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皆様、こんばんは。

本日は「シリウスS」を分析します。
まずは舞台となる阪神ダ2000mコースについて考えます。
シリウス1
ダ2000
スタートは4角ポケット。芝コースをまたいでからダートコースに入るレイアウト。最初のコーナーである1角まで約498mの直線が続きますので序盤のペースは上がりやすいのですが、阪神ダートの1~2角はコーナー半径が短く、非常にコーナーがタイトなのでここで顕著にペースダウン。逆に3~4角はコーナーが大きいので顕著なペースダウンはなく、2角を抜けて以降は淀みなく流れるのがパターンです。
私がいつも言う「急→緩→急」のペースパターンなので先行馬不利にはなりますが、そこは先行馬有利が大基本のダート戦。それすらをひっくり返すほどではなく、この阪神ダ2000mにおいても基本的には前有利です。ただ、下表に示したように他のダートコースに比べるとやはり先行馬が不利なことには違いなく、この点はしっかり頭に入れておきたいです(データは過去10年・13頭立て以上・新馬戦を除いたもの)。
シリウス2

次に過去のレースラップを見てみますが、直近3年は中京ダ1900mで行われましたので、ここでは阪神ダ2000mで行われた2019年以前5年間のレースラップを掲載します。
シリウス3
このコースにおいての前半のラップ構成はほぼ例外なく「前半3Fで流れて4F目で顕著に緩む」形になりますが、シリウスSにおいてもそれは同じ。違いが出るとすれば5F目以降もしばらく緩むか、緩むのは4F目だけで5F目からはペースが上がるか、だけ。出走頭数によってその違いが出易く、概ね少頭数戦時は後続のプレッシャーが少なくなるため4F目からしばらく緩む傾向が強く、多頭数戦時には緩む区間が短くなる傾向があります。
緩む区間が長くなった方が先行馬が残りやすく、2角4番手以内通過馬の成績は12頭立て以下時が【2-3-2-12】勝率10.5%(単回値74円)・複勝率36.8%(複回値70円)であるのに対し、13頭立て以上時は【1-1-3-21】勝率3.8%(単回値11円)・複勝率19.2%(複回値43円)と好走率には大きな差が生まれます。また単複回収値を見て分かるように、頭数に関わらず先行馬には旨味無し。つまりは人気馬しか馬券に絡んでいないと言うことで、3角4番手以内通過で馬券に絡んだ12頭は全て5人気以内馬。6人気以下馬は【0-0-0-22】と好走例はなく、標準的な阪神ダ2000mの傾向よりも先行馬不利と考えた方が良さそうです。
従って狙うは非先行馬ですが、2角5番手以下通過馬は【7-6-5-75】勝率7.5%(単回値125円)・複勝率19.4%(複回値63円)ですから、これだけでは大して旨味無し。ただ3人気以内馬に限ると【4-3-2-6】勝率26.7%(単回値124円)・複勝率60.0%(複回値108円)と好走率も回収率も十分な水準で、珍しく人気馬を買うべきレースだと分かります。また、6人気以下で馬券に絡んだ7頭は全て2角5番手以下通過の非先行馬でしたので、穴を狙うにしても先行馬は避けるべきだと言えるでしょう。

続いて、中京開催も含めた近5年の3着内好走馬一覧を見ておきます。
シリウス4
このレースを考える上で理解しておきたいのが前後の日程で、同週には地方で「日本テレビ盃」と「白山大賞典」が、約10日後には「南部杯」が行われることからメンバーは分散。更にハンデ戦なので実績馬は参戦しにくく、これらからメンバーレベルは低くなりがち。例えば「平安S」「アンタレスS」などとは同じG3でもメンバーレベルに大きな差が生まれますから、格下馬でも比較的通用しやすいです。
シリウス5
これは前走クラス別成績ですが、レース数が少ない中央ダート重賞では出走出来るハードルも高くて(即ちメンバーレベルも高い)、普通は前走条件戦組やOP特別・リステッド組は簡単に通用しないのが常。それがこのレースに関しては前走重賞組と伍して戦えており、このデータからもレースレベルの低さが透けて見えます。
と言うことは、前走で重賞好走出来ていれば楽に優位性が持てると言うことで、前走中央重賞5着以内馬は【2-4-3-6】勝率13.3%(単回値102円)・複勝率60.0%(複回値138円)と予想通りにハイアベレージ。今年は直接の該当馬こそ居ませんが、再三中央重賞で好走しているハギノアレグリアスは該当馬に準じますので、同馬の好走確率は高いと考えられます。

メンバーレベルが低いが故に、この時期ではまだ能力的に劣勢である3歳馬の健闘が目立つのも傾向のひとつ。3歳馬は【3-2-0-8】勝率23.1%(単回値144円)・複勝率38.5%(複回値73円)ですが、世代限定重賞で馬券に絡んだ経験を持っていると【3-2-0-5】勝率30.0%(単回値188円)・複勝率50.0%(複回値95円)まで成績が上がりますので、今年唯一の3歳馬でJDD2着のキリンジには注目。

最後に見ておくのが人気別成績
シリウス6
8人気以下【1-0-1-75】なので堅い重賞のように見えますが、「1-2-4人気」「1-2-3人気」で決まったのは12頭立て以下だった少頭数年のみ。13頭以上年(=8年)における3連複平均配当は14,843円で万馬券は4回。1,2人気馬が同時に馬券に絡んだことはなく、レベルが低い重賞且つハンデ戦だけに上位人気馬の信頼度は低いです。人気帯なら【4-5-4-19】勝率12.5%(単回値118円)・複勝率40.6%(複回値138円)の4~7人気が狙い目。
今回そういう人気帯に該当しそうな中で狙い目なのがこの中穴馬!
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(5位ぐらい)
パワー馬場向きなので良馬場でやれるならばチャンスあり。

明日は「シリウスS」の追い切り分析を行います。