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皆様、こんばんは。

本日は「鳴尾記念」を分析します。
まずは舞台となる阪神芝内2000mコースについて考えます。
鳴尾1
阪神芝2000
スタートは正面スタンド右手、ゴールまで残り300m付近。1角までの直線距離は約330mと極端に短くはないですが、スタート後まもなくゴール前に急坂に差し掛かりますし、阪神の1~2角はコーナー半径が小さくスピードに乗りにくい構造ですから、前半600~800mのペースは上がらない傾向。その代わりに、向正面以降はゴール前の急坂まで平坦~下りですし、1~2角に比して3~4角は内回りでもコーナー半径が大きく、3角入口でもまだ残り1000m地点。内回りでも言わば府中と同じぐらいに3角からゴールまでの距離は長いですから、どうしても仕掛けの意識は速くなりがちで、ゆったりしたコーナーで減速ポイントも少ないことから、上級条件戦&OP・重賞では5F程度のロンスパ戦になるのがデフォルトだと言えます。

ここで過去のレースラップを見ておきますが、2021年と2022年の鳴尾記念は中京開催。この2年のラップを見ても仕方ないですので、2020年以前の5年間のレースラップを掲載します。
鳴尾2
過去5年平均ラップ
12.4-11.2-12.3-12.1-11.9-12.0-11.7-11.6-11.5-12.1(59.8-58.9)


2018年こそマルターズアポジーがやや後続を離して速いペースの逃げを打ったためにハイペースとなっていますが、残る4年は緩めの平均ペースかスローペース。また急坂で減速するラスト1Fを除き、ラスト6F目以降でハロン12.2秒以上に緩んだのは2017年のラスト2F目と2020年のラスト5F目のみ。一方で、最速ラップは2017年に記録した11.0秒が飛び抜けて速いだけで、残り4年では極端に速いラップは踏まず、当然急激なギアチェンジもないことから、瞬発系の能力が問われることはありません。平均ラップを見ても分かるように、ちょうど2角を抜けた後半6F目から一貫して速いラップを刻み続けますので、ハイレベルなロンスパ性能とスタミナが必要なレースです。

従って好走しやすいのはスタミナに優れた血統で、中京開催を除く過去10年において、父ステイゴールド系馬は【2-1-2-2】勝率28.6%(単回値591円)・複勝率71.4%(複回値260円)父キングカメハメハ系馬は【2-0-1-6】勝率22.2%(単回値74円)・複勝率33.3%(複回値63円)と活躍が目立ち、この2系統馬はほぼ毎年馬券に絡んでいます。中でも父ステイゴールド系馬は該当馬が存在した5年全てで好走馬を輩出、好走した5頭は全て違う馬であったこともポイントで、出てくれば絶対に無視は禁物です。
今年はソーヴァリアント(父オルフェーヴル)、ディアマンミノル(父オルフェーヴル)、マイネルファンロン(父ステイゴールド)の3頭が父ステイゴールド系馬ですので、この3頭は必ずマークしておきましょう。

そして、スタミナが問われるレースと言うことでチェックしておきたいのが毎度おなじみのこのデータ(中京開催を除く過去10年)。
鳴尾3
スタミナ戦=小型馬、スプリント戦=大型馬と言うのは人間にも通ずることで最早常識のデータ。ちなみに馬体重500㎏以上馬は【2-2-1-33】勝率5.3%(単回値25円)・複勝率13.2%(複回値24円)ですが、極めて低い単複回収値からも分かるように人気馬しか走っておらず、単勝6人気以下馬は【0-0-0-18】。だからと言って人気馬なら買えるわけでもなく、1~5人気馬とて【2-2-1-15】勝率10.0%(単回値48円)・複勝率25.0%(複回値46円)ですから旨味は無く、期待値的には大いに嫌いたいところ。

脚質的には、5~6Fロンスパ戦になるので差し馬優勢。中京開催を除く過去10年で3角4番手以内馬が7頭も馬券に絡んでいますが、その内5頭は12頭立て以下の少頭数戦年の好走馬。14頭立て以上戦に限ると【2-0-0-11】勝率15.4%(単回値118円)・複勝率15.4%(複回値42円)と2頭の勝ち馬こそ出ていますが、1~5人気馬でも【1-0-0-6】ですから信頼度は低いです。頭数が増えるほどに位置争いが単純化せず、ペースが上がりやすいor早めにレースが動きやすいわけですから、多頭数戦になりそうな今年は差し馬を中心に考えるべきでしょう。

と言うことで、分析は以上。
今回書いた内容も踏まえて、最も信頼出来そうな一頭はこの馬でしょう
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内(D)が該当馬です(5位ぐらい)
過去5Fロンスパ戦での好走歴が複数あるようにペースパターンは問題なし。脚質・血統・馬体重も好走データに合致、阪神コース5戦4好走、道悪は鬼なので、これで雨が降れば尚良しです。ただし高速決着には不安がありますから、開幕週だけにパンパンの良だと評価は落としたいです。

この馬に関しては大崩れしないとは思いますが、あまり信用し過ぎるのもどうかと思います
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「FC2ブログランキング」の当ブログ紹介文内(Y)が該当馬です(10位ぐらい)
本馬はフットワークが伸びずピッチで距離を稼ぐタイプで、こういうタイプは機動力に優れているのでコーナーが急であるコースがベスト。また急坂で顕著に脚が鈍る傾向があって、OP・重賞に限ると勝ち鞍は直線平坦コースのみ。従ってゴール前に急坂があり、3~4角の半径が大きく通常の内回りコースほど機動力を活かせない阪神内回りはそんなに向いた条件とは言えません。立ち回りが上手いので内枠ベター。


明日は未定。時間が許せば「鳴尾記念」の追い切り分析を行います。