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皆様、こんばんは。

年末からどうにも調子が上がらず。予想準備やらデータ取りやら取り組んでいる実験の研究やら、年末年始もほぼ休まずにやり続けたことで頭が麻痺している感じがありましたので、日曜夕方から水曜朝まで60時間ぐらい競馬には全くノータッチ、メールやSNSも全く見ずリセットさせて頂きました。これだけ何もしないのは何年ぶりかと言うぐらいで、罪悪感に苛まれながらではありましたが、しっかりリセット出来ました。

まあ一言でスランプのど真ん中で、こういう時期は絶対にやって来るものなので受け入れるしかありません。こういう言い方をすると元も子もありませんが、上手く行かない時はどう足掻いたって上手く行きません。これまでもずっとそうでした。ただ、頭を整理することで抜け出すスピードが少しは速くなることも経験で分かっていて、何が良くて何が悪かったかをこの数日で整理しましたので、遅かれ早かれスランプは抜けると思います。それがいつになるかは分かりませんが、こういうものは突然抜けて突然絶好調になったりしますから、スタンスは変えずにやって行きます。

こういう時期があることは予想提供を始めた時からずっと言って来ていて、年末にもそういうことは書きました。そして毎週収支公開することでそれをリアルにご理解頂こうと努めて来たつもりではありますが、それでもやっぱり目の前の結果で人格否定までするような方は出て来てしまいます。もちろん、私は全レースを当てるつもりで予想をしていますし、一期一会の出会いを大切にしたいからこそ毎週勝つつもりで予想をしています。ただ、そうそう簡単なものではないのは事実で、不本意ながら現状のように期待を裏切り続けることも出て来てしまいます。皆さんには「一喜一憂するな」と言いますが、予想を提供する側で居る限り私自身は一喜一憂します。だって全部当てるつもりなんですから。「まあ今週は仕方ないね」はないんです、絶対に。だから10連敗もすれば死にたくなりますよ、「あぁ、今日も期待を裏切ってしまった。大切なお金を失わせてしまった」と。ただ、あくまで客観的に見た時、砂の王者の予想的中率は25%程度、外れることの方が圧倒的に多いわけですから、一喜一憂していると身が持ちません。そして的中率25%なのですから、理論上でも大型連敗を食らうことは十分考えられます。その代わりに当てた時に負け分を取り返せる設定にしていますので、長い目で見るのが正解だと思います。これを何の実績も無しに言っているならただのペテン師ですが、これまでずっと収支を偽りなく公開して来た実績が全て。失ったのなら取り返せば良いだけですし、それが今週からか来週からか、はたまたもっと先になるのかは分かりませんが、必ず流れは来ますから買い続けるのが正解です。例えば年明けの7連敗も、たった2レースで取り戻せる程度の負けです。最終的に誰が正しかったのか今年も証明します。年末に書いたことをもう一度書きますが、配当を奪い合うゲームにおいて、努力し続けた方が長期的に負けることなんてあり得ないのです。心配しないで下さい。

尚、ここ数日に頂いたメール等に全く返信が行えておりませんが、本日中には返信させて頂きます。申し訳ございません。ただ、悪意のあるメッセージを送る頭の悪いアホは元から無視していますので、そういう類は引き続き無視します(相手するだけ時間の無駄だし、相手したところでアホすぎて話が噛み合わない)。


さて、本日は中山競馬場で行われる「AJCC」について分析します。
まずは舞台となる中山外芝2200mコースについて考えます。
セントライト1
中山芝2200m
中山外2200mは4角出口からのスタート。1角までは394.6m(Cコース時)と十分な距離の直線があるものの、ゴール前の急坂を含めた上りが1~2角途中まで続くため、コーナーに入る3F目からはペースダウンする傾向。特に2角を抜けるまでの約600m(3~5F目)は顕著にペースが落ちますので、激しい逃げ争いになったり、ハイペースで逃げて後続の脚を削ぐタイプの逃げ馬が居ない限りは前半はスローペースで流れることになります。
2角を抜けると直線まで下りが続きますし、中山外回りコースは3~4角中間点までフォルスストレートのようなレイアウトですから残り6F目前後からペースは上がりがちで、5F以上のロンスパ戦になるのがこのコースの大きな特徴です。少なくともペースが緩み続けての直線勝負、のようなペースパターンは稀ですので、高いギアチェンジ力やトップスピードのレベルは不要後半800~1200mをどれだけ速く走れるかと言う総合的な後半性能が問われることになります。

