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皆様、こんばんは。

本日は東京春開催としては最後の芝重賞となる「エプソムC」について分析します。
まずは舞台となる東京芝1800mコースについて考えます。
エプソム1
エプソム2
スタートは1~2角中間のポケット。2角に向けて直進して本線に合流する形になりますが、Cコースの場合は2角までの直線距離がわずか144mしかないため、スタートダッシュに優れた馬でないと位置は取れませんので、二の脚で先行するタイプにはかなり難しいコース。本線に合流してからは向正面にコブがある程度で特に大きな特徴はなく、半径が大きく緩いコーナー、日本で2番目に長い直線であることから道中の動きは少なく、概ね4角あたりからペースアップして直線での攻防になりやすいコースです。基本的には世間一般が描く東京コースらしく瞬発力の有無が勝負を分けやすいと考えれば良いでしょう。

次に過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧を見ておきます。
エプソム3
エプソム4
過去10年中7年でスローペースですから、2020年のハイペースは少々例外的。G2ではありますが同じ東京芝1800mの毎日王冠も10年中7年がスローペースですから、ハイペース型の逃げ馬が存在するなどの事情がなければ基本的に緩いペースになるレースだと考えて良いでしょう。これらはコース傾向に合致します。

ただ同じようなペースパターンでも、エプソムCと毎日王冠では好走脚質に大きな違いがあります。

3角3番手以内馬成績
エプソム5

3角8番手以下馬成績
エプソム6
ご覧のようにエプソムCは圧倒的に先行馬優勢、毎日王冠はやや差し馬優勢の結果となっています。なぜこのような結果になるかと言えば、それは施行時期の違い。エプソムCが4月から続いた開催の最終盤に行われるのに対し、毎日王冠は秋の東京開幕週に行われることが最大の違いですが、これに関してはまず以下の画像を見て頂きましょう。

2018エプソムC
2018

2019エプソムC
2019

2020エプソムC
2020

2021エプソムC
2021

2022エプソムC
2022

2020毎日王冠
2020毎日王冠

2021毎日王冠
2021毎日王冠

2022毎日王冠
2022毎日王冠
画像を見ればお分かりかと思いますが、開幕週の毎日王冠では各馬基本的に馬場が悪くなくロスのない内ラチ沿いを走らせているのに対し、エプソムCでは明確に内を開けて走っていることが分かります(2020年だけはやや例外的でしたが)。
ロングラン開催の終盤でダ―ビーが終わったので過度に馬場を弄る必要がなくなったエプソムCでは、顕著な内不利馬場で走ることになります。「内不利=外有利ならば外差しじゃないの?」と思われるかも知れませんが、ここまで明確に内が悪くなると逃げ馬すら馬場の真ん中を通しますので、差し馬は過度に外を回されることになります。従って、差し馬はより馬場の良い所を通せるメリットよりも過度に大外を回す距離ロスの大きさの方が勝ることになり、結果として多少馬場を悪いところを通しても距離ロスを最小限に抑えられる先行馬が優位性を持つことになります。これはローカル最終盤では良く見る光景で、外差し馬場を意識して差し馬を狙ったのに「内・前が残るんかい!」と言う結果になった経験は皆さん少なからずして来ていると思います。

これがエプソムCが前有利になるメカニズム。
もちろんこれには過度に内が悪くなると言う前提が必要なので土曜の馬場と天気の動向には注意したいですが、もし内が顕著に悪くなっていることが確認出来たならば(雨がふれば尚)、前で立ち回る馬を優先して買うべきでしょう。

そういうレースだけに面白い現象が起こっていて・・・

これは前走上がり順位別成績ですが、速い上がりを出している馬ほど苦戦する傾向が。前走上がり順位3位以内馬は、前走1~3着馬に限っても【1-4-2-27】勝率2.9%(単回値16円)・複勝率20.6%(複回値37円)と全く旨味はなく、前走4着以下馬については【0-1-0-14】とほぼ良績なし。このデータからも上がり性能云々以前に位置取りが重要なレースであることが分かります。

と言うことで、本日は以上。
登録メンバーを見ると今年もスロー必至の構成。後は馬場がどうなるかですが、顕著な外有利馬場で例年通りに先行馬有利になったとして狙いたいのがこの馬
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ただし折り合いに難しいところがあるので内枠であれば、と言う条件が付きます。

この人気馬はやや懐疑的
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この馬の場合は馬群を割ることが苦手な感じがあって、理想は外から差す形。それだけに例年のような馬場になってしまうと過度に外回し→届かず、と言うパターンになりかねません。能力の高さに疑いようはありませんが、馬場次第では盲目的に信用は出来ないと思います。

明日は2重賞どちらかの追い切り分析を予定していますが、もしかするとお休みするかもです。