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皆様、こんばんは。
2月3週の振り返りです。
2月3週は3戦3敗で、これで2月は7連敗となってしまいましたが、今年通算で言えばこれでちょうど的中率25.0%。的中率25%で回収率100%超を目指すスタイルであることは言い続けている通りで、言ってみればあるべき数字に収束しつつあると言うことです。もちろん敗戦や連敗を許容するわけではないですし、2月に入って期待に応えられていないことは本当に申し訳ないと思っていますが、1万円投資して2万円返って来ればOK、最悪元返しに近くてもOKと言う「長期的に回収率を達成するためのデザインなど無しに、ただ当てに行く」と言う購読者のことなど全く考えないスタイルではないですから(多くの予想家がそういうスタイルで、だからこそ回収率を公開しないで当てたことだけアピールする)、噛み合う時と噛み合わない時があるのは仕方ないで、こういう時期はどうしてもやって来ます。これで一喜一憂しても仕方ないです。
この負のサイクルを早めに終わらせるのは丁寧に準備することしかないですし、こういう局面で過度に焦って変な方向に行ってしまったのが昨年(特に後半)でしたから、あくまで冷静にマイペースで進めていきます。今年は自分の能力を信じ切ることがテーマの一年。やっていることが正しいことを証明しますので、一喜一憂せずにサポートをお願い致します。
尚、予想内容・本文は「競馬最強の法則WEB」にて無料でご覧頂けます(レース後は無料公開。地方交流重賞は見られません)。
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【2025 共同通信杯】
◎1サトノカルナバル
○2マスカレードボール...1着
△9リトルジャイアンツ...3着
△8レッドキングリー
△4カラマティアノス...2着
△5ネブラディスク
パドック推奨馬→5ネブラディスク、2マスカレードボール
期待値レベル:9
予想結果:不的中(3連複4点)
投資 20,000円→回収 0円

レースラップ
13.1-11.5-11.8-11.6-12.0-11.8-11.5-11.5-11.2(48.0-46.0)
まずは今年初の勝負レースとした共同通信杯から。
展開ですが、行くと思っていたワンモアスマイルがやや出遅れ。スタートが良かったレッドキングリー・マスカレードボール・サトノカルナバルの3頭が譲り合うこととなり、押し出されるようにレッドキングリーがハナ。これで隊列が決まるはずでしたが、出遅れたワンモアスマイルがジリジリ前に接近してプレッシャーを掛けたことで4F目にややラップが上がる変則的なラップ構成に。ただ基本的にはスローラスト3F戦で残り600mの速さ比べに。前で立ち回れたこと、速い上がりを使えた馬に優位性が有利になったレースですが、戦前にポイントとして挙げたように折り合いを付けられたか否かも勝負を分ける大きなポイントになりました。
1着○マスカレードボールはコーナーリングに致命的な問題を抱えており、それが前走の敗因。それだけにコーナーが大きくワンターンの東京芝1800mに舞台が替わったことは非常に大きく、また24アイビーSは歴代の東スポ杯2歳S程度の価値があるもので能力の担保もありましたので、ここで崩れる理由はありませんでした。馬体減は少々意外で心配しましたが細め感はなし。むしろ研ぎ澄まされた体になっており、非常に良い状態でした。やや心配したスタートも坂井瑠Jが上手く出し(土曜のコートアリシアンのスタートも決めており、このスタート技術は評価出来ますね)、道中の折り合いもスムーズ。この折り合い不安が無い点は大きなアドバンテージで、本馬をダブル本命にした理由のひとつです。コーナーでは内にモタれて手応えが渋くなりましたが、これは想定内。直線は「楽過ぎて馬が止めようとしていた」らしくカラマティアノスに差されそうになりましたが、トップスピードの持続力に強みがあるタイプでもあり、ラスト1Fで違いを見せての快勝となりました。
