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皆様、こんばんは。
本日は「日経新春杯」について分析しますが、今年は変則日程で中京開催。中京の日経新春杯は2021~2023年の3年分のデータがありますが十分ではありませんので、本日はコース解説が中心で全体のボリュームが少なくなります。何卒ご了承くださいませ。
では、まずは舞台となる中京芝2200mコースについて考えましょう。


スタートは4角ポケット。ホームストレッチを目一杯使うコースで、1角まで514.1m(Aコース時)もの直線距離が続くことで自ずと前半3Fラップは上がりがち。その後、コーナー径がキツい1~2角に入るために一旦ペースは落ち着きますが、向正面に入って残り1000mからは下りになるためここで半ば強制的にペースアップする傾向で、概ね5Fロンスパ戦がデフォルトとなるコースです。中京芝2000mとは200mだけの違いですが、①スタート後の直線距離が200m長いことから、2000mよりも序盤のペースが上がること②急坂を2度越えることになること、これらから2200mコースの方がよりタフになることは頭に入れておきたいところです。
また、2000mコースが緩→緩→急になりやすいのに対し、2200mは急→緩→急の流れになりやすいですから、比較的差し馬優勢になりやすいコースであることも覚えておきたいです。

これは、2角4番手以内通過馬の成績を距離が200mしか違わない中京芝2000mと、同じ距離で長い直線距離を持つと言う点で共通する京都芝2200mとで比較したものですが(過去10年・13頭立て以上戦)、中京芝2200mは好走率も低ければ期待値も低いことが良く分かります。
これらを踏まえて過去データを見てみたいですが、3着内好走馬データは京都・中京開催混在の過去5年分を、レースラップについては中京開催のみ過去3年分を掲載します。


中京開催過去3年に限ると、3着内好走馬9頭中6頭が2角6番手以内馬で、10番手以下から馬券に絡んだのは2021年ミズマンマミーアのみ。この結果や、24神戸新聞杯が先行馬決着だったことから「差し馬不利」と書く安易過ぎる媒体が出て来そうですが・・・
★2021年は逃げ馬不在で前走初角4番手以内馬は4頭
★2022年は逃げ馬はショウナンバルディだけで前走初角4番手以内馬は6頭
★2023年は逃げ馬はキングオブドラゴンだけで前走初角4番手以内馬も2頭だけ
このように3年全てテンからペースが上がらない想定のメンバー構成で、前半3F-後半3Fラップは、2021年「35.3-35.7秒」、2022年「36.0-35.1秒」、2023年「36.3-35.4秒」とそれなりにペースが上がったのは2021年だけ。過去10年の中京芝2200mが舞台となった重賞において、2角4番手以内馬は【2-3-1-33】複勝率15.4%(複回値66円)とアベレージよりも圧倒的に成績が悪いと言う事実がありますので、やはりこの舞台(しかも多頭数戦)では差し馬有利です。
今年はメイショウタバルを筆頭に、グランスラムアスク・ケイアイサンデラ・タッチウッド・バトルボーンと逃げる可能性のある馬が複数登録。この中には気性的に非逃げ競馬では力が出せない馬が複数居ますので、全頭出走して来ればスローペースになるとは考えにくく、このコースらしい差し決着になると決め打っても良いでしょう。
日経新春杯は基本は京都芝外2400mが舞台ですから、場所も距離も異なる中京開催でも共通して参考になりそうなデータは多く存在しません。ただその中でも前走クラス別成績は参考になりそうで・・・

特に目立つのは前走条件戦使用の昇級馬・格上挑戦馬の活躍で、前走条件戦使用馬は【3-4-3-14】勝率12.5%(単回値117円)・複勝率41.7%(複回値130円)と好走率も高ければ回収率は単複ベタ買いでもプラスになっているのですから、前走条件戦使用馬は全部買っておいて良いぐらいです。
これはG1の谷間時期でレースレベルが落ちることとハンデ戦であることによる現象ですが、特に影響が大きいのが斤量で、前走条件戦使用馬且つ今回斤量が2.0㎏以上減っていた馬は【3-2-3-11】勝率15.8%(単回値148円)・複勝率42.1%(複回値144円)と成績は更に上昇しますので、データだけで言えば該当馬を軸馬に据えても良いぐらいです。今年の登録メンバーで言えば、タッチウッドとマイネルエンペラーの2頭だけがこれに該当します。
と言うことで本日は以上。
今年は上位人気馬の多くが小さくない不安材料を抱える信用出来ない面々ですから、かなり荒れることも予想されますが、上位人気必至のこの馬も信用ならないですよ
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内最後尾に馬名を記載しておきます(10位ぐらい)
舞台設定や展開は本馬向きだと思うのですが、2走前は特に優秀な内容では無かったですし、前走は展開が向いた上で時計・ラップも特に目立つものでは無し。それは本馬と同様に展開利を得て僅差で入線した4着馬の次走惨敗が証明しています。馬柱の見た目の良さだけで人気しそうですが、そもそもの能力が足りない可能性が高く、信用は出来ません
次回は「日経新春杯」の追い切り分析です。