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皆様、こんばんは。
7月1週の振り返りです。
日曜は朝からため息騎乗連発で「ええ加減にしてくれよ」と思いながら一日を過ごしていましたが、七夕賞でトドメの一撃を食らいストレス爆発(詳細は後述)。もうね、ほんとにしんどいですわ。一週間それこそめちゃくちゃ時間を掛けて、めちゃくちゃ悩んで出した答えがたった一人の騎手の準備不足で全て台無しになる。正解だったかも知れないものが不正解になる。そういうギャンブルなので仕方ないと頭では分かっていますけどね、それでもやはり不条理ですよ。
私は基本的に騎手には多くを求めませんが(30年以上競馬を見て来て、多くを求めても無駄だと言うことを理解しているので)、それでもやるべきこととやってはいけないことは理解して乗ってくれよとは思いますし、努力や時間を惜しまなければ誰でも出来ること(騎乗馬の予習・復習、自身の騎乗馬以外の把握、自身の騎乗内容の反省、などなど)はやった上でレースに向かうことは必須だとも思っています。例えば○月○日に試験がある、プレゼンがあると言う状況で、何の準備もせずに試験やプレゼンに臨みますか?と言うのと同じ話。対価を貰って仕事をしている以上は当然準備はすべきですし、その準備の精度を上げることこそがプロフェッショナルとしてのあるべき姿でしょう。
そういう点において、どう考えても準備不足と思える仕事しかしていない騎手が多すぎるからこそ私は怒り狂うわけで、例えば瞬間的な判断を誤ったなど仕方ないと思える事象については基本的に批判しません。まだ彼らの仕事の良し悪しが自身にだけ返って来るもの(例えば個人競技のプロスポーツ選手がそれに該当。努力を怠り成績が落ちれば淘汰され、自分の職がなくなるだけ)ならばそれで良いのですが、公営ギャンブルの騎手はその一つの騎乗に膨大な数のお客様のお金が掛かっているわけですから、尚のことやるべきことをやってレースに臨まなければいけません。だからこそ適切な批評は絶対に必要ですし、「騎手のせいにするな」とか「騎手を責めるな」と言う全く意味不明な意見に私は耳を貸さないのです。そういう意見を言う人間は業界の構造をまるで理解していませんし、そもそも批評するだけの根拠と知識に欠けているだけの人間です。お話になりません。
止まらなくなるので終わりますが、七夕賞で起こった出来事はそういう準備・認識・知識不足が招いた悲劇。ああいうのはしっかり批評しないとダメです。
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【2024 七夕賞】
◎8ダンディズム
○2レッドランメルト
▲10リフレーミング
☆11キングズパレス...2着
△9バビット
△4レッドラディエンス...1着
△3ボーンディスウェイ
△6アラタ
△14フェーングロッテン
▽1ノースザワールド
パドック推奨馬→5カレンルシェルブル、11キングズパレス
予想結果:不的中
投資10,900円→回収 0円
レースラップ
12.0-10.7-10.9-11.6-12.1-12.1-11.9-12.3-12.2-12.1(57.3-60.6)
展開ですが、外からセイウンプラチナが主張するも、バビットが枠の利を活かして単独でハナ。1角を前に早々に隊列は決まりましたが、そこからもセイウンプラチナが半馬身差でプレッシャーを掛け続けたこと(これを無駄絡みと言う)でコーナーでも緩むことが無く、5F通過は57.3秒で前後半差3.3秒ものハイペースに。向正面では前5頭と後ろ8頭の集団に11馬身ほどの大きな差が生まれ、その間に位置していたのがノッキングポイントとフェーングロッテン。結果的にはこの中間層と、後続集団の先頭を走っていた組に展開利が生まれることになりました。
