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皆様、こんばんは。
本日は「ジャパンC」について分析しますが、その前段としてこのレースを大局的に考えてみます。
「秋古馬三冠」と言う言葉があるように、中長距離に適性がある馬は「天皇賞秋→ジャパンC→有馬記念」を目指すもの。一昔前はこの3レース全てに出走、あるいは3歳馬については「菊花賞→ジャパンC→有馬記念」の変則3レースを出走することも特段珍しいことではありませんでした。ただ近年ではレースを絞って出走することが常識になり、ローテーションは20年前とは様変わり。それは以下のデータからも明らかです。

秋にG1を3走するような馬は最早絶滅危惧種だと言うことが分かります。
なぜこういう現象が起きているのか。
それは「競走馬を酷使しないこと」「間隔を開けてレースを使うこと」と言うトレンドが大きな理由だと考えますが、同時に「ノーザンファーム生産馬の寡占化」による関連馬の使い分けもその大きな理由になっていると考えます。

これは過去20年におけるノーザンファーム生産馬の重賞勝利数ですが、ご覧のようにその成績は右肩上がりで、特に2016年以降は全重賞の40~50%で勝利。寡占状態と言っても過言ではない状態が続いています。
関連馬の重賞勝ち馬が増えると最終目標(G1)となるレースが重複してしまう問題が発生するため、効率的に賞金を稼ぐため(あるいは特定馬だけが過度に稼ぐことを防ぐため)に関連馬の使い分けが発生します。それにより以前に比べて使う
結果として強い馬同士がぶつかる機会は減り、「非常に強い馬数頭+その他力の落ちる馬達」と言う力差がハッキリとしたメンバーによる戦いが増えることになります。

これにより混戦レースは減少=力差がハッキリしているメンバーで、数頭しか出走していない非常に強い馬(人気馬)が人気通りに上位を占めるレースが増加。結果として「荒れる」レースが減少することになります。
そういった使い分けに加えて、ジャパンCにおいては海外の指定競走勝ち馬には報奨金がボーナス支給されることもあって、超一流馬が有馬記念ではなくジャパンCを大目標にする例が増加。また、中山芝2500mに比べて紛れが少ない東京芝2400mが舞台であることもあって、直近年におけるジャパンCは非常に堅い決着になることが多いです。
8人気以下馬→2003~2012年【1-0-2-94】、2013~2022年【0-0-1-96】
5~7人気馬→2003~2017年【2-6-4-33】、2018~2022年【0-1-0-14】
2018年→1・4・2人気 3連複960円
2019年→3・5・2人気 3連複2,900円
2020年→1・2・3人気 3連複300円
2021年→1・3・2人気 3連複510円
2022年→3・1・4人気 3連複2,360円
近5年における3着内好走馬15頭中14頭は4人気以内馬で、5人気以下で唯一好走した一頭も5人気馬と言う異常なほどの堅さ。近5年における5人気以下馬の好走率は当然のように全G1の中で断トツの最低値ですので荒れることを期待するのは無謀と言っても良いですし、ここまで書いたようにこれらの結果は偶然の産物ではありません。
従って今年も堅い決着になると考えるべきで、ジャパンCを考える上で今日書いた内容を頭に入れておくことは非常に重要だと考えます。
あくまで今年のメンバーを考えての個人的な感覚ですが、もし5人気以下馬が馬券に絡むとすればこのタイプの馬だと思いますね
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明日も「ジャパンC」を分析します。