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皆様、こんばんは。

本日は「レパードS」について分析します。
まずは舞台となる新潟ダ1800mコースについて考えます。
レパード3
新潟ダ1800
新潟コース最大の特徴は、競馬場がかなり横長に造られていること。ダートコースは芝外回りコースほどではないですが、それでも全体的には横長で、つまりは直線比率が高いコースになっています。
レパード4
ご覧のようにコーナー比率は中央10場で最低。そしてコーナー半径も中央10場では最も短く、つまりはそれだけコーナーがタイトであると言うこと。スパイラルカーブでも無いので勝負所の3~4角でラップが落ちて直線で再加速する形がほとんどで、大井コースと似たような傾向を示します。
つまり、コーナーでは勝負に行きづらいですし、4角では差し馬が遠心力に抗えずに外に振られて加速態勢に入ることが遅れ差し遅れることも味方しますので、脚質的には先行馬有利になります。

2角4番手以内馬の成績(過去10年・13頭立て以上)
レパード1

2角8番手以下馬の成績(同上)
レパード2

これらを踏まえた上で、過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧を見てみます。
レパード3
レパード4
過去10年中8年で前傾戦、レパードSの前半4F平均ラップが48.5秒(良馬場のみ)であるのに対し、同舞台の古馬OP・リステッドそれが48.9秒なので、コース傾向とは違って前半に速いラップを踏みやすいレースです。その理由はまだキャリアの浅い3歳馬同士のレースだからで、具体的には砂被りや揉まれる競馬を克服出来ていない馬が複数→揉まれない位置を取るために先行激化、と言う構図によりペースが上がりやすいと考えられます。
レパード5
これは前走2角4番手以内通過馬の頭数を年度毎に並べたものですが、該当馬数が少ないほどペースが落ち着きやすい傾向にあり、概ね該当馬が5頭以上あると確実にハイペースになることも分かります(2023年は逃げ馬が後ろを5馬身離したので、実質的には前後半差1.2秒のハイペース)。
ペースが落ち着くと新潟ダ1800mらしく前有利の傾向に。
レパード6
これは前走2角4番手以内馬が4頭以下だった4年間の2角位置別成績ですが、ご覧のように圧倒的前有利に。

レパード7
こちらは該当馬が5頭以上存在してペースが上がった6年間の2角位置別成績ですが、かなり位置取りの重心が後ろに落ちていることが分かります。
今年の登録馬17頭中8頭が前走2角4番手以内馬ですから、過去データ通りに進むとすればペースアップは必至で差し馬優勢になるだろう見立てです。

上記の現象はキャリアの浅い馬同士の戦いになるからだと先程書きましたが、ダート戦では基本的にはキャリアを多く積んでいる馬が有利に。と言うのも、ダート戦ではキックバックへの対応力がかなり重要なファクターになりますし、性格的にキックバックを苦にせずとも、初めての場合は驚いて戦意喪失することも珍しくありません。また単純に揉まれる競馬にも「慣れ」は必要で、こういった競馬を経験しておくことはキャリアの浅い3歳馬同士では重要です。クラスが上がれば上がるほど理想の競馬は出来ないもので、自分より弱い馬相手に理想の競馬で勝って来たようなキャリアの浅い馬が、強敵相手で理想の競馬が出来ずに思わぬ脆さを出してしまうことはこれまで散々見て来ました。
過去10年における1~3人気馬は【4-6-2-18】複勝率40.0%と堅調ですが、この中でキャリア5戦以下の馬が【0-1-1-7】複勝率22.2%(複回値42円)であるのに対し、6戦以上馬は【4-5-1-11】複勝率47.6%(複回値74円)と複勝率に関してはダブルスコア以上の大きな差が生まれています。キャリア6戦以上で馬券に絡んだ12頭中6頭は2回以上4着以下に負けた経験を持っており、負けることで学ぶ(慣れる)ことがあることを示しています。

次にデータ面を見て行きたいですが、今年(2歳戦については昨年)から「全日本的なダート競走の体系整備」が行われており、中央・地方共に番組に大きな変化が。従って参考にならないデータの方が多く、ここでは人気別成績だけ掲載して、そこから少し掘り下げてみます。
レパード8
1人気は堅調ですが、1~4人気と言う括りでは【4-6-2-28】勝率10.0%(単回値28円)・複勝率30.0%(複回値48円)とかなり信用度は低いです。人気を裏切るパターンとしては先に書いたように「少キャリアの馬」なわけですが、今年は上位人気候補がほぼ全頭キャリア5戦以下ですから、多少疑ってみても良いと思います。
となると5人気以下馬の出番ですが、該当馬は【6-4-8-90】勝率5.6%(単回値145円)・複勝率16.7%(複回値98円)と期待値こそ高いですが好走率は低め。そこでもう少し絞り込みたいですが、降級精度が廃止になった2019年以降では、前走1勝C出走馬が【0-1-1-19】、前走2勝C3着以下馬が【0-0-0-7】、それ以外の組では前走二桁着順馬が【0-0-0-4】と良績が少ないので削除。これらを除くと【4-0-3-16】勝率17.4%(単回値346円)・複勝率30.4%(複回値142円)と単複共にベタ買いでもプラスですし、近5年連続で1頭以上が馬券に絡んでいますので、5人気以下馬から上記に該当する馬を穴馬として積極的に買って行きたいですね。

それから、ザックリ書いておくならば、例年このレースは3勝Cで勝ち負けする能力があれば上位に食い込めますので、それに値するだけの時計が出せているかを精査するだけでかなり的中に近付けられると思います。

と言うことで本日は以上ですが、最後に穴馬として面白い一頭をご紹介して本日の締めとさせて頂きます。
この穴馬!
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(20位ぐらい)
前走は重賞のペースに追走が苦しそうでしたが、あれを経験したことで「慣れ」が生まれれば。説得力ある時計で走った経験はないですが、相手なりの感じがありますし、砂被りや揉まれは平気なので上手く立ち回れる利点も。展開は向きそうですから、内枠が取れれば面白いです

明日は「エルムS」を分析します。
尚、諸事情により8月の月額会員様募集開始は月が開けてからになるかも知れません。