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皆様、こんばんは。
本日も「宝塚記念」について分析を続けます。
まず、前回記載していなかった過去5年の3着内好走馬一覧を掲載します。

さて、これは昨年も書いたことですが、春のG1シリーズ最終戦となる宝塚記念を考える上で「余力」は大変重要なテーマで、これは秋のG1シリーズ最終戦となる「有馬記念」でも考え方は同じ。近年ではクラブ馬のバッティングを避けるための使い分けにより、自然と間隔を開けるローテーションが主流となって来ましたが、一昔前の有馬記念ではジャパンCで激走した馬や天皇賞秋→ジャパンC→有馬記念のローテーションを組んだ馬が凡走する例が多く(特に5歳以上馬)、これが有馬記念を考える上での最も重要なポイントであると一部では認知されていました。
宝塚記念でも同じことが言えて、ここに至るまでに余力がない馬が多く消えて来た歴史があります。特に宝塚記念が行われる6月下旬はジッとしていても体力が削られる時期ですから、尚のこと余力は重要なファクターになります。

これは過去10年の1~3人気馬の中で、前走までに年内2走以上していた馬の戦績。着別度数は【4-1-2-13】勝率20.0%・複勝率35.0%ですが、これは過去10年の宝塚記念における1~3人気馬の勝率23.3%・複勝率40.0%を下回りますが、成績を押し下げているのは前走天皇賞春で3着内好走していた馬(=赤字馬名)で、その成績は【1-0-2-5】と人気・実績を考えると大不振。これは春3戦目&3200mと言う距離で激闘をした後の中7週と言う決して楽ではないローテーションが響いているとしか思えず、単勝1.4倍を裏切って不可解とも言える大敗を喫した2017年キタサンブラックはその典型例だったでしょう。
特に基礎体力が落ちて来る5歳以上馬は【0-0-0-5】と一度も好走例がありませんが、激闘後の厳しいローテに耐えられるのは4歳だけで、5歳以上馬は疲労が噴出して凡走すると言うのは有馬記念と全く同じ現象ですから、これらは決して偶然の産物ではありません。今年で言えばブローザホーンとディープボンドが危険馬に該当しますので、この2頭には黄信号が灯っています。
一方、前走までで年内1走しかしていない1~3人気馬の成績は以下の通り。

この組は、着別度数【3-1-1-5】勝率30.0%・複勝率50.0%ですから好走率は標準以上で、前走G1で2着以内馬は【3-1-1-0】とパーフェクト。年内1走で疲弊しておらず、G1で勝ち負け出来る能力をそのまま発揮出来ていると解釈出来ますので、このパターンは極めて信用出来ます。
今年唯一該当する可能性があるのがローシャムパークで、同馬を支持する方にとっては当日3人気以内であれば安心材料になりますね。
ここまでは上位人気馬にフォーカスを当てましたが、4人気以下馬でも考え方は同じ。

これは当日4人気以下且つ前走G1で3着以内だった馬の一覧ですが、その成績は【0-0-2-17】。前走G1で馬券に絡んだ馬の成績としては恐ろしく悪い結果ですが、19頭中16頭は年内2戦以上を消化していましたので、やはりG1での激走の疲労が原因で走れなくなる可能性は少なからずありそうです(それだけが凡走の理由とは言いませんが)。
今年はディープボンド・ブローザホーン・ベラジオオペラ・ルージュエヴァイユがこれに該当する可能性があります。
ならば狙うはG1好走馬以外の面々。前走G1凡走組に関しては好走条件①を満たす馬が【2-3-3-14】勝率9.1%(単回値53円)・複勝率36.4%(複回値172円)と、勝率はともかく好走率は高くオススメ。
前走非G1組については好走条件②を満たす馬が【2-2-1-9】勝率14.3%(単回値280円)・複勝率35.7%(複回値180円)とこちらも高い好走率を誇ります。尚、前走非G1組はレースレベルが高くなく、好走しても疲労の心配はありません。
前走G1凡走組の好走条件①はこちら
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前走非G1組の好走条件②はこちら
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次に、考えておきたいのが牝馬の活躍。
過去10年で【4-2-5-17】勝率14.3%(単回値130円)・複勝率39.3%(複回値189円)、出走頭数は年平均2.8頭ながら10年中9年で馬券に絡んでいるのですから偶然とは考えられません。理由として考えられるのはレースが行われる時期で、先に書いたようにシーズン最終盤のこの時期はそれなりに疲弊していますし、それに加えて暑さが酷いので「頑張らない」馬が出てきます。その点、基本的に牝馬は真面目でさぼらないので(逆に言えば牡馬はさぼる。この辺りは人間も同じ)、こういうタフな状況でも頑張る傾向が強く、それが牝馬の躍進に繋がっているものと思われます。夏に牝馬が強いのも同じ理由で、正確に言えば牡馬が夏に弱いので牝馬の成績が上がって「夏に強い」と表現されているだけ。別にメスが暑さに対する耐性が高いと言う科学的な根拠はなく、牝馬だって暑いとツラいんです。
今年は唯一の牝馬であるルージュエヴァイユに期待が掛かりますが、気になるのは過去10年で好走した牝馬延べ11頭中9頭がG1馬であったこと。そもそも強い馬だった上に我慢が利く牝馬と言う理由で好走したならば、非G1馬のルージュエヴァイユに関しては過去傾向を鵜呑みに出来ない感も・・・
最後に騎手についても考えておきましょう。
まずは所属地別成績から見てみます。

外国人>栗東>美浦と言う感じですが、騎乗馬の質もあるのでこれだけでは何とも。
そこでもう少し細分化して見てみましょう、と言うことで、1~3人気に絞った成績を見ると・・・

次に4人気以下馬の成績も

特に分かりやすい傾向が出たのが4人気以下馬の騎乗成績で、外国人>栗東>美浦の傾向は顕著に。特に美浦所属騎手と栗東所属騎手の複勝率はダブルスコアで、平均人気を見ても分かるように美浦所属騎手騎乗馬の方が質が高いのにこの結果ですから、美浦所属騎手騎乗の穴馬は非常に狙いにくいです。
これは阪神での宝塚記念の結果ですから京都に替わる今年にも適用出来るかは微妙ですが、関西で行われるG1は概ね同様の傾向を示しますので、信用するなら外国人騎手か栗東所属騎手でしょうね。
と言うことで本日は以上。
明日は未定ですが、追い切り分析はどこかのタイミングでアップするつもりではいます。
ただ、予想のネタバレになる要素を含む場合がありますので、その際は月額会員様とnoteご購読者様に限定して公開する予定です。