馬場差が分からないので時計価値についてはここで語れませんが、24アイビーSの記録からも世代トップクラスであることは明らかで、クラシックでも当然期待出来ます。ただ24ホープフルSに見るように皐月賞で走れるイメージが無いので、現実的にはダ―ビーが最大目標になるでしょう。折り合いが付くので距離は問題ないと思いますが、まだ内にモタれる癖が治っていないのはマイナスで、細かいディテールが勝負を分けるG1でこれは看過出来ないポイントです。
2着△カラマティアノスはトップスピードのレベルは今回のメンバーでは最上位でしたが、折り合い難があることで2走前にはトップスピードの持続力に物足りなさがありましたし、調教では内にモタれる面も見せており、この2点が不安で相手の一頭とした経緯。ただ今日はギリギリ我慢して折り合いは付けられましたし、直線内にモタれていましたがラチを頼れたことで影響は最小限。こうなるとトップスピードのレベルが上ですから差せますし、今日は上手く行った感が強いですね。
3着△リトルジャイアンツはいつも通りに後方で脚を溜めて末脚を生かすレース。24葉牡丹賞ではモタれながらも11.4-11.1-11.5秒で上がっていますので末脚勝負に不安はなかったですが、それでもスローペースで上がりが速くなる中では位置的な不利は否めず、信用し切れなかったのも事実。結果的には上位馬の自滅もあって馬券に絡めましたが、やはり位置的不利は跳ね返せずに3着まででした。尚、右回りほどひどくなかったですが、今日も軽く内にはモタれていますね。
4着△ネブラディスクは予想したほどではなかったですが、それでも道中は心配した通りに力んでの追走になりましたね。直線もう一歩伸びきれなかったのはその影響もありますが、そもそものトップスピードのレベルが足りなかった感も。前走は優秀でしたが、自身上がり3F11.5-11.6-11.2秒で究極に切れたわけでは無かったですからね。ただ、今回は調教過程に不満があった分でまだ伸びしろはあるでしょうから、これを持ってキレ勝負NGと考えるのは早計かと。それでもコーナー4回コースベターな感はありますが。
5着◎サトノカルナバルは追い切りが秀逸で、あれでここでの好走を確信したほど。馬体重は増えていましたが、特に太目感はなかったです。好発から道中しっかり折り合いがついて立ち回りは完璧。後は直線で伸びるだけでしたが、あれで伸びきれないあたりは距離でしょう。ギアチェンジ出来ない馬ではないですからね。馬体、血統、走行フォーム、これらから距離は全く問題ないと思っていただけに、ただただ私の見る目がなかったです。申し訳ございません。
8着△レッドキングリーは折り合い難で、前走も自滅したようなレース振りでしたが、北村宏J騎乗の最終追い切りでもかなり行きたがっていたように、気性の成長が見られなかったのは残念。これで大きく評価は落としましたし、案の定この日も力んで走っていました。それに加えて途中からワンモアスマイルに絡まれてプレッシャーを掛けられましたので、ラップ以上に消耗してしまった感。今日も完全に自滅でした。ポテンシャルの高さに疑いようはないですが、やはりこの気性面が改善しないことには出世は望めないですね。
【2025 京都記念】
◎11セイウンハーデス
○6チェルヴィニア
▲2バビット
△4ソールオリエンス
△1ヨーホーレイク...1着
△9プラダリア
△3リビアングラス...2着
パドック推奨馬→11セイウンハーデス、9プラダリア
期待値レベル:6
予想結果:不的中(3連複9点)
投資10,600円→回収 0円

レースラップ
12.6-11.6-12.8-13.0-12.9-13.1-13.3-11.8-11.4-11.3-11.9(62.9-59.7)
このレースは当初勝負レース予定で、週中にそれも匂わせていましたので、最終的に期待値レベル6とした経緯を簡単に書いておきます。当初はバビットの本命予定でしたが、その根拠は近走の敗因が明確で特に2走前はかなり強い競馬だったこと。今回は同型が必ずいた近走と違って単騎逃げが見込めること、Bコース替わりで馬場の利もあること。ただ、馬場が思ったほど内有利と思えなかったこと、追い切りが一本少なく、最終追い切りの動きも昨年に及ばなかったことから予定を変更。本命馬も変えたことで期待値レベルも落とした、と言う経緯です。
