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皆様、こんばんは。
本日は秋華賞トライアル「ローズS」を分析します。
まずは舞台となる阪神芝外1800mコースについて考えます。
スタートは2角ポケット。最初のコーナーである3角まで約644m(Aコース時)もの長い直線が続くことから序盤のペースは上がりやすいですが、急坂付きの長い直線を意識して中盤は2~3Fに亘って息が入り、下りになる4角出口辺りから再加速する流れがデフォルト。200m長い外1600mでも同じような流れいなりやすく、ギアチェンジ力やトップスピードのレベルが問われやすいコースだと言えます。また序盤にペースが上がりやすいこと、最も苦しいラスト1Fに急坂があることから長めの距離適性を持っている馬の方が優位性を持ちやすいことも特徴です。
これを踏まえて過去ラップを見ておきたいですが、ご存知のように2020~2022年までは中京開催でしたので、ここでは阪神開催だった2019年以前のレースラップを掲載します。
2019年以前の直近5年で最も前後半差が大きいスローペースだった2019年は12頭立ての少頭数戦。流石にハイペースにまでなることは少ないですが、2013年=3.2秒ハイ、2014年=1.1秒スロー、2015年=平均、2016年=0.6秒スロー、2017年=平均、2018年=1.7秒スロー、こんな感じで多頭数戦では極端なスローペースになることは多くないですし、かなり減速するラスト1Fラップを見ても分かるように1800m以上のスタミナは必要になります。
これは阪神開催過去10年における前走距離別成績ですが、今回距離短縮組がその他を圧倒。「距離短縮組には前走オークス出走馬が含まれるので、距離云々ではなく単純に距離短縮組に能力の高い馬が多いだけでは?」と思われるかも知れませんが、距離短縮組から前走オークス出走馬を除いても【1-3-1-18】勝率4.3%(単回値53円)・連対率17.4%・複勝率21.7%(複回値270円)と好走率は高いまま。複回値が跳ね上がっていることからも分かるように穴馬は距離短縮組から量産されており、好走した5頭の人気は「7・9・11・13・15人気」ですから、距離短縮組は侮れません。
また、中盤が緩んで直線再加速になりやすいレースなので「ギアチェンジ力やトップスピードのレベルが問われやすい」と書きましたが、その通りに速い上がりを記録するに比例して成績が上昇する顕著な傾向も見て取れます。
【上位3着馬の上がり順位】
2010年=2・1・3位
2011年=5・1・4位
2012年=3・3・2位
2013年=2・1・4位
2014年=2・1・14位
2015年=2・1・3位
2016年=1・4・2位
2017年=1・13・3位
2018年=4・3・4位
2019年=1・4・2位
これを見ても分かるように速い上がりを出せなければほぼ馬券には絡めないと言う現実。上がり順位5位以下で馬券に絡んだ3頭中2頭は逃げ馬ですから、非逃げ戦法ならば速い上がりが使えるかどうかが取捨選択の全てと言ってしまっても良いでしょう。
続いて、中京開催も含めた過去5年の3着内好走馬一覧を見てみます。
過去傾向を探る前に、秋華賞における前走レース別成績を見ておきます。
【2013~2017年】
ローズS=9頭
紫苑S=4頭
夕月特別(2勝C)=1頭
甲武特別(1勝C)=1頭
【2018~2022年】
オークス=6頭
紫苑S=4頭
ローズS=3頭
藻岩山特別(2勝C)=1頭
夕月特別(2勝C)=1頭
2017年以前はローズSが最大前哨戦であったのに対し、近5年ではオークス直行組が主流に。また紫苑Sが重賞に格上げされたことで、トライアル組もローズS組と紫苑S組に分散。以前ほどローズSの重要度は落ちていますし、それに伴ってメンバーレベルも落ちています。従って、過去傾向を見るなら近5年に限るべきですから、直近5年の成績だけを掘り下げます。
過去5年の3着内好走馬15頭中7頭が前走オークス組で最大勢力になりますが、上位馬は秋華賞へ直行するパターンが多く、オークス3着以内馬の出走は無し。つまり明確に能力上位と言う馬は少ないですから、2019年を除くと各年1頭ずつしか馬券には絡めていません。
前走オークス出走馬で馬券に絡んだ7頭のオークスでの着順は「13・4・5・15・4・5・7着」とオークスでの着順は問いませんが、7頭は全てオークスで一桁人気に支持されていたことで共通。該当馬は【4-1-2-8】勝率26.7%(単回値128円)・複勝率46.7%(複回値92円)ですから、前走オークス組については前走人気で取捨したいです。今年の登録馬ではソーダズリングのみが合格。
前走オークス組以外では、条件戦出走馬のみが馬券に絡んでいて【1-4-3-40】勝率2.1%(単回値12円)・複勝率16.7%(複回値134円)ですから、ヒモで妙味があるのは前走条件戦組。
前走条件戦組をデータだけで絞り込むことは困難ですが、前走洋芝(札幌・函館)戦使用馬ならば負けていること(洋芝適性有り=野芝100%適性無しor適性低い)→該当馬【0-1-1-4】複勝率33.3%(複回値393円)、非該当馬【0-0-0-5】。前走非洋芝戦ならばクラスに関わらず1人気で勝っていること→該当馬【1-2-2-13】勝率5.6%(単回値32円)・複勝率27.8%(複回値113円)、非該当馬【0-1-0-18】勝率0.0%(単回値0円)・複勝率5.3%(複回値106円)。
あえてデータだけで仕分けすれば、こんなところでしょうか。今年に登録馬で好走パターンに該当するのは、コンクシェル・ブライトジュエリー・ブレイディヴェーグ・ラファドゥラの4頭のみですが、距離短縮馬が優位性を持つ阪神開催時の傾向を踏まえればブライトジュエリーとブレイディヴェーグが有力だと言えるかも知れません。
と言うことで本日は以上です。
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次回はセントライト記念を分析します。