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皆様、こんばんは。
本日は「プロキオンS」を分析しますが、今年は変則日程による小倉ダ1700mで行われます。この条件での「プロキオンS」は2021年と2022年に実施されていますが、データを分析するには不十分な回数。そもそもの条件とは距離が違うこともありますので、ここでは過去データに関しては一切触れないこととします。
その代わりにコースと夏競馬をメインに分析を行っていますので、その点ご了承ください。
と言うことで、まずは舞台となる小倉ダ1700mについて考えます。


スタートは正面スタンド前右手の直線入口付近。最初のコーナーまでは約342mと不足ない距離がありますから最序盤からペースは上がる傾向。1角に入った所からは上りになりますのでこの地点ではラップが落ちますが、1~2角中間からは軽い下りですし、向正面半ばでは残り800mを迎えますので一貫して速めのラップを踏むことがデフォルトのペースパターンです。緩急が小さく差し馬は前との差を詰めるチャンスがありませんので、基本的には前有利です。

これは小倉ダ1700mにおける2角位置別成績ですが(過去10年・13頭立て以上)、ご覧のように前に行けるか否かで顕著な差が。ただ、ダート戦なのでどこコースでも基本的には先行馬優勢ですから、これは特に珍しい結果でもなく、どのコースでも概ね似たような結果になります。
他コースとの違いと言うと、まずは枠による有利不利が挙げられます。
ダ1700~1800m全体

小倉ダ1700m

ダート戦は芝よりもキックバックによる影響が多いことから、基本的には内不利になりがち。ただ、小倉ダ1700mはご覧のように外不利の傾向を示しています。淀みなく流れやすいため差し馬が前との差を詰めるポイントがないことは先程書きましたが、それに加えて小回りで外から勝負にも行きにくいですから、必然的に外が不利になると言う構図です。これは他の1700mコースでも見られない傾向で、小倉ダ1700m独特の現象です。
更に顕著な特徴があって、それは前走距離に関すること。
距離短縮

距離延長

複勝率ベースでは、距離短縮馬の成績が全体3位であるのに対し、距離延長馬は9位とその差は顕著。京都・阪神からの臨戦馬が多くなる小倉は、距離延長=300m以上の延長になることが多いことは当然影響しているでしょうが、前走1400m使用馬に限っても函館ダ1700mでは複勝率20.4%、福島ダ1700mでは17.8%ですから、それだけが理由ではありません。全体に緩急小さく淀みない流れになる=スタミナが必要と言う理解で良さそうで、1700m以下で良績を残して来た馬には優しくないコースだと覚えておきたいですね。
コース面以外で考えておきたいのは、これが夏競馬の重賞であること。
夏競馬の古馬G3

非夏競馬の古馬G3

これは夏競馬G3・非夏競馬G3における前走クラス別成績ですが、目立つのは夏競馬の方が昇級馬が通用しやすいことと、前走重賞出走馬の期待値が非常に高いこと。相対的にメンバーレベルが落ちてレベルが低くなる夏競馬では、前走で重賞に出走しているだけで優位性を持てると考えて良く、中でも前走二桁着順馬は馬柱の印象から人気が出ないこともあって【2-3-2-19】勝率7.7%(単回値123円)・複勝率26.9%(複回値254円)と非常に美味しいことになっています。
他に注意したいのは3歳馬の扱いで、夏競馬の古馬混合OP特別・リステッド・重賞における3歳馬の成績は【1-2-0-8】。11頭中6頭が単勝4人気以内馬だと言う事実からは好走率は低いと言わざるを得ませんし、好走した3頭中2頭はハンデ戦で斤量の恩恵があったと言う事実も。それぐらいこの時期のダート戦で古馬と伍して戦うことは簡単ではなく、夏競馬ではありませんが6月に行われたアハルテケSでも2人気に支持されたイーグルノワールが12着大敗を喫しています。従って、今年3歳で挑戦するブルーサンを積極的に買うのは違うと思いますよ。
と言うことで、本日は以上。
最後に、現時点で最有力に近いと思える一頭をご紹介して本日の締めとさせて頂きます。
この馬です
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(10位ぐらい)
前走はコースに対する不安を戦前に指摘して上位人気ながら評価はかなり落としたと言う経緯。予想通りに良いところなく負けましたが、コースが決定的に合わなかった敗戦だったと思います。小倉ならば巻き返せますので有力ですが、後は性格的に枠が問題になりますね。
次回は「七夕賞」を分析します。
あと、本日夕方から7月会員様の募集を開始しますので、よろしくお願い致します。