1着△レッドラディエンスは先頭集団から大きく離れた後続集団の先頭を走っていた馬。本馬で5F通過59.6秒程度ですから、ペースとしては適正で、しっかり後半に脚を残すことが出来ました。速い脚を持っていない馬だけに上がりが速くなるのは嫌でしたし、かと言ってハイペースに身を置いた経験もなかったので、離れた後続集団で追走に脚を使わない形ながら前が勝手に自滅してくれた展開は願ってもないもので、今日は展開がドンピシャにハマったと言う印象。また2着キングズパレスは例の如く内にササりまくって力を発揮出来なかったこともアシストになりました。従ってこの重賞勝ちを過大評価することは非常に危険。再現性は低いですから、基本的に次走以降も疑って掛かった方が良いです。
2着☆キングズパレスも後続集団の先頭列で展開は向きました。ただ右回りではかなり内にササる馬で、今日も直線ではずっと内にササって前に推進力を向けられませんでした。ガチンコ勝負でレッドラディエンス程度に負ける馬ではなく、今日負けたのは右回りが全て。そして2着に走れたのは展開が向いたことが全てです。能力は高く評価していますが、その能力を最大限に発揮出来るのは左回りですから、今後も右回り戦では疑って掛かるべきです。
3着消ノッキングポイントは先頭集団の最後尾から3馬身後ろを追走。本馬でも5F58.7秒ぐらいですから、上位2頭に比べると展開は厳しかったです。本馬については上がりが掛かる展開は良いものの、距離がギリギリと言う見立てでしたので消し評価としましたが、今日の競馬を見ると評価の修正が必要ですね。この馬に関しては完全に査定を誤りました。
4着◎ダンディズム。さて、大大大問題なのがこの馬(と言うか騎手)ですね。ほぼ100%出遅れる馬なので、出遅れは想定内で1馬身遅れならばむしろゲートは出た方。問題はここからで、いつもの後方待機策とは違って押して押して好位を取りに行くと言う意外な最序盤。結果的に前半5F57.3秒、本馬でも58.2~3秒通過のオーバーペースに巻き込まれることになり、その影響でゴール前では脚が上がって4着に負けたわけですが、これがスローペースになる展開想定も、結果的にペースが速くなってしまったのであれば仕方ないですし、展開を見越して位置を取りに行ったんだとむしろ褒めるべき対応になります。が、私の展開想定では序盤からペースは上がる想定、専門誌でもペースは緩まない想定で、メンバーを考えれば多くのファンの方もペースは上がると予想したと思われる状況。そういった中で、わざわざ激流に巻き込まれに行く選択は首を捻るしかないですし(100歩譲って、めちゃくちゃ良いスタートを切った流れでならまだ理解出来ますが、いつも通りに出遅れてますからね)、ましてや本馬は先行競馬すらほぼ未経験の馬。速いペースを追走させて脚が削がれないかをまずは心配しなくてはいけない状況ですから、一体何を根拠にあのような選択をしたのか、その上で残せると考えた根拠はどこにあると考えたのか、本当にマジで心から聞いてみたいものです。
流れが流れだけに、いつもの脚を溜める競馬をしていれば勝負になった可能性は極めて高いでしょう。「9人気で4着に持って来た」と言うトンチンカンな見解であの騎乗を褒める層が居ますが、私から言わせれば「この馬のことを理解していない層が大多数だったから9人気だっただけで、普通に乗れば勝つ力はあったのに騎手が足枷となって4着に負けさせた」だけ。ハッキリ言って暴挙です。こんな信じられないことをするなんて事前に読むのは無理で、なんでこんなやってはいけないことにだけ積極的なのか、本当に理解が追い付きません。
5着▲リフレーミングは出遅れてしまい、後方集団の中の後方。前にキングズパレスを見る形。道中は後方馬群内でしたので動くに動けず、キングズパレスが動いた後を追う形、つまりは終始後手の対応。4角でその状況を解消しようとキングズパレスの外から捲ろうとするも、外のカレンルシェルブルに締められたことで断念且つブレーキを掛ける不利。出遅れた上に全ての対応が後手になっては上位に食い込めるはずもなく、キングズパレスの後を追うように5着でフィニッシュ。こうなってしまったのは全てスタートの出遅れで、それぐらいスタートは大事。最序盤の数センチの差がゴールでは数メートルにもなると常日頃から書いていますが、その典型のようなレースでした。逆に言えば見直しが利く敗戦だったと言うことです。
