
いつもご訪問下さり、誠にありがとうございます。
1日1クリックのご協力をお願い致します。
皆様、こんばんは。
5月2週の振り返りです。
先週は展開想定が真逆になったNHKマイルCの外れは素直に受け止められるのですが、失敗したのはエプソムCですね。人気馬全頭が信用出来ないと書いた通りにドゥラドーレス以外の人気馬は全て消えましたが、このレースも展開想定を外しました。終わってみれば近年の東京芝1800m重賞の傾向から差し有利と決め打つべきだったレースで、人気薄を含めて印上位がほぼ上位を占めただけに、何とか出来ただろうと言う思いは強いです。獲れた158倍でしたね。反省です。
尚、予想内容・本文は「競馬最強の法則WEB」にて無料でご覧頂けます(レース後は無料公開。地方交流重賞は見られません)。
「競馬最強の法則WEB」はこちらから
↓ ↓
【2025 NHKマイルC】
◎8アドマイヤズーム
○5ランスオブカオス
▲1モンドデラモーレ
☆17ヴーレヴー
△15アルテヴェローチェ
△10マジックサンズ...2着
△12マピュース
△14ティラトーレ
△16サトノカルナバル
パドック推奨馬→5ランスオブカオス、1モンドデラモーレ
期待値レベル:7
予想結果:不的中(3連複29点、ワイド1点)
投資11,200円→回収 0円

レースラップ
12.3-10.4-10.7-11.2-11.8-11.9-11.6-11.8(44.6-47.1)
スロー気味の展開予想でしたが、結果は全く真逆で前後半差2.5秒の前傾消耗戦に。この前後半差の大きさはNHKマイルC史上でも2番目のもので、これだけ展開想定が外れると無印馬2頭に走られた結果も当然です。逆に、これだけ想定と逆の展開になって印上位馬が走る方がおかしいはなしで、もしそういう結果になっていたのであれば予想自体が破綻していたと言うこと(馬キャラを全く理解出来ていない裏返し)。従って、外れてしまったことに当然責任は感じますが、仕方なかったと言う思いも強いです。このメンバー構成で前傾消耗戦になると読むなんて無理ですから。
その想定外になった展開ですが、最序盤はランスオブカオスが逃がされるのか?と思ったほどに各馬行く気を見せず、最初の1Fは12.3秒ですから平均的。ただ、そこから「ならば行くか」とトータルクラリティがハナへ。同じタイミングで外のヴーレヴー=浜中Jもかなり内の様子を確認しながら、各馬に行く気が無いので「ならば行くか」と手綱を押しています。このタイミングが重なってしまったことで結果的に遅めのハナ争いなってしまい、2F目に10.4秒、3F目に10.7秒のラップを踏んでしまうことに。流石に3F目10.7秒は超オーバーペースですし、そこまで行くと抑えも利かないので4F目にも11.2秒を踏んでしまい、前半4Fは44.6秒に。これはNHKマイルC史上最速ラップですから、もうこの時点で先行馬失速の運命は決まっていました。典型的な前傾消耗戦ですから差し馬優勢。かなり再現性は低い結果ですから、上位馬の過大評価は禁物。評価すべきは好位列から5着に残したランスオブカオスであり、その2馬身弱後ろから4着に残したモンドデラモーレで、この2頭は強い競馬をしました。
1着消パンジャタワーはキレ勝負は向かないソニンクの牝系馬。それだけに24朝日杯FSとは真逆の消耗戦になったことは大歓迎で、単純に展開が向いたこともあります。ただ、前走も今回ほどでは無くても淀みなく流れて終いの一脚は求められなかったわけで、その上でタワーオブロンドン産駒だけにマイルへの距離延長はマイナスだろうと完全軽視していましたが、25ファルコンSではジリジリでも伸びてゴール前では差を詰めていただけに、実はマイルの方が合っていたと言うことなのでしょう。また、個人的には1週前にコースで超抜時計を出した上に、最終追い切りもルーティンを崩してコースで追われた調教過程をマイナスに考えていましたが、これも単純に攻め強化だったと言うことで、その分での上積みもあったのでしょう。今回はドンズバの流れになっただけに今後もG1でバリバリやれるかと言われると疑問符が付きますが、例年通りならば中盤が緩まない安田記念の流れが合うのは確か。
2着△マジックサンズは「レース前にテンションが高かったので、馬込みに入れると良くないと思っていました」と言う武豊Jのレース後コメント。スタートしてすぐに抑え込んで馬群から離して追走させたのはそういう背景があったからで、結果的にドンズバに展開が嵌まることになりましたので、少々恵まれた感は否めませんし、もしペースが緩んでいればどこにも居なかった可能性はそこそこあります(そもそもがキレる脚を持っていることを証明出来ていないわけで)。3人気には支持されていましたが、証明出来ていないことが多すぎたわけで、この日のようなペースを想定した上で本馬を評価していたならば素晴らしいですが、そうでなくてただ「強い、弱い」と言う単純な考えの下で高く評価していたならばそれは結果オーライでしかなく、予想としては全く評価出来ません。
