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皆様、こんばんは。

本日は土曜重賞「平安S」を分析します。
ただ、本日はやや薄めの内容に留めさせて頂きますので、ご了承ください。

まずは舞台となる京都ダ1900mコースについて考えます。
平安1
ダ1900
スタートは直線入口付近。最初のコーナーである1角まで約385mと十分な距離があることから最序盤のペースは上がりやすいですが、1~2角はコーナー距離が319mと短く強制的にスピードを落とされます。その後は3角の丘の上りまでペースが落ちて、丘の下りである残り900mあたりから再度ペースアップしますが、丘の勾配は芝コースほどキツくありませんので、クラスが上がるほど後半の動き出しは早くなりがちです。ペースパターン的には阪神ダ2000mに似ていて典型的な「急→緩→急」になりますから、ダートコースの中では比較的差しが決まりやすいコースだと覚えておきたいです。
平安2
これは京都ダートにおける3角8番手以下馬の成績を距離別にまとめたもの(過去10年・13頭立て以上・新馬戦除く)ですが、1900mの成績が最も良いことが分かります。ただ、あくまで各距離の中で優秀なだけであって、複勝率や回収値を見ても分かるように期待値は低く、ダート戦ですから基本的にはこのコースでも前有利であることに変わりはありません。

次に、過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧を見ておきますが、レースラップに関しては京都開催過去5年のものを掲載しますので、中京開催だった2021年と2022年は割愛します。
平安3
平安4
前後半バランスは正にバラバラではありますが「最初の500mでペースが上がり、続く400m(600m)でペースが落ち着き、ラスト4~5F目から再加速する」と言う点ではほぼ共通。京都ダ1900mらしいペースパターンなので先行馬には楽ではないのですが、流石にG3レベルの先行馬になるとペース耐性は強く、平安Sがこの時期の開催になった過去9年の3着内好走馬27頭中14頭が3角4番手以内通過馬ではあります。
ただ、その14頭中10頭が単勝4人気以内に支持されていた人気馬で、5人気以下馬に限ると【2-1-1-22】複勝率15.4%と好走率は高くないです。逆に、5人気以下で馬券に絡んだ11頭の約半分に当たる5頭が3角8番手以下通過馬ですから、展開的な優位性が差し馬にあることは間違いなく、根拠さえあれば人気薄の差し馬でも狙って行けます

その他データ面に関しては今日は割愛させて頂きます。
と言うのも「全日本的なダート競走の体系整備」により、今年から番組に大きな変化が生まれているから。平安Sが帝王賞へ向かうステップであることに変わりはないのですが、川崎記念が4月に移設されて帝王賞との結びつきが強くなったり、同じく名古屋GPも5月に移設。また、牝馬限定重賞ではありますがエンプレス杯も5月に移設され、兵庫女王杯が4月に新設されるなど、取り巻く環境は大きく変化。これによりステップレースは分散し、平安Sも例年よりレベルが落ちることが予想されます。従って、特に前走レース別成績などに関するデータを掘ることはあまり意味がないと思いますので、ここではあえて取り上げないこととしました。

と言うことで、大変短いですが本日は以上。
最後に、データは掘らないと言いつつも、ちょっと面白いデータをご紹介して本日の締めとさせて頂きます。
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内にデータ内容を記載しておきます(15位ぐらい)
平安Sが今の条件になったのは2013年からですが、それ以降でデータ該当馬は【0-0-0-36】と全滅(中京開催時含む)。人気が無い馬が多いことは確かなのですが、5人気以内馬は7頭存在して全て人気以下の着順に沈んでいます。相対的なレベル差がその原因だと思いますが、今年も上位人気馬を含めて3頭がスタンバイしていますので、どういう結果になるか注目です。

明日は「平安S」の追い切り分析を行う予定です。