6着○レッドランメルトはダンディズムとは違い、やるべき競馬をやった上で厳しい展開に巻き込まれて失速したものですから、全く非難される騎乗ではありません。むしろ近走不安定だったスタートを決め、ペースが速いので前との距離差を取った対応は褒められるべきものでした。かなり恵まれない競馬が続いているだけで馬柱よりもずっと強い馬ですから、予想文で書いた狙い時に積極的に狙って行きたいです。きっと近い内に大穴を開けてくれます。
8着▽ノースザワールドは今日は枠が全て。この馬も枠に恵まれれば穴を開けられるだけの能力を持っています。
10着消カレンルシェルブルはもっと時計が掛かる馬場でないと狙えませんし、デキも良くなかったです。今日は過剰人気。
13着△フェーングロッテンは位置取り云々以前に大幅馬体減がかなり嫌でした。まだ去勢の悪影響が続いているようで、も少し時間が掛かるかも。
14着消セイウンプラチナ。ダンディズム以外で書いておきたいのが本馬で、とにかく道中の対応が最悪。早々に隊列は決まってしまいハナを奪えないことは確定したわけで、そうなると騎手は即座にBパターンに切り替えるべきです。本馬が勝ったレースはスローペースばかりですから、そうなるとあの状況で生き残るパターンはひとつだけ。それは逃げ馬に付かず離れずの番手を追走することで、何故なら本馬が前にプレッシャーを掛ければ掛けるほど、逃げ馬はそれを嫌って前に出ようとする=ペースが上がるから。にも関わらず、ずっと半馬身差でプレッシャーを掛け続ける対応をしており、あそこまでオーバーペースになったのは2番手だった原騎手が原因です。結果、共倒れで本馬は14着に大敗しました。
ペースを落としていても同じような結果になった可能性はもちろんありますが、それでも爆裂ペースで追走するよりペースを落として追走する方が残せる可能性が高いのは火を見るより明らかで、なぜあんな対応をしたのか全くもって謎。折り合いを欠いているように見えましたのでそのせいかもしれませんが、そうでないならば余程内田博Jが嫌いか、誰かからバビットを潰せと指示が出ていた以外に考えられませんが、まあそんなことは無いでしょうからね。この日も朝から競馬を見ていて、若手・中堅・ベテラン問わずに関東騎手のダメっぷりを何度も確認出来ましたが、もうね、本当にね、これで飯食ってるプロならもっと競馬を勉強して競馬IQつけようぜ、と思いますよ。競馬は繰り返し繰り返しレースを見れば必ずその仕組みが見えて来ますから、それを理解したもの勝ちなんです。ルメールJがあれだけ勝てるのは技術的な面だけでなく、とにかく様々な局面でロジカルな対応が出来るからで、彼は完全に競馬の仕組みを理解しているんです。レースを見ていれば丸分かりです。ですから、特に若手騎手に言いたいのは、フィジカルを鍛えるのも結構ですが、頭を鍛えた方がよっぽど差別化出来ますから、人が遊んでいる間に一日8時間レースを見続ければ天下を取れるかも知れないよ、と言うことですね。
【2024 プロキオンS】
◎14ブラックアーメット
○5スレイマン...2着
▲9ハピ
☆11ヤマニンウルス...1着
△12デシエルト
△7バスラットレオン
▽16ラインオブソウル
▽13ブルーサン
パドック推奨馬→9ハピ、14ブラックアーメット
予想結果:不的中
投資10,900円→回収 0円
レースラップ
6.9-10.5-11.1-11.9-12.0-12.5-12.6-12.6-12.6(46.4-50.3)
展開ですが、レガーメペスカ・バスラットレオン・ブルーサンのハナ争いがどうなるのか見ものでしたが、3頭の中で一番外でもブルーサンが速力で上回ってハナ。1角に入る時点で隊列は決まりましたが、ブルーサンは消耗型の逃げ馬らしくペースを緩めず。ただ結果的に5F通過58.6秒のペースは流石にオーバーペースで、これを積極的に追走した組はほぼ大バテすることに。多少のハイペース程度なら基礎スピードが高いOP馬ですから粘ることは出来ますが、流石に前後半差3.9秒のペースでは話は変わります。従って、差して上位入線した面々は過大評価しないように気を付けたいです。
