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皆様、こんばんは。

本日は「スプリングS」の分析記事の予定でしたが、前走重賞出走馬が2頭のみ。そしてその2頭はいずれも6着以下で、前走1勝C勝ち馬も2頭だけと言う異常事態。過去20年の弥生賞とスプリングSにおいて前走重賞5着以内馬が1頭も居ないことなど一度も無かったですし、重賞好走馬が少ない年でも代わりに1勝C勝ち馬が多数存在するのが例年の皐月賞トライアル。ここまで酷いメンバーであったことは記憶になく、ハッキリ言って今年は過去データなどは何の参考にもならないと思います。
と言うことで、分析するだけ無駄と言うことで、急遽出走馬分析に変更することにしました。ただ、登録段階で12頭しか存在せず、5頭も6頭も無料公開すると会員様に怒られてしまいますので、今回は厳選した4頭だけを取り上げて無料公開します。

尚、あくまで枠順決定前・追い切り確認前の評価ですから、最終的な評価が上下する可能性があることはご承知おきください。
評価は追い切り分析と同じ7段階で、上から5確勝級4軸候補3+有力3相手まで3-条件次第2軽視1消し)とします。

馬名が隠されてリンクが貼られている箇所については、必ずリンクをクリックして馬名を確認するようにお願いします。リンク(バナー)クリックして頂くことで、転送先のランキングが上昇します。それが無料公開を続ける理由、モチベーションになりますので、ご協力をお願い致します。

では、参りましょう。

 【2025 スプリングS】 
3+点:キングスコール
新馬戦で記録した時計・ラップは古馬1勝Cに迫るもので、2歳7月の記録としては大変優秀なもの。テリオスララ(次走未勝利勝ち→24萩S勝ち→24阪神JF3着)に0.5秒差を付けたことも納得で、掛け値なしに素晴らしいパフォーマンスだったと思います。しかも自身はラスト3Fを11.7-11.6-11.5秒の加速ラップでフィニッシュしたわけですから余裕はありましたし、矢作厩舎の新馬戦らしく絞れる余地がある馬体で記録したものですから、まだまだパフォーマンスは上がるだろうと考えれば、かなりレベルが低い今回のメンバーでは素質が一枚上だと思えます。
それだけに能力を出し切れれば当然勝ち負けに加われると思いますが、今回はその新馬戦以来となる8か月ぶりの実戦、その上でコース3本+坂路2本の調教量は十分とは言えませんから、この点でのマイナスはあるでしょう。また、新馬戦はしっかり折り合いもついて優等生なレース振りでしたが、パドックで立ち上がって放馬したように気性の危うさがあり(それは陣営も藤岡祐介Jも言及)、これが2戦目になって悪い方向へ変化しないかの心配も。当然初の長距離輸送もその点で心配になります。その上で素質を評価されて上位人気に支持されそうなのですからハイリスクローリターンで、全幅の信頼を置くのはどうかと思いますね。とりあえず追い切りの動きはしっかり確認したいところで。

3点:マテンロウバローズ
ここまで2戦2勝、いずれも馬群内追走から馬群を割って伸びたレース振りには好感が持てますし、急→緩→急のペースで展開が向いた初戦はともかく、前後半48.1-47.2秒のスローペースだった前走(25こぶし賞)は向かない展開の中を差し切ったのですから立派で、これらは評価に値すると思います。ただ、新馬戦の2~6着馬は次走軒並み二桁着順の惨敗、前走の2着オンザムーブは25シンザン記念9着で次走の1勝C6着、3着アイサンサンは25紅梅S12着、4着メイショウツヨキは25シンザン記念14着と2戦いずれも相手に恵まれましたし、その強くない相手にいずれも接戦。時計・ラップも2戦共に評価出来るものではなく、残した記録からは特に評価は出来ません。また、前走でクリアしたとは言え、やや反応が鈍い面があるので小回りコースも本質的には合うとは思えず、これらから馬柱の印象ほど強いとは思えませんので積極的に買いたいタイプではないです。
それでも、芝での好走馬の約70%が3角4番手以内通過馬と言う事実からも分かるように、ロジャーバローズ産駒は持続力に優れていた父の特徴を次ぐ馬が多いだけに、それとは真逆の競馬で連勝を飾ったことの意味は大きそう。言い換えればベストな競馬では無かったが故にパフォーマンスを上げられなかっただけで、もっと前で受けたり、持続力が要求される流れになってパフォーマンスを上げる可能性が考えられますから、この2戦の結果だけで軽視するのも違うでしょう。脚が速くないので馬場悪化もプラスになりそう。