それにしても3~4角の状況から如何にも内が渋滞しそうだったのに迷わずインを選択した武豊Jの予測力には感服。あれこそが経験値で、馬群を捌ける自信もあるのでしょうね。やっぱり武豊は凄い。
3着消チェルビアットは道中縦位置はパンジャタワーと同じで、横位置はこちらの方が内。パンジャタワーが4角で4頭分外を回したのに対し、こちらはインベタで回って来た利は大きかったです。またキレ勝負は向かないタイプだけに、25フィリーズレビューと同じく前後半差の大きい前傾戦になったのも何よりだったでしょう。それでもゴール前で猛追した脚色は素晴らしかったですし、楽な臨戦過程ではなく輸送を考慮した控えめな調教内容で上積みも乏しかったことを考えると、展開利云々以上に評価したいですね。フィリーズレビューあたりから再三血統的な底力について言及して来た本馬ですが、今回もまた驚かされたわけで、将来的にかなり期待出来そうです。
4着▲モンドデラモーレはスタート後には好位列を目指しましたが、ペースを察知して無理をしなかった戸崎Jの判断が素晴らしかったですし、それに応えてしっかり折り合えた馬自身の対応力も褒められるもの。ただそれでもこの日の流れでは一列前に居すぎた印象で、展開的に楽ではなかった分で伸びあぐねた印象。また、終いにスパッと気の利いた脚が使える様子が無かったことから、完成度と言う点でも足りなかった感はあります。言い方を換えれば、伸びしろがありつつ楽ではない展開でここまでやれたわけで、チェルビアット同様に先々の楽しみは大きいです。
5着○ランスオブカオスは前走で改善を見せたスタートを今日も決め、恐らくスローになるだろうと考えたこともあって最序盤に軽く出して行きましたが、展開を考えるとこれが裏目に。ただ超ハイペースになるなど分からなかったですし、メンバー的にそうなる可能性も低かったわけですから、こればかりは責められないです(もし想定通りにペースが落ち着いて前有利になっていれば、あの対応は褒められたわけです)。今日は展開が厳しかったことが全て。逃げたヴーレヴーは15着、2番手トータルクラリティは18着、本馬とほぼ同じ縦位置に居たアドマイヤズームは14着、ティラトーレは17着、イミグラントソングは11着、本馬以外の2列目までに居た面々が揃って11着以下に負けたことを考えると、5着に残した結果はかなり褒められるもので能力の高さは見せてくれました。従って全く悲観する必要はない結果です。
11着消イミグラントソングは想定したペース向きではないこと、馬込みを苦にする可能性が高いこと、これらから全く評価しなかったわけですが、結果的に展開が厳しかったこの日の結果からは何が正解で何が間違いだったのかを知ることは出来ませんでした。ただ、マクフィの仔だけに東京が向いていない可能性はやはり高くて、過去のレースからもワンペースで走りやすい中山マイルが合っていることは間違いないでしょう。まだ馬群内での競馬を克服出来ていないことは覚えておきたいです。
14着◎アドマイヤズームはいくら仕上げ途上だったとは言え、2勝C級でレベルが低かった前走を勝てなかったことを問題視していて、24朝日杯FSとのギャップからスロー専用機である可能性が高いと思っています。従って相応にペースが流れそうなら評価は落とそうと考えていたのは予想本文でも書いた通りですが、そういうタイプだけに過去3戦にまで遡っても逃げた経験を持つ馬が一頭も居ない今回のメンバー構成は願ったり叶ったりでしたので、そういう背景から本命に推したわけです。それだけに真逆のペースになった時点でノーチャンスでしたので、この大敗は当然と言えば当然です(落鉄があったようですが、それだけが敗因ではないでしょう)。かなり展開に制限があるタイプだけに、今後も安定して走ることは望みづらいでしょうし、揉まれる競馬を克服していないこともネックになります(一連の川田Jの騎乗ぶりから、揉まれ弱いことは間違いない。気性面が大人になれば克服出来るでしょうが)。
【2025 エプソムC】
◎14デビットバローズ
○7コントラポスト
▲8クルゼイロドスル
☆6トーセンリョウ...3着
△16セイウンハーデス...1着
△4ドゥラドーレス...2着
△2シュトラウス
△17ダノンエアズロック
△11トップナイフ
パドック推奨馬→16セイウンハーデス、6トーセンリョウ
期待値レベル:7
予想結果:不的中(3連複26点)
