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皆様、こんばんは。

本日は菊花賞トライアル「神戸新聞杯」を分析します。
まずは舞台となる阪神芝外2400mコースについて考えます。
神戸1
阪神芝2400
スタートは正面スタンド前で内2000mと同じ位置。1角まで約309m(Bコース時)と十分とは言えない距離しか無く、阪神はおむすび型で1~2角のコーナー半径が小さい=コーナー角度がキツいこともあって前半からハイペースを刻むことは少ないです。また、2400mと言う距離、2角を抜けてもまだ1600m以上距離が残っていること、それなりに長く急坂付きの直線が待っていることから脚を残したい意識が強まり、向正面もあまりペースは流れずに淡々と進みがち。概ね残り800mからの勝負になりがちで、少頭数戦ではラスト3F戦になることも珍しくないです。前半スロー→中盤スローで流れるので馬群は凝縮気味、前の馬にさほど位置的な優位性はなく、決め手の優劣がそのまま結果に繋がりやすいです。

それを踏まえた上で過去ラップを見てみたいですが、直近3年は中京芝2200mでの施行でしたので、ここでは阪神開催だった2019年以前のラップを掲載します。
神戸2
過去5年全てで前後半差2.5秒以上のスローペース、過去10年にまで広げても9年でスローペース。唯一平均ペースだった2013年も大逃げ馬のラップなので実質スロー。

49.4-50.6-45.8

これは過去5年における3分割ラップですが、前半も中盤もスローで後半4Fで急加速していることが良く分かります。従ってコース傾向通りの流れになりやすいと言えて、中には2015年のように仕掛けも遅くてラスト3F戦になることもありますが、概ね超スロー4Fロンスパ戦になると決め打って良いかも知れません。
そうなると「決め手の優劣がそのまま結果に繋がりやすい」わけで、速い上がりを記録した馬が上位を占めることに。
神戸3
同じ阪神外回りのローズSも同じでしたが、神戸新聞杯は2400mでほぼ確実にスローペースになると言う点でローズS以上に極端な結果になっています。
上り3F順位5位以下馬は【0-0-1-91】ですからほぼノーチャンスと言って良く、逆に上がり順位2位以内の脚が使えれば【9-8-3-1】複勝率95.2%と馬券内好走はほぼ確実。唯一馬券外に終わったローゼンケーニッヒ(5着)は2012年の出走馬でしたが、この年は3分割ラップが48.4-49.4-47.4秒と過去10年の中で最もタイトに流れた年。それだけ上がり性能が重視されなかったことで馬券外に終わったと言う背景がありますので、ほぼ確実にスローペースになるだろうと思えるメンバー構成ならば、どの馬が最も速い上がりを出せるのかと言う点にだけ着目し、その上位馬だけを買っておけば馬券は当たることになります(それを予想するのが難しいのですが)。
ただ、神戸新聞杯で上がり3位以内の脚を使った32頭中、前走で上がり4位以下だった馬が11頭も存在しているように、データからどの馬が速い上がりを出すかを予想することは困難。あえてデータからの推奨馬を選ぶとすれば、前走ダ―ビーで上がり順位4位以内だった馬が【7-4-1-7】勝率36.8%・複勝率63.2%と優秀。ただ単回値66円・複回値76円と全く儲かりませんし、上がり順位が4位以内でも着順が6着以下では【0-0-1-7】なので意味なし。今年はサトノグランツが上がり順位2位ですが、着順が11着なのでデータからはここで走れる可能性は低いです。尚、ハーツコンチェルトはダービーで上がり順位6位タイでした。

続いて、中京開催も含めた過去5年の3着内好走馬を見ておきます。
神戸4
秋華賞は2000mなので近年ではオークスからの直行ローテが増加しつつありますが、高い心肺機能が必要な3000mの菊花賞は前走ダ―ビー組でもトライアルに使う傾向が継続。この神戸新聞杯も以前から前走ダ―ビー組が圧倒しており、神戸新聞杯が今の条件になって以降16年連続で1頭以上の好走馬を出しています。また、過去10年の3着内好走馬30頭中17頭が前走ダ―ビーで【9-6-2-9】勝率18.8%(単回値53円)・複勝率35.4%(複回値74円)。中でもダ―ビー4着以内馬【8-4-0-4】勝率50.0%(単回値91円)・複勝率75.0%(複回値98円)、ダ―ビー3人気以内馬【6-2-0-0】勝率75.0%(単回値111円)・複勝率100.0%(複回値108円)とハイアベレージ。「ならばダ―ビー3人気のファントムシーフの連対は堅い」と思われるかもですが、8頭は全てダ―ビー4着以内と言うことで共通。ダ―ビー3人気以内且つダ―ビー6着以下馬は、過去20年で【0-0-2-2】となかなか微妙です・・・

そして、神戸新聞杯が現在の条件になった過去16年で、前走ダ―ビー5着以内馬が2頭以上出走した年は10年ありましたが、その全ての年で2頭の好走馬が輩出。一方、前走ダ―ビー5着以内馬が1頭しか出走しなかった年は6年ありましたが、その内4年で1頭しか馬券に絡めていないと言うデータが。つまり前走ダービー組の層が薄い時は非ダ―ビー組にチャンスが生まれやすいと言えますが、前走ダ―ビー5着以内馬が1頭しかエントリーしていない今年は、非ダ―ビー組が台頭しやすい年だと言えます。

と言うことで、前走非ダ―ビー出走馬を掘り下げましょう。

以下は、全て前走非ダ―ビー組に限ったデータです。
まずは前走距離別成績から。
神戸5
目立つのは今回距離短縮馬の不振。この組の多くは前走北海道戦出走馬(19頭中11頭が該当)ですが、そこで実績を残している=洋芝適性が高い=野芝100%馬場への適性が低いと言う可能性があって、唯一の好走馬は神戸新聞杯が不良馬場で行われた2021年だけ。今年は前走札幌2600m戦を快勝したナイトオブロンドンの存在が注目されますが、データを覆すことが出来るでしょうか。

続いてここまでのキャリアを見てみます。
神戸6
キャリア7戦と8戦の間に何があるのかは分かりませんが、データからは8戦以上馬は大不振。キャリアが多い=長らく初勝利を挙げられなかった、条件戦で手こずったと言うことですから、一言で素質が足りないと言うこと。今年の登録馬にはキャリア8戦以上の非ダ―ビー組が複数登録されていますが、それらはノーチャンスとは言いませんが苦戦必至でしょう。

ダ―ビー5着以内馬が2頭以上出走していた10年の3連複平均配当は6,252円で、3桁配当は5回。一方、ダ―ビー5着以内馬が1頭以下だった6年の平均配当は18,303円で3桁配当は無しで、6年中5年で7人気以下馬が少なくとも1頭は馬券絡み。今年は必ず人気薄が1頭は馬券に絡むと考えて臨むのが良いかも知れません。

と言うことで本日は以上。
最後に、穴目で面白い思っている一頭をご紹介して本日に締めとさせて頂きます。
この穴馬!
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内(A)が該当馬です(10位ぐらい)

明日は「オールカマー」を分析します。