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皆様、こんばんは。
本日は「東京新聞杯」を分析します。
まずは舞台となる東京芝1600mコースについて考えましょう。


スタートはバックストレッチ右端、2角の立ち上がり。最初のコーナーである3角まで約520m(Dコース時)と長い直線が続きますので序盤のペースは上がりやすいですが、最後には長い直線が待っていることからコーナーではどうしても息が入る傾向。前半3Fはそこそこ流れ→中盤2Fで息が入り→後半3Fで再加速、と言うのがこのコースの基本パターン。左右は逆ですが、阪神外芝1600mと似たようなラップ構成になると考えれば良いでしょう。ペースパターン的には「急→緩→急」の流れですから、基本的には差し馬優勢の考えで良いでしょう。
次に過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧を見ておきます。


東京新聞杯の過去データを探る上で重要なのは「2018年以前は特殊なレース(ラップ)が多かった」と言うこと。

これは過去10年のレースラップを3分割したものですが、2018年以前(特に2015~2018年)においては前半も中盤も緩いレースが多く、より上がりに特化したレースになることが多かったです。これらはその時代における騎手間のトレンドが影響している部分もあるでしょうが、もっと単純に2015~2018年は典型的な逃げ馬が居なかったことでそうなった感が強く、ある意味特殊な流れが4年間続いたと考えるのが正解。こういうラップになると好走馬の脚質等も変わって来ますので、データを取るならば直近5年を重視する方が良いと思います。
近5年のレースラップを見ると、前半は平均ペースで流れて中盤の緩みも極端ではない傾向が見て取れますが、それでも中盤比率25%前半だと多少は緩んでいる範疇に。こうなると極端ではないものの「急→緩→急」の東京マイルらしい流れに分類されますので、どちらかと言えば差し馬優勢になります。過去5年における3着内好走馬15頭中7頭は3角8番手以下通過馬で、3角4番手以内通過馬は2頭だけと言う結果がこのレースの性格を表しています。
ただし、昨年のように前半もそれなりに速く中盤も全く緩まない流れになると、先行馬はしんどいですが追走する側も同様にしんどくなり、差し馬については通常前との差を詰められる中盤で差を詰められないことに。結果として前との距離差が大きく、余力もあまり残っていない状態で直線に向くことになる差し馬は不発となることが多く、比較的前目で立ち回った基礎スピードの高い馬が残ると言う現象が起こります。昨年にそのペースを作ったのはウインカーネリアン=三浦Jのコンビですが、あれが意図したものだとすれば今年も同じ現象が起こる可能性は高く、三浦Jが意識的にあれをやったのかどうかが、今年のレースを紐解く重要な要素になります。
次に前走クラス別成績

マイルG1は5月まで存在せず、高松宮記念や大阪杯へのステップとしては距離が中途半端。更にはG3の賞金別定戦なので収得賞金が多い実績馬は使いにくい。そういう環境や条件を考えると一線級マイラーの参戦は考えにくく、それが前走条件戦を勝ち上がった上がり馬やG1に出走していた格上馬が活躍しやすい理由でしょう。これは過去10年まで遡っても変わらない傾向です。
特に前走で二桁人気且つ二桁着順だった馬を除く前走G1出走馬は【5-2-2-10】勝率26.3%(単回値278円)・複勝率47.4%(複回値134円)まで成績が上がりますので(過去10年)、該当馬を無視して考えることは出来ません。ただし、その条件を満たして馬券に絡んだ9頭は全て昨秋のG1出走馬ですから、NHKマイルC以来のウンブライルとカルロヴェローチェを、ジャスティンカフェとマスクトディーヴァと同列に考えるのは違うかも。
最後に人気別成績

こちらも過去10年のデータですが、1~6人気【9-8-9-34】勝率15.0%(単回値107円)・複勝率43.3%(複回値102円)に対し、7人気以下【1-2-1-84】勝率1.1%(単回値23円)・複勝率4.5%(複回値35円)と圧倒的に人気馬が強いレース。7人気以下で馬券に絡んだ4頭中3頭は2018年以前の好走馬で、厳しいラップになってフロックが起きにくくなった近5年における7人気以下馬は【0-1-0-47】ですから、人気薄の台頭は望みづらいレースです。今年も淀みないペースになれば人気馬決着濃厚ですから、全ては三浦皇成Jのペースメイク次第ですね。
と言うことで本日はここまで。
最後に、人気馬が強いレースではありますが、7人気以下想定で狙えそうなのがこの大穴馬!
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内(C)が該当馬です(5位ぐらい)
折り合いにかなり難しい面がある本馬。前走は緩い流れに終始力み、2走前もスローペースに加えて中間に順調さを欠いたことも影響した敗戦。4走前も外枠で壁が作れずに折り合いを欠いたことが全てで、内枠で前に壁を作って無理にでも抑え込めれば実はほぼ崩れていないのがこれまでの戦績です。今回はペースが流れる点は当然プラスですから、後は内枠が取れれば面白いです。更に最終追い切りで終いに速いラップを踏めていれば尚良し。
明日は「きさらぎ賞」の追い切り分析を行う予定です。
尚、2月会員様の募集は本日18時頃に開始しますので、よろしくお願い致します。