次に過去5年レースラップと3着内好走馬一覧を掲載します。
AJCC1
AJCC2
過去10年中9年でスローペース(内8年は前後半差1.0秒以上のスローペース)となっているように、やはりコース傾向通りに前半のペースは上がらない傾向。後半についても、昨年こそラスト3F戦のようなラップになりましたが、これは古馬中山中距離重賞としては異例中の異例。スローペースだった9年中7年で5F以上のロンスパ戦になっていますので、コース傾向通りに動き出しは早く5~6Fのロンスパ戦になると決め打って良いと思います。
たとえ前半がスローでも、ラスト5~6F目からペースが上がると先行馬が粘り込むのは困難で、差し馬優勢と言う考えがこのコースの基本。各年上位3頭の2角位置は以下の通り(このコースでは捲りが多いので3角位置で見るとレースの輪郭を正しく掴めないので2角位置としています)。
AJCC3
あくまでザックリとした基準ですが、赤字は出走頭数の半分より下の通過位置だった馬。過去10年の3着内好走馬30頭中15頭がそれに該当しており、2角3番手以内通過馬は6頭のみ。また、少頭数戦だった2018~2020年を除くと、ほぼ毎年2角10番手以下の極端な位置からの差し馬が馬券に絡んでいます。前後半差4.3秒の超スローペースだった2015年のような極端なスローペースだと流石に前が残りますが、そうでない限りはいくら前半が緩く流れようとも差し馬優勢になるのがこのコース・レースです。

次に年齢別成績を見ておきます。
AJCC4
年齢が若いほど好走率は上がる傾向ではありますが、旨味は圧倒的に6,7歳の高齢馬に。好走率に極端な大差がない状況では狙うべきはこの層で、特に4歳馬のレベルが低い今年(その詳細は長くなるのでここでは書きません)においては、尚のことこのデータが生きて来る可能性が高いです。
その狙いになる6,7歳馬ですが、前走3勝C・OP特別・リステッド戦出走馬は【0-1-0-17】に対し、重賞出走馬は【5-4-3-39】勝率9.8%(単回値138円)・複勝率23.5%(複回値143円)ですから、前走非重賞出走馬は避けたいところ(その年齢で条件戦やOP特別あたりを走っている=格下と言う話)。また、前走重賞出走馬に関しても前走9人気以下馬については【0-1-0-25】に対し、前走8人気以内馬【5-3-3-14】勝率20.0%(単回値283円)・複勝率44.0%(複回値218円)ですから、6,7歳馬で狙うべきはこれらに該当する面々。今年の登録馬で言えばシルブロンチャックネイトですね。

最後に、昨年12月の中山芝は異例とも言える高速状態でしたが、年明けはそれを継続している状態。非常に特殊な馬場ですが、この馬場で良績を挙げているのがキズナ産駒、ハーツクライ産駒、シルバーステート産駒
・キズナ産駒【8-2-2-22】勝率23.5%(単回値227円)・複勝率35.3%(複回値106円)
・ハーツクライ産駒【6-2-3-12】勝率26.1%(単回値262円)・複勝率47.8%(複回値176円)
・シルバーステート産駒【5-3-3-24】勝率14.3%(単回値142円)・複勝率31.4%(複回値100円)

出走回数15回以上で単複ベタ買いプラスなのは上記3種牡馬の仔だけで、かなり今の馬場にフィットしていますので、シルバーステート産駒のショウナンバシットと、ハーツクライ産駒のチャックネイトには一目置きたいです。


明日は「東海S」を分析する予定ですが、休み過ぎてタイトスケジュールになっていますので更新出来ない可能性もあります。ご了承ください。