展開ですが、予想通りにバビットの単騎逃げで道中の動きもなくスロー4Fロンスパ戦に。想定通りの展開で前残りになりましたので、想定通りだったのですが・・・ちなみに、このレースは追い切りで良く見せた馬はほぼ存在しませんでしたので、展開に加えてそういった本気度の差も波乱を生んだ結果だと思います。
1着△ヨーホーレイクは20㎏増の馬体重ほどではなかったですが少々太目に見えましたし、余裕のない調教過程から決して万全の状態だったとは思えませんでしたので、勝ち切ったことは少々意外でした。ただ今日はかなり上手く行ったのも事実で、まずは折り合い不安があるだけに最内枠が取れたこと、前有利の展開利があったことで勝負が前で立ち回った5頭に絞られたこと、その5頭は本馬以外にバビット・セイウンハーデス・リビアングラス・マコトヴェリーキーで、いずれも追い比べになって驚異になるだけの瞬発力は持っていないこと、これらが噛み合った結果ではありますね。それでも予想以上に折り合えたのは枠以外の要素(陣営の対策)もあったはずで、これは軽く見てはいけないポイント。この競馬が出来れば今後も堅実には走って来ると思いますが、今回の結果を持ってG1でも、と考えるのは早計。
2着△リビアングラスは懸念した通りにスタートが遅く、インの番手で控える形。揉まれてどうかと考えていましたが、結果的にそれは問題なかったですね。従って展開利を受けられる絶好位でしたが、残念だったのは動き出しが遅くなって上がりが速くなったこと。持久力が売りのタイプだけに質が軽くなった点で本馬向きでは無かったですし、案の定ペースアップした4角でやや置かれたことが痛恨でした。
3着消マコトヴェリーキーは評価が難しいですね。もちろん予想以上に走ったことは事実ですが、あくまで展開利に乗じたもの。4角でセイウンハーデスに馬体をぶつけられて外に膨れた不利は痛かったですが、最後は止まり気味で前2頭には追い負けているわけで・・・ちょっと今後の評価に迷うことになりそうです。ただ、展開利を受けられる位置の競馬が出来たことは意外で、それは今後に繋がるものではあります。
4着▲バビットは近走は馬柱を汚し続けていましたが、不得意な高速馬場であったり、強力同型が居て逃げられなかったり、逃げられても無理筋のハイペースだったり、距離が長かったりとまともな条件で走れたことが無かったのも事実。唯一、比較的まともだった2走前がかなり強い競馬でしたから、理想の競馬が出来たならばこれぐらい走れるのは十分予見できました。それでも一歩足りなかったのは状態面ですね。追い切りが2本、百歩譲っても1本不足していましたし、動き自体も昨年の方が明らかに上。10㎏増の馬体重は調整不足が現れたもので、もっと調教を積めていたならば馬券内好走もあり得たでしょう。
5着△ソールオリエンスにとって雨の影響が残った馬場は歓迎でした。前走は展開利を見込んで思い切って位置を取る競馬を試みましたが、今日はいつも通りに後方で脚を溜める策。いつもと違ったのは勝負所で外を回さずにインを通したことで、こういう器用な立ち回りが出来たのは収穫でした。ただ、そこから外に持ち出すところで手間取り、その後も内に行くか外に行くか逡巡。結果、内を選択しようとするも無理と判断して外に行きましたが、この一連のロスはかなり痛かったです。外に出してからは目立つ脚で伸びただけに、もう少しスムーズに捌けていれば際どい勝負になっていたでしょう。
馬場と京都が合っていたことは否めませんが、それでも負荷が軽く万全ではないと思える状態、向かない展開の中でこれだけやれたのは立派で、やはり直線が長いコースでは強いですね。それだけに直線が短い阪神内回りの大阪杯は向かないでしょうね。目標がどのレースかは知れませんが。