1点:レーヴブリリアント
新馬戦が前後半48.8-47.0秒のスローペース且つ動き出しが極めて遅く、レースの上がり3Fが12.1-11.8-11.0秒ですから、ほぼ直線300mだけの競馬。本馬は中団から緩みを利用して勝負所で前に接近して直線入り口では1馬身圏内。そしてほぼ直線だけの速さ比べで競り勝つことになりましたが、かなり寸の詰まった体型だけに、短区間の速さ比べが奏功したのではないか?とレース後に分析していました。それが確信に変わったのが2戦目の負け方で、このレースが新馬戦とは打って変わって前後半46.4-47.0秒の淀みない流れ。差し馬も決してノーチャンスではない流れでしたが、インベタ追走でロスなく回って来たにも関わらず目立つ脚は使えず、前が減速したラスト1Fでだけジリジリと差を詰める地味な4着敗退。このレース自体のレベルが高くなかったので特に評価出来る結果では無かったですが、やはり現時点では追走に脚が削がれる流れは合っていないと思わせる結果でした。
そういうタイプだけに前後半47.8-47.7秒の緩めの平均ペースながら、中盤が緩みまくってラスト2Fの再加速戦になった前走は短区間の加速に優れた本馬向きの展開。更には減量騎手起用で3㎏減の斤量の恩恵も。その上で芝で勝ち鞍が無い2,3着馬にハナ差、ハナ+頭差の辛勝は物足りないですし、時計・ラップも馬場が重かった翌日未勝利戦にすら劣るものですから話にならず。これらから展開が向いたとて足りないだろうと思えますし、体型的に距離延長も疑問なわけで・・・

4点:ジェットマグナム
2戦目の24コスモス賞は心房細動なのでノーカウント、前走(25きさらぎ賞)は前半4Fを46.1秒の速いペースで飛ばしつつ、その後の3Fを12.6-12.6-12.5秒と必要以上に緩め続けて典型的な「急→緩→急」の差し馬圧倒的有利な展開にした鞍上の超が3つは付く駄騎乗が堪えたものですから、これもノーカウントでOK。残る3戦は2勝と24ホープフルS7着ですから馬柱の印象ほど弱い馬ではありません。
中でも評価出来るのが2勝の内容で、まず新馬戦の勝ち時計2分1秒2は福島芝2000mの2歳新馬戦としては断トツの最速タイム(次位は2分3秒2)。本馬が走った日は高速馬場でしたので時計だけをもって単純に高評価は出来ないのですが、時計・ラップは前日3歳未勝利戦を勝ったシンハナーダと同レベル。このシンハナーダはこの日がデビュー戦で次走の1勝Cも3馬身差で圧勝する強い馬ですから、ただ高速馬場で速い時計が出たと考えるのは間違いで、時計通りに価値の高いもの。低レベルな今回のメンバーにおいて新馬戦のパフォーマンスは最上位です。2勝目を挙げた24芙蓉Sは着差が小さく時計も平凡でしたが、終始馬なりのままで追われたのはキッチリ残り200mだけでは着差が小さくなるのは当然ですし、前後半62.1-60.7秒のスローペース且つ加速ラップでフィニッシュするようなレースラップでは時計が出ないのも当たり前(同時に着差が広がらないのも当たり前)。ラスト200mしか追われずの勝利ですから着差以上に強い競馬でしたが、2着レーヴドロペラは展開不利だった24ホープフルSで8着、3着ミッキーマドンナは25セントポーリア賞2着ですから弱い馬ではなく、その相手に着差以上に楽な競馬で勝てたことは高いポテンシャルを示すものです。
それだけに24ホープフルSはもう少しやれると思っていましたので、正直なところ期待外れの結果。ただ、10㎏増えた3走前から更に馬体が増えていたのは想定外でしたし、上がり3F36.0秒は展開を考えても流石に掛かり過ぎで、力を出せてないことは明白。この馬体が絞れて来れば違うと思いますし、今回は「あれ」がかなりプラスになると思いますね。これならばパフォーマンスは上げられるでしょうし、新馬戦からの順当な成長があれば24ホープフルSでも掲示板には載れていたはずだと思っていますから、その能力があればここでは力上位。今回はそれを証明してくれるタイミングだと考えています。

尚、「あれ」と言うのはこれのこと
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次回は2重賞どちらかの追い切り分析の予定です。