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皆様、こんばんは。

本日は「安田記念」を分析します。
まずは舞台となる東京芝1600mコースについて考えましょう。
NHK1
NHK2
スタートはバックストレッチ右端、2角の立ち上がり。最初のコーナーである3角まで約527m(Cコース時)と長い直線が続きますので序盤のペースは上がりやすいですが、最後には長い直線が待っていることからコーナーではどうしても息が入る傾向。前半3Fはそこそこ流れ→中盤2Fで息が入り→後半3Fで再加速、と言うのがこのコースの基本パターン。左右は逆ですが、阪神外芝1600mと似たようなラップ構成になると考えれば良いでしょう。ただし、レベルが上がるに従って中盤2Fの緩み方が小さくなる傾向があって、その辺りは後ほど詳述します。
その他では、春の東京開催は秋開催と共に超高速化しますので時計はかなり早め。そして2019年や2020年あたりから施行コースに関わらず全体的に外有利の傾向が強くなっており、Cコース替わり2週目となる安田記念週もそれは同様。全体的に内を通す先行馬が苦戦する傾向にあることは頭に入れておきたいです。

次に過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧を見ておきます。
安田1
安田2
安田記念における過去5年の平均ラップは
12.2-10.9-11.4-11.5-11.5-11.2-11.2-11.7(46.0-45.5)
ご覧のように高速馬場下での最高峰戦らしい高速巡行ラップで、ペースが緩まないが故に時計もかなり速くなる傾向にあります。2F目以降の平均ラップは11.3秒ですから、スプリント戦寄りの適性すら必要になると思えて、それだけに馬体重の重い馬が活躍する傾向。
安田4
ただ、単に馬体重が重ければ良いわけではないのはスプリント戦との違いで、大きく過ぎても好走率が落ちるのは面白いところ。馬体重490~509㎏のレンジがやたらと走る傾向があって、過去10年中9年で1頭以上が好走。年平均4.8頭の該当馬と考えるとなかなかの精度ですから、該当馬には人気に関わらず注意したいです。

そしてスピード決着であるが故に、加齢と共にスピード能力が衰える高齢馬は劣勢の傾向。
安田5
6歳以上で馬券に絡んだ9頭中4頭は、スローペースや不良馬場で勝ち時計が1分33秒0以上も掛かった年の好走馬。
勝ち時計が1分32秒を切った6年に限ると以下のように変化。
安田6
勝ち時計が1分32秒0未満だった年に限ると、6歳以上馬は【1-1-1-35】勝率2.6%(単回値32円)・複勝率7.9%(複回値30円)まで好走率が落ちますので、高速決着が予想されるならば6歳以上馬の評価は落としたいところ。

次に、同じ春の東京マイルG1である「ヴィクトリアマイル」「NHKマイルC」とラップ比較をしてみます。
安田3
これは過去5年の平均ラップですが、安田記念における中盤2Fが最もタイトであることが分かります。先程「レベルが上がるに従って中盤2Fの緩み方が小さくなる傾向があって」と書きましたが、この舞台での最高峰戦だけにかなり中盤がタイトになりやすいです。
そして注意したいのが、近2年の安田記念が確たる逃げ馬不在でペースが緩かったこと。これにより平均ラップが遅くなっており、この2年「12.2-10.8-11.2-11.4-11.4-11.2-11.3-11.7秒(34.2-22.8-34.2秒)」にラップは変化。最も緩むはずの中盤2Fでも「11.4-11.4秒」ですから最早緩んでいるとは言えず、先行馬は息を入れるタイミングがありません。従って差し馬優勢になることは容易に想像出来ますが、前後半差1.0秒以上のスローペースになったのは2016年・2021年・2022年を除く過去7年における3着内好走馬21頭中、3角3番手以内馬が【1-3-0-26】勝率3.3%(単回値12円)・複勝率13.3%(複回値39円)であるのに対し、3角8番手以下馬は【5-4-5-50】勝率7.8%(単回値71円)・複勝率21.9%(複回値92円)ですから、やはり圧倒的に差し馬優勢。
今年はウインカーネリアンかジャックドールが逃げ、カフェファラオ・ソダシ・ドルチェモア・メイケイエールらが好位を形成するとなると、近2年のようにペースが緩むとは考えにくいですから、安田記念らしい高速巡行戦=差し馬優勢のレースになると考えた方が良いでしょう。

そして全マイルG1の中でも最もタイトなラップ=ハイレベル戦になりますのでフロックは起こりにくく、過去10年の3着内好走馬30頭中22頭はG1連対実績を持っていたことで共通。非該当の8頭中3頭にはG1で3着好走実績を持っていました。G1馬が10頭も出走する今年も、G1実績の無い馬が好走することはそう簡単ではないと思います。

と言うことで、本日は以上。
ここまで書いた内容はあくまで標準的な安田記念になることを想定したもの。メンバー的にスローペースで流れる可能性が低いと考えると、他に「標準的な」安田記念にならない可能性は天気だけ。現時点では非常に微妙な予報ですが、もし道悪になった場合には評価を落としたい上位人気候補馬はこの馬
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「FC2ブログランキング」の当ブログ紹介文内(Z)が該当馬です(10位ぐらい)
前走で高速馬場巧者であることはほぼ確定。従って是が非でも良馬場でやりたいことは間違いないです。

そして、この人気馬についても雨はマイナスのような気がするんですよね・・・
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内(C)が該当馬です(5位ぐらい)
高速巡行戦で良さが出る馬ですし、滑る馬場だとノメりそうな爪の形で・・・楽観禁物


明日は「鳴尾記念」を分析します。