6着△プラダリアの追い切りを見た感想は、悪くはないものの昨年には及ばない状態で、それは予想文で書いた通り。ただパドックの様子を見ても走れる状態にはあったと思われ、位置もベストでは無かったもののベターではあったと思います。それでも走れなかったのは勝負所からの立ち回りの消極さですね。かなりスローで進行している状況だっただけに、コーナーでなるべくインを回すことは必須ですが、池添Jはリビアングラスの外、セイウンハーデスの後ろに入れたにも関わらず、早々にそこを捨てて外から上がっていったチェルヴィニアの後ろに進路を採りました。自ら進んで外を回すこと自体に疑問符が付くのに、後ろから上がって来たチェルヴィニアの後ろに入る=後手に回るわけですから意味不明な判断。あの状況ならどう考えてもチェルヴィニアに後れを取らず、且つ内で距離得を取る選択肢しかないわけですが、なぜあんな判断を下したのか理解に苦しみます。そして、自身が開けたスペースは一列後ろに居たヨーホーレイクが入り、そのヨーホーレイクが勝ったわけですから目も当てられません。(岩田望Jからすればラッキー)。これで直近一年における池添Jの重賞成績は【0-0-1-42】に。43頭中16頭は5人気以内馬ですから酷過ぎるわけですが、今日のようなロジカルさの欠片もない乗り方をしているのですから当然と言えば当然。以前から彼は感性に頼り、頭を使った騎乗が出来ないことを再三再四書いて来ましたが、言って来たことがただの悪口ではなく、事実に基づいた批評だと言うことがこれで理解してもらえると思います。感性に頼ると言えば聞こえは良いですが、要はただの偶然ですからね。
8着◎セイウンハーデスは折り合い不安があるのでゆったり入れる外枠は絶好。そして好発から想定通り楽に外2番手が取れ、道中はバビットから付かず離れずの位置でスローペースを創出と立ち回りは完璧でした。そもそもロンスパ戦は得意ですからラップ構成に文句もなく、あとは直線で伸びるだけでしたが・・・あれで伸びきれないあたりはまだ本調子ではないと言うことでしょう。脚元故障以降は坂路オンリーでしか調整出来ていないですが、やはりコースで追いつつ馬体も絞り込まないとダメなのでしょう。陣営は出来る範囲でしっかり仕上げてくれましたし、幸Jもこれ以上ない完璧な騎乗ぶりで何の文句もなし。ただただ私の見る目がなかっただけの話です。
9着○チェルヴィニアはややスタートが悪く中団から。ペースに敏感なルメ―ルJらしく、向正面の早い段階でペースが落ち着いたことに「まずいなあ」と思ったのでしょう、残り1000m標あたりから捲り気味に位置を上げて先団へ。このあたりは人気馬の義務とも言える動きで好感が持てます。上がって行った地点のラップは13.3秒ですからそこまで強い負荷は掛かっておらず、完調ならば差し切れたかはともかく、今日のように全く脚が使えないことは無かったでしょう。脚が使えずに流れ込んだだけの結果になったのは力が要る馬場が向かなかったこととデキの問題。調教本数は積んでいたものの強い負荷は掛けられいませんでしたし、パドックでは「85%、皮一枚厚い」と評したように研ぎ澄まされた感じはなし。それでも能力は出せると思っていましたが全くでしたね。85%すら言い過ぎて70%程度の状態でしかなかったかも知れません。いずれにしても参考外の敗戦として良いですが、馬場については高速馬場専用機の可能性があります。
【2025 クイーンC】
◎12コートアリシアン
○4ショウナンザナドゥ
▲8ティラトーレ
☆10ロンドボス
△11マディソンガール
△7エンブロイダリー...1着
▽5ロートホルン
▽13エストゥペンダ...3着
パドック推奨馬→4ショウナンザナドゥ、5ロートホルン
期待値レベル:7
予想結果:不的中(3連複15点)
投資 11,000円→回収 0円

レースラップ
12.3-10.8-11.1-11.5-11.5-11.5-11.6-11.9(45.7-46.5)
このレースは3歳牝馬の東京マイル戦としては異質なラップ構成になったレース。求められた適性が良くある3歳牝馬のマイル戦とは違ったものだったと言う点で、桜花賞に繋がるかと言うとかなり疑問(強いとか弱いとか、そういう次元の話ではない。あくまで適性の話)。どちらかと言えばNHKマイルCや秋華賞に繋がるレースだった印象で、これは頭に入れておいた方がよいと思います。
展開ですが、ロートホルンが内から主張してハナ。外からエンブロイダリー・ティラトーレ・ギフテッドが並んで4頭雁行のような形になったことで前半3Fは34.2秒の速いペースに。そして意識的かは分かりませんが、4F目からはエンブロイダリーが前にプレッシャーを掛けたことで中盤のペースも緩まず、4~5F目は11.5-11.5秒ですから2月時点の3歳牝馬戦としてはタフな流れに。先行馬はもちろんのこと、中団以降で追走した面々も追走に脚が削がれましたので、最後は全頭がバテた状態でゴールすることに。求められた能力は持久力で、これは大箱マイル戦としては珍しいパターン。桜花賞に繋がらないと書いたのはこれが理由で、流れ一つで上位馬の顔ぶれはごろっと変わることは間違いないです。今日の上位馬は今日の流れで強かっただけ、と言うことは頭に入れておきましょう。
