になってしまった」の表現が正しいでしょう。道中はあの位置でも促しつつの追走で、直線ではコロコロ手前を換えたのでなかなか外に誘導出来ませんでしたし、思うよに加速も出来ず。あのあたりはまだ100%の状態ではなかったからでしょうし、良馬場表記でも水分を多めに含んでいたであろう馬場も影響したと思います(パンパンの良馬場向き)。それでも届いたのは前述通りに2番手以下が早めの仕掛けでやや消耗気味のラップになったからですが、当然能力の高さが無ければ出来ない芸当だったのは言うまでもなし。展開が向いたとは言え、その他の条件・状況を考えると強い競馬をしたことに間違いはなく、やはりここでは能力が一枚上でした。
次は安田記念になると思いますが、常識的に考えれば状態は上がるでしょうし、良馬場で走れれば更に良し。どちらかと言えば基礎スピードが問われた方が良いだけに、安田記念らしい流れも本馬に合うはずです。問題は中2週だけですが、中3週のNHKマイルCで致命的な不利がありながら2着に走れているだけにナーバスになることもなく、最有力候補の一頭になると考えます。
2着▽クイーンズウォークは恐らくアスコリピチェーノよりは前で競馬を進めたい思惑があったはずで、序盤に軽く出して行って中団を取ったのは予定通りだったと思います。ただ、2番手以下のあのペースでも速かったのかジリジリと位置を下げ、4角ではアスコリピチェーノと1馬身少々の差。終いの瞬発力差を考えると2馬身以上の差は欲しかったはずで、これは誤算だったと思いますし、マイル適性の差とも言えます(思うように追走出来ない、と言う意味で)。それでもマイルで予想以上に走ったのが正直な感想で、やはり右回りの結果はかなり割り引く必要があるのでしょう。同時に良馬場発表以上に水分が残り1分32秒台の決着になったことは確実にプラスになったはずで、31秒台決着のマイル戦でも同じように走れるかと言うと少々疑問ではあります。
3着消シランケドは惜しかった。少し運があれば勝っていたのはこの馬だったでしょう。「あまりうまく乗れませんでした。それに、あまり馬込みも良くないですね。スタートは出たんですが、この距離でもあり、あの位置から。馬場が重いですし、向正面でポジションを取るのに脚を使いたくなかったんです。その分、脚はあったんですが、前にいた上位の馬が外に出しましたし、GⅠであれ以上外に出しては届かないと思って馬込みを突きました。ただ、前の馬たちがフラフラしていてスムーズではなかったです」このデムーロJのコメント通りに、あの状況では馬群を突くしかなく、その中で馬場の悪くないところを通せたことは良かったと思います。ただ、馬場が悪くないところであるが故に渋滞するのは運命で、残り300mからの約1Fの間、進路が定まらずに全開スパート出来なかったのが痛恨でした。スペースが出来てからの伸びは目立っただけに、せめてあと30mでも早く進路が開いていれば・・・
大出遅れがありながら1400mの未勝利戦でユハンヌス相手に完勝したことは当然頭にあって、あれが本質とすればマイルの速い流れもクリア出来て良いかも、とは考えていました。結果的にはそれでもハイペースのマイルは厳しいと判断してしまったことが大間違いでしたが、実質緩めのペースで流れたことがプラスになったことは間違いないでしょう。それでも予想以上のパフォーマンスで、馬体の造りからも実はこの辺りの距離がベストなのではないか?と思い始めました。
4着消アルジーヌは無印で4着に走られてしまったわけですが、絶妙に展開が嵌まったのも事実。実質ラップから考えると位置的にはそれほど厳しくなかったですし、その上でキレる脚は無いだけに早めにペースが上がって消耗戦気味になったのは本馬向き。また、良馬場表記以上に水分が残って1分32秒台の決着になったことも幸いしました。ゴール前で川田Jの斜行で馬体をぶつけられた不利は痛恨ではありましたが、あれでクイーンズウォーク自身も減速しており、馬体をぶつけられる前の脚色から、あれがなくても交わされてはいたでしょう。予想以上に善戦はしましたが、この結果をしても戦前の評価に変化はないです。
5着△アリスヴェリテは外枠の利を生かして急かさずにジワっとハナを切った最序盤の対応がまずは100点。あれで力むことは無くなりましたし、その上で徐々にペースアップして中盤も緩めず、自身の持久力を生かしながらも後続の追走脚を削ぐと言うペースメイクも本馬の良さを完璧に生かしたもので100点。あれで捕まるかどうかは絶対的な能力、距離適性に依るものですから、乗っている騎手からすればどうしようもないこと。従って結果として5着に負けてしまったことは仕方のないことで、この馬の能力や特徴は100%出し切る素晴らしい騎乗だったと思います。はっきり言って池添Jのペースメイクについては全く信用していませんが、一皮むけたか?と思えるほどの素晴らしさでしたね。
