デジタル競馬最強の法則Vol.16

12月5日に発売となりました。
私は「年末・新春 G1会心の的中」と言う特集で記事を寄稿させて頂きました(題材は「阪神JF」)。
今号も全123ページで読み応え十分ながら、価格299円(税込み)とコスパも抜群。Amazonで購入出来ますので、是非ご一読下さい!

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皆様、こんばんは。

本日は「阪神JF」を分析します。
まずは舞台となる阪神芝外1600mコースについて考えます。
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スタートは2角を回って間もなくの位置。最初のコーナーである3角まで約433m(Bコース時)の十分な直線があることから序盤のラップは上がりやすいですが、473mの急坂付きの長い直線が待っていることからコーナーでは一旦息を入れる意識が働き、中盤2Fでややペースダウン。一気に下るレイアウトも手伝って、4角出口から再加速するのがデフォルトのペースパターンになります。ただ、下級条件戦では前半にペースが上がらないパターンもしばしば見られますから、レベルが上がるほど前半にペースが上がりやすいと考えて良いかも知れません。後述しますが、東京芝1600mと似たようなペースパターンになることも特徴です。
前半が緩ければ「緩→緩→急」なので前有利になりますが、前半からペースが上がれば「急→緩→急」なので差し有利(先行馬不利)。つまり前半のペースが上がりやすい上級戦ほど差しが決まりやすいと考えられて、それはデータにもしっかり表れています。

3角8番手以下通過馬成績(過去10年・13頭立て以上戦)
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次に過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧を見ておきます。
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過去10年平均ラップ
12.3-10.8-11.4-12.1-12.1-11.5-11.5-12.2(46.6-47.2)


前後半47.7-46.6秒のスローペースだった2017年のようにペースが上がらない年もたまにはありますが、過去10年でスローペースになったのはこの一年だけ。かと言って、前後半差2.0秒以上のゴリゴリのハイペースになったのも昨年だけですから、概ね平均ラップのようなペースパターンになると考えれば良いと思います。
この平均ラップを見ても分かるように、前半3Fは速く→中盤2Fで12秒台を刻んで息が入り→後半3Fで再加速、と言う阪神芝外1600mの上級戦でありがちなパターン=急→緩→急になっていますので、即ち差し有利=先行馬不利です。
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これは過去10年における3角位置別成績ですが、3角4番手以内の先行馬は5頭しか馬券に絡めておらず、5頭中4頭は単勝4人気以内に支持されていた馬。つまり前で受けて粘り切れるのは強い馬だけで、フロックでの好走は考えづらいです。
ただ、流石にG1ですから差し馬とて極端な位置からの競馬で逆転出来るほど簡単ではなく、3角13番手以下から馬券に絡んだ馬も6頭だけ。この6頭中4頭は2人気以内馬で、残る2頭も5,6人気ですから、このタイプについてもフロックは起きづらいです。
目安としては、前走3角2番手以内通過馬と後方4番手以内通過馬は狙いづらく、前者は【3-0-2-40】勝率6.7%(単回値37円)・連対率6.7%・複勝率11.1%(複回値22円)、後者は【0-2-1-26】勝率0.0%(単回値0円)・連対率6.9%・複勝率10.3%(複回値25円)と不振。特に後者については、2013年3人気9着レーヴデトワール、2015年2人気7着デンコウアンジュ、2018年3人気4着シェーングランツ、2019年1人気6着リアアメリア、2022年4人気11着ラヴェルと多くの人気馬が餌食になっていますので、一定以上の追走力は必要だと考えるべきですし、昨年のラヴェルのようにゲート不安があって位置が取れない可能性がある馬も嫌いたいところ。

そして、この阪神JFでポイントになるのがコース適性。
阪神芝外1600mで行われるレースなのですから、普通ならば同コースに実績がある馬を狙えば良いのですが、12月1週目までにこの条件で行われる2歳1勝C~重賞は存在しません(京都改修工事中だった2021~2023年は変則日程なので除く)。そうなるとコース適性の有無が分からないのですが、そこでポイントになるのが東京芝1600mの実績
冒頭で「東京芝1600mと似たようなペースパターンになることも特徴です」と書きましたが、東京芝1600mと阪神芝外1600mは左右の違いはあれども「ワンターンのマイル戦であること」「スタートから最初のコーナーまで長い直線があること」「コーナー径が緩いこと」「直線が長いこと」「直線に坂があること」と非常に共通点が多く、それゆえにペースパターンも似たものになりがちです。
事実、過去10年において前走東京芝1600m使用馬が14頭も馬券に絡んでおり、過去10年の3着内好走馬30頭中18頭には東京芝1600mでの勝利実績or重賞2着内実績を持っていました。特に、前走東京芝1600m重賞で連対していた馬は非常に強く、その複勝率は55.6%。該当馬が存在した過去9年全てで1頭以上が馬券に絡んでいますので、データ該当馬であるサフィラボンドガールは信用に値します。
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次にデータ面を掘っていきたいですが、まず注目したいのがキャリア
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素質の高さの証明と言える新馬勝ちを果たした馬は必然的に少キャリアになりますから、キャリアが多い=早期に勝てなかった=素質で見劣る、と言う理解になります。それゆえにキャリア4戦以上馬が不振に繋がっていると思われます。キャリア4戦以上馬の内、それまでに2勝以上を挙げているor重賞連対経験馬のみに絞っても【0-1-0-18】ですから、今年該当するコラソンビートあたりは疑ってみて良いかも知れません。

次に見ておきたいのが前走馬体重
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馬体の大きさは素質と完成度の高さを示すものになりますので、馬体重は重い方が良いですね。過去10年の勝ち馬10頭中9頭は前走馬体重460㎏以上馬でした。

素質と言う点では前走騎手もひとつの目安になります。
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例えば先約、騎乗停止など細かい事情もあるので一概には言い切れませんが、前走からの乗り替わり=前走騎乗騎手が捨てたとパターンが大多数。それゆえに今回乗り替わり馬が不振であるのは当然で、優先すべきは継続騎乗馬。中でもデビューから同じ騎手が乗り続けた馬は【7-5-5-40】勝率12.3%(単回値53円)・複勝率29.8%(複回値78円)まで成績は上昇します。
更にある条件まで加えると、【7-4-5-16】勝率21.9%(単回値95円)・複勝率50.0%(複回値124円)とこれだけで「買える」ものになり、該当馬は10年連続で1頭以上が馬券に絡んでいます。年平均3頭程度のデータとしてはなかなかの精度で、該当馬は人気に関わらず無視出来ませんね。
そのある条件がこれ
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と言うことで、本日は以上です。
次回更新日と内容は未定です。