1着△エンブロイダリーは揉まれ弱い感じを見せるここまでのレース振りだっただけに、外2番手が確保出来たことは良かったです。そして今日の厳しいペースを2番手から抜け出して2着に2馬身半差を付ける圧勝を飾ったわけですから、基礎スピード型であることは確定。馬場差があるので現時点では何とも言えませんが、先週の東京新聞杯が前後半46.1-46.5秒で1分32秒6ですから、1分32秒2の時計はかなり優秀で、こういうペースパターンでのポテンシャルは相当高いですね。
調教師は「この世代でもトップクラスの瞬発力」と語っていましたが、瞬発戦で残した記録は大したものではなく、基礎スピード型と確定しただけに、やはり瞬発戦になって良いタイプではないでしょう。かと言って瞬発戦に全く対応出来ないわけではないのですが、恐らく緩急の付く流れになるだろう桜花賞で今日と同等以上のパフォーマンスを見せられるかはやや疑問。
2着消マピュースは追い切りが全くダメと思いましたし、パドックの歩様も硬くて全く予想外の好走でしたが、マインドユアビスケッツ×フィルムフランセの組み合わせだけに、基礎スピード戦になったことが何より良かったのでしょうし、こういうペースでこそ高いパフォーマンスを発揮出来るタイプと思います。いずれもスローラスト3F戦だったここまでの3戦はいずれも平凡ですから、緩急があるペースになると間違いなくパフォーマンスを落とします。今日の結果だけで赤松賞の評価を上げたりするのは愚の骨頂で、この判定にはかなりの自信があります。
3着▽エストゥペンダもマピュースと同じ。フェアリーS→クイーンC連続好走となりましたが、いずれもハイペース消耗戦になったことで共通しており、スローor緩急がある流れ(いわゆる瞬発戦)で自力脚が求められて同じだけ走れるとは思いません。ただ本馬の場合はマピュースとは違って、馬体重を大きく増やしてから瞬発戦を走った経験がなく、単純に地力強化しているのであれば瞬発戦でも走れる可能性はわずかですがあります。
4着◎コートアリシアンは十中八九出遅れると思っていただけに、五分に出したことは驚きましたし、道中もしっかり折り合えました。これは陣営の努力の賜物であり、坂井瑠星Jの技術でしょう。レース振りに文句はなく後は伸びるだけでしたが、このペースを追走したことで終いの脚を失くした印象。上位3頭とは違って、溜めて終いの瞬発力を生かしたいタイプですから、今日はとにかく流れが向きませんでした。そう思えば最悪の流れで4着に走れたのは能力の高さの裏返しで、瞬発戦になれば少なくとも2,3着馬に負けることはないです。それだけに巻き返しは必至で、今日の負けで評価を落とすなら美味しい存在になりますね。ただ賞金的に桜花賞に出られるか・・・
5着消スライビングロードは中団インで折り合っての追走。そのまま距離ロスなくインで立ち回り、直線も大きな不利はなく走破しましたが、気の利いた脚が使えずに流れ込んだだけの結果。ただ1分33秒前半で走破出来るスピード能力は持っていないと思っていただけに、予想以上に頑張った印象。春クラシックでは云々言えないかもですが、使いつつ強くなって行きそう。
6着△マディソンガールは出遅れが痛かったと言う見方になるのでしょうが、最後方でも促しつつの追走だったように、このスピード競馬が忙しかった感。五分にスタートを切って変に流れに乗っていれば、もっと着順を落とした可能性があると思っています。マイルならばもう少しペースは落ちた方が良いでしょうし、基本的にはオークス向きではないでしょうか。ポテンシャルの高さに疑いようはないので、これは評価を落とす必要はないです。
7着▽ロートホルンも中距離向き。
8着▲ティラトーレは展開は厳しかったですが、スロー瞬発戦になるよりこういう淀みない流れを好むことは間違いなく、それでここまで失速したのはデキの問題でしょう。どう考えてもクロッカスSは余計でした。また、大箱向きではないのかも知れません。
