
最強競馬ブログランキングへ

いつもご訪問下さり、誠にありがとうございます。
1日1クリックのご協力をお願い致します。
皆様、こんばんは。
今週は今年最初のG1「フェブラリーS」が行われます。
まずはここを獲って弾みをつけたいところですから、しっかり準備をして臨みたいところですね。
と言うことで、まずは舞台の特徴を知らなければ正に木を見て森を見ずですから、今日は東京ダ1600mコースについて徹底的に考えておきましょう。


ダート1600mコースは中央では東京にしか設定されていない特殊距離。スタートは2角ポケットで、スタート後に約150~180m芝を走ってからダートコースに合流するワンターンコース。最初のコーナーである3角までの直線距離は約640m+最後の直線が約500m=約1,140mが直線で占められますし、3~4角のコーナーも大きいことからスピード値が問われるコースですが、スタートから3角までの直線が長いことから序盤からペースは上がりやすく、その上でダートコースでは日本一の長さを誇る最後の直線で再加速する必要もあることから相応のタフさも問われますので、スピードだけではなくスタミナもタフさも問われる良コース。そういう総合力が問われること、不利を受けても長い直線で挽回できるチャンスが大きいことから、比較的人気馬が期待に応えやすい特徴があります。
東京ダ1600mにおける1~3人気馬の勝率は、中央ダート全27コース(施行数100レース以下コースは含まず)の中で3位、連対率は1位、複勝率は2位ですから、やはり各馬が力を出しやすいコースであることが分かります。
そして、東京ダ1600mを語る上での重要なポイントのひとつが「枠」。尚、注釈が無い限りデータは「過去10年・新馬戦を除く13頭立て以上戦」のものです。
東京ダ1600m

ダート全コース

東京ダ1600mを除く芝スタートコース

ダート全コースの枠番別成績と比較するとより分かりやすいですが、東京ダ1600mは内枠不利・外枠有利。これは芝スタートで8枠馬が1枠馬よりも約30m長く芝を走れることが大きいのですが、そうであれば他の芝スタートコースも同じ傾向を示すはずがそうはなっていません。東京ダ1600mだけこれだけ顕著な結果になっているのは、スタート地点の外側が高くなっているからで、極端に表現すれば競輪場のようになっています。故に外枠馬は内に切れ込む場合においてより加速を付けやすく、アドバンテージを得やすくなります。内枠馬がその逆であることは言うまでもないですね。
特に、テンからスピードを上げる先行馬は外枠の恩恵を得やすく、東京ダ1600mにおいての先行馬は外の方が有利。「外の先行馬は位置を取るために脚を使うから不利」とかマジで訳の分からないことを言っている人が居ますが、それが専門誌の記者だったり予想家と名乗る人間であれば何も理解していない方なので、以降は話を聞かない方が吉。また、そういう人には以下のデータを叩きつけてあげましょう。
東京ダ1600mの3角4番手以内馬における枠番別成績

次に脚質の有利不利を考えておきたいですが、速い上がりを出すことに限界があるダート戦ですから、基本的には先行馬有利。

これは東京ダ1600mにおける3角位置別成績ですが、東京芝全距離における3角4番手以内馬の成績が勝率9.1%・連対率17.5%・複勝率25.4%なので、やはり前有利ではあります。
ただ、ペースが上がりやすく直線も長いことからダート戦の中では圧倒的に差し馬が走りやすい舞台である事実も。

これはダ1600mに距離が近い各コースにおける3角4番手以内馬のですが、東京ダ1600mの好走率の低さは顕著ですね。

それはワンターン戦と言うことで共通するダ1400m各コースとの比較でも同じことが言えます。
また、クラスが上がると共に前半のペースが上がる傾向があり、例えば3勝C戦における前半3F平均ラップが35.2秒であるのに対し、古馬OP・L・重賞では同34.7秒と0.5秒もペースアップ(過去10年の良馬場戦限定のデータ)。ここまでペースが上がると概ね後半には消耗しますので、より差し馬が台頭することに。

これはOP・L・重賞における3角位置別成績ですが、コース全体の数字と比較すると4番手以内馬の複勝率は7.7ポイントも減少するのに対し、9~12番手馬は4.5ポイントアップ、13番手以下馬は7.4ポイントもアップしています。そして、4番手以内馬の複勝率22.4%は、東京芝全コースの25.4%よりも下になりますから、東京ダ1600mにおけるOP・L・重賞レースは屈指の差しコースに変貌することが分かります。
それ故にかなり有利な外枠の先行馬でさえも、OPまでクラスが上がると特に優位性が持てないことが以下のデータ(古馬OP・L・重賞における3角4番手以内馬成績)から分かります。

最後に血統面ですが、過去5年における系統の出走数100レース以上に限ると父ストームキャット系馬が複勝率29.0%(複回値83円)で好走率では頭一つ抜けています。中でもヘニーヒューズ産駒は複勝率36.5%(複回値101円)、ドレフォン産駒が同31.3%(複回値102円)と複勝がベタ買いでプラスに。また産駒の出走数はまだ少ないものの、ここ2,3年ではイントゥミスチーフ産駒が走りまくっていますね。そして、ヘニーヒューズ産駒はクラスや時期に関わらず走る傾向があり、東京ダ1600mでは特に信用出来る種牡馬です。
OP・L・重賞に限れば、ディスクリートキャット産駒が複勝率44.8%(複回値141円)、ロードカナロア産駒が同32.6%(同132円)、キングカメハメハ産駒が同26.7%(同107円)、キズナ産駒が同26.7%(同161円)と良績を残しています。
と言うことで、本日は以上。
最後に、人気的にもこの馬は狙って面白い一頭をご紹介して本日の締めとさせて頂きます。
↓ ↓

最強競馬ブログランキングへ
「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(10位ぐらい)
コーナー加速に問題があって砂被りも未知な本馬。そういう点で外回しが許されてコーナーが緩いこのコースは悪くないはず。距離の問題はあるものの能力上位は間違いありませんから、上位人気でないならば重い印も十分あり得る一頭です
次回も「フェブラリーS」を分析します。