投資10,800円→回収 0円

レースラップ
12.4-10.5-11.3-11.8-11.3-11.5-11.5-11.7-11.9(46.0-46.6)
時期こそ違えど、近年のエプソムCは不自然にタイトなペースパターンになることが多く、差し馬がバンバン走る傾向がありましたが、今年もそれを踏襲することになりました。今年はメンバー的に前も頑張れるかもと言う想定でしたが、近年通りなパターンになると決め打つことが必要だったかも知れません。予想の方向性や馬キャラ分析は完璧だっただけに、ここは獲らなければダメなレースでした。
1着△セイウンハーデスはパドック推奨したように気配が際立っており、非常に強い競馬をしました。ただ本馬は極めて他馬を気にするタイプだけに、勝負所から大外に誘導出来たことが大きかったですね。内枠で揉まれ続ければ二束三文のタイプですから、今後もその点には注意したいです。
2着△ドゥラドーレスはスパッとキレる脚はなく追われてからの加速にも時間が掛かるタイプ。その代わりにスピードに乗ってからは長く脚が使える強みがありますので、淀みなく流れて上がりを要したこの日の流れは願ったり叶ったりでした。それでも1800mの速い時計の決着に対応出来たことは収穫。
6着△ダノンエアズロックは左回りで追走に脚が削がれないペースがベスト。この日は左回りは良かったものの、ペースが流れたことで最後に脚が上がりました。また間隔を考えると十分ではない調教本数、軽めの調教負荷の影響もあったでしょう。言い換えれば見直しは利くと言うことで、東京芝1800mならばタイトに流れやすいエプソムCよりもスローペースになりやすい毎日王冠向きです。
9着◎デビットバローズは序盤は前4頭から距離を取っての追走でしたので良かったのですが、あろうことか11.3-11.5秒と最もタイトだった5~6F目に掛けて前との差を詰めに掛かる強負荷の立ち回りをしたのですから、あれでは終いに失速するのも当然。天皇賞春で酷評した鮫島駿Jもそうですが、最近の若手って騎乗姿勢やフィジカル面を殊更に重要視しているところがありますが、それらと同じように重要なのが「頭脳」なわけで、そこに秀でたものを見せる若手が居ないのは極めて残念です。いくら騎乗フォームが綺麗で馬を動かせようが、場面場面で適切な対応が出来なければ宝の持ち腐れであって、0.1秒を競う競技なのですから尚更。あえて名前は上げませんが、競馬脳が足りない若手騎手が非常に多いですから、そこに注力すれば他者に対して違いが作れるんですけどね。余談ですが、まだキャリアが浅い頃から佐藤哲三Jは頭を使う騎乗ぶりが目立っていて(結果が伴わないレースでも、他と違うことをしようとする姿勢は目立った)、だからこそ3年目ぐらいからとても好きな騎手だったんですよね。そういう若手がマジで居ないのが近年で、これは残念でしかないです。
【2025 京都新聞杯】
◎9トッピボーン
○6ナグルファル
▲5エムズ...2着
△1キングスコール
△8ショウヘイ...1着
パドック推奨馬→1キングスコール
期待値レベル:7
予想結果:不的中(3連複5点)
投資10,500円→回収 0円

レースラップ
12.8-11.3-12.9-13.2-13.1-13.4-12.8-11.4-11.6-10.9-11.3(63.3-58.0)
このレースは馬場差の計算がまだ行えておらず、現時点でラップ的な分析が行えませんので、1着△ショウヘイのダービーでの可能性はなんとも言えません。ただ少なくとも言えるのは後半型の競馬が合っているタイプなので、この日の流れが合っていたことは事実。着差が付きにくい上がりの競馬で2着に2馬身半差を付けたことは立派ですが、2着エムズは直線で伸びの悪いインを通しましたし(ショウヘイは馬場の良い外)、デルアヴァーと3馬身差では十分とは思えません。
4着◎トッピボーンは前走のパフォーマンスから潜在能力はメンバー中でも一番ですが、超スローになって折り合いの課題が顔を出し自滅した感。ある程度折り合いを欠くことは想像出来ましたし、それでも3着は外さないだろうと思っていましたが、予想以上に掛かってしまいました。これに関してはちょっと甘く見過ぎたと思いますし、あまりにも素晴らしかった前走のパフォーマンスに引っ張られ過ぎたかも知れません。申し訳ございません。
2週目は全くダメでした。ご期待にお応え出来ずに申し訳ございません。
5月の配信期間は残り2週=4レースとなりましたが、4戦2勝のペースで今月も月間プラスに持って行きたい青写真を描いています。幸いにオークスなど得意条件のレースが複数ありますので、まずは今週何とかします。
次回は「ヴィクトリアマイル」を分析します。