9着○ショウナンザナドゥは前回の輸送時も10㎏ほど馬体重が減りましたが、今回も馬体減。調教負荷を掛けなかった(掛けられなかった)だけに栗東時点で馬体が増えていなかった可能性がありますが、輸送で追い打ちを掛けられた感じです。それでも馬体の造りは流石と思わせるもので、ギリギリ大丈夫と見ていましたが・・・
瞬発戦になるよりもスピードの持続力を生かしたいタイプだけに、この日の流れは悪いものでは無いと思います。4角時点でもう手応えは渋めだったあたり、ペース云々ではなく走れる状態に無かったのでは?と思いますね。賞金不足で桜花賞は無理なのでトライアルで権利取りを目指すのでしょうが、まずは成長を促して馬体を増やすことが損して得を取る結果になると思うのですが・・・
さて、今週は「フェブラリーS」をはじめ4重賞。かなり準備に時間が掛かりますので、週中更新の頻度は大幅に落とすと思います。
注目は当然その「フェブラリーS」ですが、登録メンバーを見るとかなりペースが上がる可能性が。そうなって浮上するのはこの馬でしょう。
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(10位ぐらい)
典型的な基礎スピード型ですからね。ただ昨年よりメンバーは強化していて・・・
次回は「フェブラリーS」を分析します。
5着△ソールオリエンスにとって雨の影響が残った馬場は歓迎でした。前走は展開利を見込んで思い切って位置を取る競馬を試みましたが、今日はいつも通りに後方で脚を溜める策。いつもと違ったのは勝負所で外を回さずにインを通したことで、こういう器用な立ち回りが出来たのは収穫でした。ただ、そこから外に持ち出すところで手間取り、その後も内に行くか外に行くか逡巡。結果、内を選択しようとするも無理と判断して外に行きましたが、この一連のロスはかなり痛かったです。外に出してからは目立つ脚で伸びただけに、もう少しスムーズに捌けていれば際どい勝負になっていたでしょう。
馬場と京都が合っていたことは否めませんが、それでも負荷が軽く万全ではないと思える状態、向かない展開の中でこれだけやれたのは立派で、やはり直線が長いコースでは強いですね。それだけに直線が短い阪神内回りの大阪杯は向かないでしょうね。目標がどのレースかは知れませんが。
6着△プラダリアの追い切りを見た感想は、悪くはないものの昨年には及ばない状態で、それは予想文で書いた通り。ただパドックの様子を見ても走れる状態にはあったと思われ、位置もベストでは無かったもののベターではあったと思います。それでも走れなかったのは勝負所からの立ち回りの消極さですね。かなりスローで進行している状況だっただけに、コーナーでなるべくインを回すことは必須ですが、池添Jはリビアングラスの外、セイウンハーデスの後ろに入れたにも関わらず、早々にそこを捨てて外から上がっていったチェルヴィニアの後ろに進路を採りました。自ら進んで外を回すこと自体に疑問符が付くのに、後ろから上がって来たチェルヴィニアの後ろに入る=後手に回るわけですから意味不明な判断。あの状況ならどう考えてもチェルヴィニアに後れを取らず、且つ内で距離得を取る選択肢しかないわけですが、なぜあんな判断を下したのか理解に苦しみます。そして、自身が開けたスペースは一列後ろに居たヨーホーレイクが入り、そのヨーホーレイクが勝ったわけですから目も当てられません。(岩田望Jからすればラッキー)。これで直近一年における池添Jの重賞成績は【0-0-1-42】に。43頭中16頭は5人気以内馬ですから酷過ぎるわけですが、今日のようなロジカルさの欠片もない乗り方をしているのですから当然と言えば当然。以前から彼は感性に頼り、頭を使った騎乗が出来ないことを再三再四書いて来ましたが、言って来たことがただの悪口ではなく、事実に基づいた批評だと言うことがこれで理解してもらえると思います。感性に頼ると言えば聞こえは良いですが、要はただの偶然ですからね。
