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皆様、こんばんは。

本日も昨日に引き続き「日本ダービー」を分析します。
ダービー2
ダービー4
過去10年における3着内好走馬30頭中23頭が前走皐月賞組で、連対馬に至っては20頭中19頭が前走皐月賞組ですから、別路線組にとって馬券に絡むことは狭き門だと言うことは昨日書きました。
その別路線組においてダービーで好走出来る馬には一つのパターンが存在していて、それは昨日のテーマとした「底力とスタミナ」に関連。具体的には、別路線組で馬券に絡んだ7頭中5頭は非スローペース戦を4角5番手以内通過から連に絡んでいたことで共通しており、つまりは緩くないペースを早めの競馬から粘り込むスタミナを証明していたと言うこと。別路線組において前走上がり最速馬は【0-0-2-16】、上がり最速且つ3F33.9秒以下だった馬に至っては【0-0-0-9】と全く奮いませんが、これはそういう軽い質のレースで残した上がり最速の記録などダービーにおいては意味をなさないことを示します。

それを踏まえて今年の別路線組を見てみると・・・
スプリングSを勝ったシックスペンスは超スロー2Fを上がり最速で勝利したものですからダ―ビーには繋がらず。
青葉賞を勝ったシュガークンは前後半59.5-60.7秒のハイペースを4角6番手から押し切った内容なので一見悪くないですが、逃げ馬が後ろを大きく離して逃げたもので実質スローペースですから評価としては微妙。
プリンシパルSを勝ったダノンエアズロックは3角5番手から抜け出す勝ち方は合格も、前後半61.6-58.0秒のスローペースでラスト3F戦気味の底力が問われない流れでしたのでダ―ビーには繋がらず。
京都新聞杯を勝ったジューンテイクも3角5番手から抜け出す勝ち方は合格も、前後半60.3-58.2秒のスロー4Fロンスパ戦で底力が問われない流れでしたのでダ―ビーには繋がらず。
このように各前哨戦はどうにもアピール不足で、データ面からは皐月賞組に対抗出来そうにありません(かと言って全頭消すわけではありません。あくまで過去データに照らし合わせた話ですので悪しからず)。

ならば王道路線である皐月賞組が優位性を見せるダ―ビーになるのかなと思いますが、その皐月賞組についてもダ―ビーで好走するためには条件が付きます。
まずは、皐月賞組における前走着順別成績を見てみます。
ダービー5
1~3着馬は【5-8-3-13】勝率17.2%(単回値68円)・複勝率55.2%(複回値103円)と堅調。皐月賞3着以内馬が5年連続で複数頭馬券に絡んでいますので、皐月賞好走馬は素直に信用して良さそうです。
尚、過去20年において皐月賞馬は19頭がダ―ビーに出走し、馬券外に沈んだのは8頭。8頭中5頭は皐月賞を4角5番手以内で通過していたことで共通しますが、概ね淀みない流れになりやすい皐月賞を早め進出から押し切れるのはスピードが勝っている可能性が高く、それ故に距離延長のダ―ビーでパフォーマンスを落とす馬が多いのでしょう。今年の皐月賞馬であるジャスティンミラノはハイペースを4角4番手から押し切った内容でしたから、過去に照らし合わせるとスピードが勝っている馬である可能性が・・・

続いて皐月賞4着以下馬については【3-1-3-57】勝率4.7%(単回値36円)・複勝率10.9%(複回値33円)と期待値が低いですが、10着以下且つ3着から0.6秒以上離された馬を除くと【3-1-3-28】勝率8.6%(単回値66円)・複勝率20.0%(複回値60円)まで上昇。
更に皐月賞で6人気以内だった馬に限ると【3-1-3-12】勝率15.8%(単回値123円)・複勝率36.8%(複回値112円)まで上昇するので一気に「買い」の領域に入りますし、過去20年にまで広げても不良馬場だった2年を除くと【3-3-4-22】勝率9.4%(単回値73円)・複勝率31.3%(複回値120円)と有力なヒモ穴であり続けます。
今年これに該当するのはアーバンシックシンエンペラーレガレイラの3頭だけですから、皐月賞4着以下からはこの3頭だけマークしておけば良いことになりますね(あくまでデータ上の話)。

その他で注目しておきたいのがキャリアに関するデータ。
ダービー6
これを見れば一目瞭然ですが、早期に賞金を加算して無駄にレースを使わず、体力を温存させてダ―ビーに向かうことが近年のトレンド。多いキャリアは経験値を増やせるメリットこそあるものの、素質で見劣る証明にもなってしまいますので、キャリア6戦以上馬は積極的に買いたくありません。特に近5年においては【0-0-2-28】ですから、今年これに該当するコスモキュランダサンライズジパングジューンテイクメイショウタバルはデータ的に積極的には買いたくない存在です。

と言うことで、本日は以上。
最後に、恐らく4人気以下になるだろう馬の中で面白そうな一頭をご紹介して本日の締めとさせて頂きます。
この馬です!
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(10位ぐらい)
エンジンの掛かりが遅い代わりに長く良い脚が使える特徴を持っていますし、血統的にも直線が長いコース向き。従って、今回の東京コース替わりは絶好です。ただ、パワーに寄った血統だけに極端に速い後半ラップを踏むと厳しく、最悪でも4Fロンスパ戦、理想は5F以上のロンスパ戦になること。5Fロンスパ戦になればラスト1Fでは全頭脚が上がって12秒台のラップを踏みますので、そこで差して来ることが目に浮かびます。

明日は「目黒記念」を分析します。