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皆様、こんばんは。

12月2週の振り返りです。

先週は、阪神JFにおける岩田望Jの騎乗ぶりが素晴らしすぎて、自身の予想結果云々よりもそっちの方を書きたいですね。彼については散々騎乗内容についてこき下ろして来たことは当ブログの読者様であれば良くお分かりかと思いますが、完全に一皮むけたと言う素晴らしさでした。詳細はレース結果報告をお読み頂ければと思いますが、まああれを偶然でやれることはなくて、色々と理解した上での結果だったのだと思います。元々折り合い面や馬の操縦性については高い技術を見せて来た彼ですが、あのような高い競馬IQを披露した(しかもG1の舞台で)となれば、もう今後は彼の時代が来るかも知れません。2年ほど前に「次に来る騎手は団野Jだ」とどこかで書いて、その後はG1を複数回勝つなど順調に実績を残していますが、今後は団野Jと岩田望Jが引っ張っていく競馬界になるでしょう。そう思わせるほどの阪神JFでした。

尚、予想内容・本文は「競馬最強の法則WEB」にて無料でご覧頂けます(レース後は無料公開。地方交流重賞は見られません)。
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 【2024 阪神JF】 
13コートアリシアン
9ショウナンザナドゥ
10ブラウンラチェット
7ミストレス
12アルマヴェローチェ...1着
8カワキタマナレア
15リリーフィールド
17メイデイレディ
1ビップデイジー...2着
3ダンツエラン


パドック推奨馬→8カワキタマナレア、10ブラウンラチェット、13コートアリシアン

予想結果:不的中(3連複21点)
投資11,000円→回収 0円
阪神Jf
レースラップ
12.1-10.6-11.5-12.3-12.0-12.0-11.5-11.4(46.5-46.9)

テンから逃げ争いはなく、見た目にペースは速くないと思いましたが、前半3Fは34.2秒ですからそこそこ速いペース。これはミストレスと同厩舎なのにモズナナスターがインで無駄に突っ張ったことが原因で、田口Jの対応は0点(矢作厩舎視点で、ですが)。そこから丘の上りもあって急激にペースを緩めた坂井瑠Jの対応も褒められたものではなく、結果的に急→緩→急の差し馬向きの展開となりました。従って、差して上位入線した面々の過大評価は禁物で、先行して上位に残ったテリオスララとショウナンザナドゥを評価すべきレース。また、先行してそこそこ踏ん張ったミストレスとモズナナスター(リリーフィールドまで入れても良いかも)は見直しが利きます。ちなみに、本命にしたコートアリシアンの騎乗は0点です。

1着△アルマヴェローチェは出走馬中で唯一2勝C超の時計実績を持っていた馬ですから能力の高さに疑いはなかったですが、1F短縮と非洋芝戦への不安、そしてスローラスト3F戦の新馬戦のパフォーマンスがそれほどではなかっただけに、想定した緩い流れへの対応にも不安を感じて5番手にしか評価出来ませんでした。ただ、結果的にマイル対応も馬場も問題なかったですし、ペースが流れたことも幸い。そして何より鞍上の強力なアシストがあったことで勝ち切れたと言う結果になりました。
岩田望Jの何が素晴らしかったかと言うと、好発から好位を追走していましたが、3F目に差し掛かるあたりでペースが流れていることを察知して手綱を絞り、オーバーペースを避けて中団まで位置を落とします。並の騎手ならその位置のまま勝負所を迎えますが、彼が素晴らしかったのは4F目で急激に緩んだことで、丘の頂上辺りから手綱を押して位置を上げたこと。この緩みで取り付く行為は、過度な負荷を掛けずにポジションを上げられるロジカルな行為で、競馬においては結果を大きく左右する重要な戦術。ルメ―ルJやMデムーロJが多用する戦術ですが、これはペース察知能力と正しい競馬知識、そして特に大きいレースおいては胆力も要求される(これで失敗すれば動きが大きいだけ叩かれやすい)だけに誰もが出来ることではないですが、それをやってのけたことが素晴らしく、だからこそ「G1勝利」と言う最大の報酬を得ることが出来たわけです。20年近く競馬に乗りながら、未だにペースが上がった所で捲りを打ってしまうような競馬IQゼロの某騎手が、いつまで経っても中央G1を勝てないのとは対照的ですが、ビッグレースを勝つことには理由があって、偶然で成し遂げられるものではないのです。
そしてそれに応えたアルマヴェローチェも素晴らしく、ああいう動きが出来たのは本馬の操縦性が高かったことも一因で、これはビッグレースにおいては大きな武器になります。ただ、このレースは騎乗内容も含めて噛み合った面が大きかったことも確かで、これにて桜花賞候補の筆頭になったとはとても言えないです。速い時計(馬場)への対応、ペースが緩んだ場合への対応がその最たるものですが、それだけに次走で盲目的に信用されるようであれば、逆に疑ってみるのもありでしょうね。

2着▽ビップデイジーは序盤こそ追走に苦労していましたが、ラップが緩んで下りになった4F目以降は楽な手応えで追走し直線へ。追い比べでアルマヴェローチェには見劣りましたが、展開利があったと言っても2着にまで差せたのは予想以上で、思ったよりも能力が高かったと言うのが正直な感想。これを見抜けなかったのは単純に私の能力不足です。新馬戦がハイペース、2戦目はスローラスト3F戦と真逆のペースで共に勝ち切ったセンスの高さが最大の売りで、ペースに左右されない分、今後も崩れは少ないタイプと思えます。ただ、2戦目のラップを見る限りはキレに秀でたタイプではないので京都が向いた感は大きいですし、サトノダイヤモンド産駒だけに尚更。また高速決着に対応出来るのかも結構怪しいです。それだけに阪神の桜花賞でも走れるとは考えにくいので、基本的に疑って掛った方が美味しい思いが出来ると思いますけどね。