8着◎セイウンハーデスは折り合い不安があるのでゆったり入れる外枠は絶好。そして好発から想定通り楽に外2番手が取れ、道中はバビットから付かず離れずの位置でスローペースを創出と立ち回りは完璧でした。そもそもロンスパ戦は得意ですからラップ構成に文句もなく、あとは直線で伸びるだけでしたが・・・あれで伸びきれないあたりはまだ本調子ではないと言うことでしょう。脚元故障以降は坂路オンリーでしか調整出来ていないですが、やはりコースで追いつつ馬体も絞り込まないとダメなのでしょう。陣営は出来る範囲でしっかり仕上げてくれましたし、幸Jもこれ以上ない完璧な騎乗ぶりで何の文句もなし。ただただ私の見る目がなかっただけの話です。
9着○チェルヴィニアはややスタートが悪く中団から。ペースに敏感なルメ―ルJらしく、向正面の早い段階でペースが落ち着いたことに「まずいなあ」と思ったのでしょう、残り1000m標あたりから捲り気味に位置を上げて先団へ。このあたりは人気馬の義務とも言える動きで好感が持てます。上がって行った地点のラップは13.3秒ですからそこまで強い負荷は掛かっておらず、完調ならば差し切れたかはともかく、今日のように全く脚が使えないことは無かったでしょう。脚が使えずに流れ込んだだけの結果になったのは力が要る馬場が向かなかったこととデキの問題。調教本数は積んでいたものの強い負荷は掛けられいませんでしたし、パドックでは「85%、皮一枚厚い」と評したように研ぎ澄まされた感じはなし。それでも能力は出せると思っていましたが全くでしたね。85%すら言い過ぎて70%程度の状態でしかなかったかも知れません。いずれにしても参考外の敗戦として良いですが、馬場については高速馬場専用機の可能性があります。
【2025 クイーンC】
◎12コートアリシアン
○4ショウナンザナドゥ
▲8ティラトーレ
☆10ロンドボス
△11マディソンガール
△7エンブロイダリー...1着
▽5ロートホルン
▽13エストゥペンダ...3着
パドック推奨馬→4ショウナンザナドゥ、5ロートホルン
期待値レベル:7
予想結果:不的中(3連複15点)
投資 11,000円→回収 0円

レースラップ
12.3-10.8-11.1-11.5-11.5-11.5-11.6-11.9(45.7-46.5)
このレースは3歳牝馬の東京マイル戦としては異質なラップ構成になったレース。求められた適性が良くある3歳牝馬のマイル戦とは違ったものだったと言う点で、桜花賞に繋がるかと言うとかなり疑問(強いとか弱いとか、そういう次元の話ではない。あくまで適性の話)。どちらかと言えばNHKマイルCや秋華賞に繋がるレースだった印象で、これは頭に入れておいた方がよいと思います。
展開ですが、ロートホルンが内から主張してハナ。外からエンブロイダリー・ティラトーレ・ギフテッドが並んで4頭雁行のような形になったことで前半3Fは34.2秒の速いペースに。そして意識的かは分かりませんが、4F目からはエンブロイダリーが前にプレッシャーを掛けたことで中盤のペースも緩まず、4~5F目は11.5-11.5秒ですから2月時点の3歳牝馬戦としてはタフな流れに。先行馬はもちろんのこと、中団以降で追走した面々も追走に脚が削がれましたので、最後は全頭がバテた状態でゴールすることに。求められた能力は持久力で、これは大箱マイル戦としては珍しいパターン。桜花賞に繋がらないと書いたのはこれが理由で、流れ一つで上位馬の顔ぶれはごろっと変わることは間違いないです。今日の上位馬は今日の流れで強かっただけ、と言うことは頭に入れておきましょう。
1着△エンブロイダリーは揉まれ弱い感じを見せるここまでのレース振りだっただけに、外2番手が確保出来たことは良かったです。そして今日の厳しいペースを2番手から抜け出して2着に2馬身半差を付ける圧勝を飾ったわけですから、基礎スピード型であることは確定。馬場差があるので現時点では何とも言えませんが、先週の東京新聞杯が前後半46.1-46.5秒で1分32秒6ですから、1分32秒2の時計はかなり優秀で、こういうペースパターンでのポテンシャルは相当高いですね。
調教師は「この世代でもトップクラスの瞬発力」と語っていましたが、瞬発戦で残した記録は大したものではなく、基礎スピード型と確定しただけに、やはり瞬発戦になって良いタイプではないでしょう。かと言って瞬発戦に全く対応出来ないわけではないのですが、恐らく緩急の付く流れになるだろう桜花賞で今日と同等以上のパフォーマンスを見せられるかはやや疑問。