7着△アドマイヤマツリについては、せめて4F目まではアリスヴェリテに付いて行かなければ馬券内もあったのでは?とすら思います。とにかく仕掛けが早すぎた感で、府中で実質5Fロンスパ戦では最後に苦しくなりますね。離れた2番手と言うのは絶好のチャンスで、立ち回りひとつで何とでもなるのですが・・・
8着☆ステレンボッシュは前走とは雲泥の差と言える追い切りを披露。純粋なマイル適性に疑問符はついたものの、本来の能力が出せる状態ならば当然チャンスだろうと4番手に評価しました。実質的に緩めのペースだったことは本馬にとって幸いで、道中位置も悪くないもの。あとは直線で脚を使うだけでしたが伸び切れず。確かに馬場が良くないところを通しましたが、それでも直線半ばまではそこまで悪くない位置ではあって、あれで一列外のシンリョクカにすら伸び負けたのは大問題。ちょっとこれは深刻かも知れません。
13着○サフィラは揉まれた時点で終了。松山Jが思った以上に出して行かなかったことも残念でした。あれだけ最序盤に外にこだわった前走は何だったのか・・・(パトロールを見れば、絶対に内には入らないという意思が良くわかります)。
16着▲ボンドガールは予想本文で書いたように、位置を取る競馬を考えていたと思います。それだけに一歩目で躓いてしまったことは痛恨で、あれでプランは丸潰れ。Bプランに切り替えて最後方追走も、あれだけ掛かってしまうと・・・直線で全く伸びない最内に突っ込んだことも頭を抱えてしまいましたが、それよりもスタートから道中の運びが全てでした。それにしてもあんなに掛かるとは想定外。確かに折り合い不安はある馬ですが、そこまでペースは遅くないですからね。これはちょっと分かりませんが、恐らくこれで武豊Jはクビになってしまいます(戦前から乗り替わりを囁かれていた)。外国人騎手に乗り替わることで一変しそうな感じはありますので、今後に期待。
【2025 新潟大賞典】
◎13グランドカリナン
○5ハピ...3着
▲7オールナット
☆10マテンロウオリオン
△3ディマイザキッド
△14サブマリーナ...2着
△16フライライクバード
△2パラレルビジョン
△4ショウナンアデイブ
△11サイルーン
▽12レガーロデルシエロ
パドック推奨馬→3ディマイザキッド
期待値レベル:8
予想結果:不的中(3連複61点)
投資10,800円→回収 0円

レースラップ
12.9-11.5-12.0-12.4-12.5-12.7-11.9-11.1-11.4-12.1(61.3-59.2)
このレースについては振り返るのも嫌ですね。24大阪-ハンブルクCが終わった時から「次に芝に出て来たら絶対に狙う」と決めていたハピが遂に登場。予想通りに舐められたオッズで狙う気満々でしたが、結果として◎グランドカリナンと○ハピ双方から流したので意味としてはダブル本命の形ではありましたが、日和って自信を持って本命に出来なかった自分に嫌気が差します。どっちにしてもシリウスコルトを全く評価していなかったので外してはいたのですが、なんかそういう問題ではないんですよね。こういう所に今の自分の「ブレ」が出ていて、軌道修正しなければいけません。ただまあ狙い自体は良いレースだったとは思います(結果が全てなので意味がないのですが)。
さて、中央競馬についてはここ3週全く結果が出ず、ちょっとマズイ状況ではあります。ただ昨日「またブレてるな」と再認識するところがあって、原因ははっきり分かっているので修正は出来ると思っています(3月末と同じ状況。ブレないようにと思っても、なかなか難しいんですよ。言葉にするのは困難なのですが、すごく細かい話で強烈な集中力を要します。言ってみれば、めちゃくちゃ細い綱を渡っている感覚)。
この状況でオークスを迎えられるのは良いと思っていて、昨年も書いた記憶がありますが、もうこのレースの獲り方は手の内に入れたと思っています。一昨年は倍額指定の勝負レースで1着○リバティアイランド、2着◎ハーパー、3着△ドゥーラ(15人気)で3連複的中、昨年も倍額指定の勝負レースで1着○チェルヴィニア、2着◎ステレンボッシュ、3着▲ライトバックで3連複的中。今年も先に宣言しておきますが今年も勝負レース予定で(思ったより回収出来なさそうなら勝負レースにはしません)、もう買い目はほぼ決まっています。あとは枠順と追い切りでの上げ下げだけで、恐らく少点数で獲れると思っています。
とにかく残り5日間、水をも漏らさぬ集中力を保って最終見解を出しますので、ここ3週はご迷惑をお掛けしていますが、今週はどうにかしますので、ご期待ください。
週中更新はするかどうか未定です。記事を書いてしまうとネタバレしそうなので・・・