1着☆ヤマニンウルスにとってまず良かったのは、前3頭が最序盤から飛ばしてくれたことで内に押し込められず摩擦の小さい形を早々に作れたこと。それでも今日のペースを先頭から4馬身差程度で追走しつつ、上がり最速馬と0.8秒差の優秀な上がりタイムでフィニッシュしたのですから優秀で、戦績通りに規格外ですし、かなり優秀なスピード能力を持っています。となるとG1戦線でも楽しみになりますが、ここまで一度も揉まれる競馬、砂を被る競馬をしていないのは不安材料。摩擦の大きい競馬になって能力を発揮出来なかった、と言うパターンは十分考えられますので、次走以降も内枠時には疑ってみて良いと思います。
2着○スレイマンは本命候補でしたが、枠と追い切りで評価を一つ落とした経緯。ただ馬群がバラけたことで懸念した揉まれる競馬は避けられましたし、1週前追いが軽かったことも特に問題は無かったですね。ヤマニンウルスと同じく今日の流れを先頭から6馬身圏内で追走しつつ2着に走れたことは高く評価すべきで、同時に前走はやはり京都(の下り)が敗因だったとハッキリしました。
3着消マリオロードは展開利に加えて、終始インをロスなく立ち回ったことが好走の一因ですが、ただそれにしても驚きの激走。3~4角中間から長らく待たされる場面がなければ2着はこの馬だったでしょう。例えば前走でもそうですが、今までもハイペースだろうが一歩足りない馬だっただけに・・・今日は疲れて出来ませんが、もう少し好走の要因を掘ってみます。分析結果はまた次回の予想文で記載します。
4着▲ハピは出たなりで馬のスピードに合わせて後方追走。3角手前から上がって行きましたが、そこからの手応えが渋く、コーナーでは外を回したこともあって進みがイマイチ。直線に入った段階ではもう疲れた様子を見せていましたので、懸念した通りに1700mのスピード競馬が合わなかった印象ですし、小回りコースも良くなかったかも知れないですね。スタミナ型だけに1800m以上で見直し。ただし、前を抜きたくない馬なので単系馬券は買わなくて良いタイプです。
5着消ゲンパチルシファーは、良績の少ない開いた間隔だっただけに展開利があったにしても良く走った部類。レース間隔を詰めて出て来た時に狙いたいです。
6着消ヴァンヤールはデキが本当ではない中での6着。展開も楽ではなく、良く走りました。次走以降は大きく狙いたい。
8着◎ブラックアーメットは一歩目でやや遅れたことで位置が取れず、理想よりも二列後ろの位置取り。それでもコーナー以降の行きっぷりはこの距離・コースが得意では無いハピにすら見劣ったのですから位置云々の話ではないでしょうね。過大評価し過ぎたのか、あくまで福島がベストなのか・・・とにかく見立て違いでした。申し訳ございません。
【先週の注目馬】
7/6(土)
函館8R:ヤマニンクイッカー→3人気3着(複勝160円)
小倉6R:レザンクール→1人気1着(単勝400円、複勝150円)
福島3R:メイザーキック→6人気4着
福島9R:ライクアフラワー→4人気3着(複勝160円)
7/7(日)
函館4R:ラーリア→5人気4着
函館8R:ウインルピナス→2人気5着
小倉7R:ゲルタ→3人気2着(複勝160円)
福島2R:サンカルミア→2人気3着(複勝140円)
★福島3R:ホウオウシンデレラ→4人気8着
福島8R:カムランベイ→2人気4着
土日計10頭推奨で【1-1-3-5】。勝ち切れず、4・5着が多すぎた印象。
日曜に見せられた競馬があまりにも酷いもので正直やる気を失っている現状ですが、競馬は続くので気持ちを立て直さないとダメですね。今週は函館の2重賞ですが、注目度が高いのは当然「函館記念」の方でしょう。いかにも難解そうで予想する楽しみが大きいですが、とりあえずセオリー的にこの人気馬は軽視すべきなのでしょうね
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に評価を記載しておきます(10位ぐらい)
明日は「函館記念」を分析する予定ですが、気持ちが乗らなければお休みします。