2着消マピュースは追い切りが全くダメと思いましたし、パドックの歩様も硬くて全く予想外の好走でしたが、マインドユアビスケッツ×フィルムフランセの組み合わせだけに、基礎スピード戦になったことが何より良かったのでしょうし、こういうペースでこそ高いパフォーマンスを発揮出来るタイプと思います。いずれもスローラスト3F戦だったここまでの3戦はいずれも平凡ですから、緩急があるペースになると間違いなくパフォーマンスを落とします。今日の結果だけで赤松賞の評価を上げたりするのは愚の骨頂で、この判定にはかなりの自信があります。
3着▽エストゥペンダもマピュースと同じ。フェアリーS→クイーンC連続好走となりましたが、いずれもハイペース消耗戦になったことで共通しており、スローor緩急がある流れ(いわゆる瞬発戦)で自力脚が求められて同じだけ走れるとは思いません。ただ本馬の場合はマピュースとは違って、馬体重を大きく増やしてから瞬発戦を走った経験がなく、単純に地力強化しているのであれば瞬発戦でも走れる可能性はわずかですがあります。
4着◎コートアリシアンは十中八九出遅れると思っていただけに、五分に出したことは驚きましたし、道中もしっかり折り合えました。これは陣営の努力の賜物であり、坂井瑠星Jの技術でしょう。レース振りに文句はなく後は伸びるだけでしたが、このペースを追走したことで終いの脚を失くした印象。上位3頭とは違って、溜めて終いの瞬発力を生かしたいタイプですから、今日はとにかく流れが向きませんでした。そう思えば最悪の流れで4着に走れたのは能力の高さの裏返しで、瞬発戦になれば少なくとも2,3着馬に負けることはないです。それだけに巻き返しは必至で、今日の負けで評価を落とすなら美味しい存在になりますね。ただ賞金的に桜花賞に出られるか・・・
5着消スライビングロードは中団インで折り合っての追走。そのまま距離ロスなくインで立ち回り、直線も大きな不利はなく走破しましたが、気の利いた脚が使えずに流れ込んだだけの結果。ただ1分33秒前半で走破出来るスピード能力は持っていないと思っていただけに、予想以上に頑張った印象。春クラシックでは云々言えないかもですが、使いつつ強くなって行きそう。
6着△マディソンガールは出遅れが痛かったと言う見方になるのでしょうが、最後方でも促しつつの追走だったように、このスピード競馬が忙しかった感。五分にスタートを切って変に流れに乗っていれば、もっと着順を落とした可能性があると思っています。マイルならばもう少しペースは落ちた方が良いでしょうし、基本的にはオークス向きではないでしょうか。ポテンシャルの高さに疑いようはないので、これは評価を落とす必要はないです。
7着▽ロートホルンも中距離向き。
8着▲ティラトーレは展開は厳しかったですが、スロー瞬発戦になるよりこういう淀みない流れを好むことは間違いなく、それでここまで失速したのはデキの問題でしょう。どう考えてもクロッカスSは余計でした。また、大箱向きではないのかも知れません。
9着○ショウナンザナドゥは前回の輸送時も10㎏ほど馬体重が減りましたが、今回も馬体減。調教負荷を掛けなかった(掛けられなかった)だけに栗東時点で馬体が増えていなかった可能性がありますが、輸送で追い打ちを掛けられた感じです。それでも馬体の造りは流石と思わせるもので、ギリギリ大丈夫と見ていましたが・・・
瞬発戦になるよりもスピードの持続力を生かしたいタイプだけに、この日の流れは悪いものでは無いと思います。4角時点でもう手応えは渋めだったあたり、ペース云々ではなく走れる状態に無かったのでは?と思いますね。賞金不足で桜花賞は無理なのでトライアルで権利取りを目指すのでしょうが、まずは成長を促して馬体を増やすことが損して得を取る結果になると思うのですが・・・
さて、今週は「フェブラリーS」をはじめ4重賞。かなり準備に時間が掛かりますので、週中更新の頻度は大幅に落とすと思います。
注目は当然その「フェブラリーS」ですが、登録メンバーを見るとかなりペースが上がる可能性が。そうなって浮上するのはこの馬でしょう。
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典型的な基礎スピード型ですからね。ただ昨年よりメンバーは強化していて・・・
次回は「フェブラリーS」を分析します。