最強競馬ブログランキングへ


いつもご訪問下さり、誠にありがとうございます。
1日1クリックのご協力をお願い致します。


皆様、こんばんは。

今週はいよいよ「日本ダービー」。2020年に生まれた7708頭のサラブレッドの頂点を決める一戦で、全てのホースマンが目指すレース。レースを見届けるだけでも十分楽しいですが、馬券も獲れれば最高。最高の週末になるようにしっかり準備をして週末に備えましょう。

まずは舞台となる東京芝2400mコースについて考えます。
オークス7
東京芝2400(PNG)
先週のオークスと同コースなのでイメージしやすいと思いますが、スタートは正面スタンド前で、一周+約300m弱走るコース。最初のコーナーである1角までは約313m(Cコース時)と長くもなく短くもないですが、2500mとは違ってスタートは平坦なのでスピードに乗った状態で1角に入るため最序盤はまずまずペースは上がる傾向。ただ1~2角を抜けると最後の長い直線を意識して道中のペースは上がりにくく、特に5~7F目は強く緩む傾向。ここで馬群が凝縮するために必然的にプレッシャーを受けた前の馬はペースアップせざるを得ず、概ね3角過ぎ=残り1000~800mからペースアップする傾向。急→緩→急のペースパターンになりやすいことから、東京コースに対して抱く「差し馬有利」の展開になりやすいコースです。
オークス8
これは東京コースにおける3角3番手以内馬の距離別成績(13頭立て以上・新馬戦除く)ですが、2400mコースでは好走率も回収率も低く、先行馬受難のコースであることが良く分かります。

続いて、過去5年レースラップと3着内好走馬一覧を掲載します。
ダービー1
ダービー2
ダ―ビーを考える上で重要なのが「ラップのトレンド」「馬場のトレンド」の2点。
まず「ラップのトレンド」についてですが、これはこのブログでも機会がある度に書いていますが、レースラップにはトレンドが確実に存在しています(特に大レース)。近年で言えば10年ぐらい前はスローペース症候群とも言えるスロー瞬発戦がトレンドで、それはそういうペースパターンを得意とするディープインパクト産駒を中心とするサンデーサイレンス直仔が全盛だったことが関係しています。
時を経て、現在はサンデーサイレンス直仔が種牡馬としての全盛期を終え、孫世代が種牡馬として活躍する時代。そしてサンデーサイレンスの血が飽和状態にある状況を打開するために別系統の種牡馬が重用される時代に変化しています。当然トレンドにも変化が生まれるわけですが、それはレースラップを見比べると良く分かります。
ダービー3
これは良馬場5年間のレース後半5Fラップを時期ごとに分けて一覧にしたもの(2005年~2012年だけ集計期間が長くなっていますが、この時期は稍重+不良馬場が3年を占めることから集計期間が長くなっています)。
特徴的なのは、2017年以前はラスト4F目から3F目で大きくラップが上がっているためギアチェンジ力が要求されていると言うこと。これは瞬発力を活かしたいサンデーサイレンス直仔や直仔種牡馬の産駒が多いため、その特徴を生かすべくレースの動き出しが遅くなる傾向にあったと言うことです。
一方で直近5年では0.4秒以上ペースアップする区間がなく、ラスト5F目からペースが上がっていることが分かります。これはサンデーサイレンスの血を持たない欧州型・米国型種牡馬の仔が増えたために、それらの特徴である持続力や持久力の優秀さを活かすべくレースの動き出しが早くなる傾向に変化していると言うことです。

次に「馬場のトレンド」についてですが、近年の東京芝は外有利傾向にあると言うこと。
2018年
2018
2019年
2019
2020年
2020
2021年
2021
2022年
2022
Cコース替わり初週となるこのレース。2019年あたりまでは内有利傾向でしたが、2020年あたりから顕著に外有利状態に変化しており、それは上位馬が通した位置を見比べると一目瞭然。象徴的だったのは現役屈指の馬場マイスターだった福永Jが2020年と2021年では馬場の中央にまで持ち出していることで、これらからも伸び所が外に移動していることは明らかです。

これらが「ラップのトレンド」と「馬場のトレンド」で、これを知っていなければダ―ビーを攻略することは出来ないでしょう。そしてこれらによって変化していることが好走馬の脚質と枠順の明暗
まず脚質ですが、過去10年における3角5番手以内通過馬は【3-3-3-45】勝率5.6%(単回値184円)・複勝率16.7%(複回値129円)ですが、持久力が必要な先行馬には苦しいラップ傾向になり、内不利の馬場に変わった近3年では【1-0-1-14】勝率6.3%(単回値8円)・複勝率12.5%(複回値32円)と好走率が低下。近3年の3着内好走馬9頭中6頭が3角9番手以下馬であるように、明確に差し有利傾向に変化しています。

次に枠順ですが、まずは下記データを見て頂きましょう。
ダ―ビー4
これは1~4枠馬の成績を2019年以前と以降とに分けたもの。内有利だった2019年あたりまではインを通せる内枠優勢でしたが、外有利傾向になった近年では顕著に成績が低下していることが分かります。

とりあえず土曜の馬場傾向を見ておく必要はありますが、今年も近3年のトレンドを引き継ぐ可能性大と見ていますので、「狙うのは差し馬で、外枠>内枠」と言う考え方が恐らく正解。このスタンスで予想に臨んで正解を導き出しましょう。

と言うことで本日はここまで。
今日書いた内容から考えると、この人気馬はちょっと嫌いたいですよね・・・
↓ ↓

最強競馬ブログランキングへ
「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内(C)が該当馬です(5位ぐらい)

記事作成のモチベーションになります。お手数ですが、こちらのバナークリックにもご協力下さい。よろしくお願い致します。
↓ ↓



明日も「日本ダービー」を分析します。