3着消テリオスララ
は終始それなりの位置で競馬を進めた点で展開的には楽ではなかったですし、直線は伸びの悪いインを走った不利もありました。それでいて3着に粘り込めたのは能力の高さに他ならず、勝ち馬との比較はともかくとして、少なくとも2着ビップデイジーよりはこちらの方がパフォーマンス的には高く評価したいですね。非逃げ競馬になってどうかの懸念はありましたが、終わってみれば全く問題なかったですね。ただ、本馬にしても手放しでは評価出来なくて、兄にセラフィックコールやサンライズアースが居る血統だけに、ペースが上がったことが幸いしたことは事実。スローラスト3F戦だった前走までのパフォーマンスはイマイチで、自力で速い脚が使えるタイプではありませんから、阪神マイルらしい流れになって同じだけ走れるかと言うと甚だ疑問です。

4着○ショウナンザナドゥは結果的に位置を取ったことがマイナスになりました。直線で一脚を見せて一瞬は勝つかとも思わせましたが、今日の流れではちょっと厳しかったです。最後にテリオスララに競り負けたのは、戦前に指摘した100%の仕上げではなかった分でしょう。抽選待ちで難しい立場だっただけに仕方なかったです。

6着◎コートアリシアンはデキは上々で、メンコ着用の効果もあってイレ込みもなく走れる状態でした。出遅れは想定内でしたが(と言うか、まず出遅れると予想で書いた)大問題だったのがその騎乗内容。まずサートゥルナーリア産駒を終始インで追走させて、直線もインに入れたのは全く理解出来ませんし、馬に乗ってお金を貰っているのに産駒の特徴を理解していない戸崎Jのプロ意識が0点。もっと言えば、インが有利な馬場でもないですし、出走馬の中で唯一10秒中盤の脚が使えることを証明していたのは本馬だけですから、あの差でも外を通して出し切れば上位には食い込めたはず。馬の能力を全く信用していない乗り方で、何から何まで0点でした。菅原明Jでどういうレースが出来たのかを見たかったですね。ただ、彼が凡庸な騎手だと理解しつつ本命にしたのですから、走れなかったことを彼だけの責任とするのはフェアじゃないですね。私も悪いです。

16着▲ブラウンラチェットは馬体重の影響としか言えないでしょう。放牧先から馬体を減らして帰って来たことは把握していましたが、気にも留めないかのように攻め馬を行っていただけに、調教後馬体重がマイナス10㎏でも走れるのだろうと考えてしまいました。巻き返せるかとは思いますが、アルテミスSのレベルは例年以下ですから、新興勢力が出て来るであろう桜花賞では半信半疑。

と言うことで、今年の上位3頭は桜花賞でも走れるかと言うと少々疑問。そもそも今年のメンバーレベルが高いとは思いませんし、桜花賞は阪神に舞台が替わりもしますので、尚のことこのレースは参考にならない可能性が高いと思っています。恐らく桜花賞は阪神JF出走馬以外から生まれることになると思いますが、その筆頭格はこの馬だと思っています。
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(20位ぐらい)


 【2024 カペラS】 
14サンライズアムール
6ガビーズシスター...1着
11チカッパ
15テイエムトッキュウ
1ナムラフランク
4ジレトール...3着
9クロジシジョー...2着
8インビンシブルパパ
△7クインズメリッサ


パドック推奨馬→9クロジシジョー4ジレトール、1ナムラフランク

予想結果:不的中(3連複21点)
投資10,000円→回収 0円
カペラ
レースラップ
11.5-10.1-10.9-12.0-12.7-12.9(32.5-37.6)

チェイスザドリームが無駄に抵抗し過ぎたことで、前半3Fは過去10年で2番目の激流に。そうなったことで完全な差し馬向きの流れになりました。◎サンライズアムールはその流れの3番手から4着ですから、本命に相応しい走りはしてくれましたので、自分の予想には満足です。チェイスザドリームが無駄なことをしなければ、恐らく当たっていたレースだったと思います。ただ競馬ってそういうものなので仕方ないです。


 【2024 中日新聞杯】 
2マテンロウレオ...3着
8デシエルト...1着
3キングズパレス
9コスモキュランダ
10ロードデルレイ...2着
16クルゼイロドスル
13フライライクバード
18アドマイヤハレー
15ジェイパームス
11マイネルメモリー


パドック推奨馬→3キングズパレス、2マテンロウレオ

予想結果:的中(3連複36点)
投資20,000円→回収84,840円
中日
レースラップ
12.4-10.7-12.2-11.9-11.6-11.8-12.2-11.7-11.8-12.1(58.8-59.6)

トーセンリョウは評価出来ませんでしたが、概ね良い予想だったと思います。ただもう少し荒れると思いましたし、金額設定した時点よりオッズが大幅に落ちてしまったのが・・・直前オッズで均等買いすれば回収率600%は達成出来ていたのですが、これが前日予想の難しさですね。


明日は「朝日杯FS」を分析します。