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皆様、こんばんは。

本日は土曜重賞「ファルコンS」を分析します。
まずは舞台となる中京芝1400mコースについて考えます。
ファルコン1
ファルコン2
スタートは向正面右端、2角出口。そこから最初のコーナーである3角まで515.5m(Aコース時)もの直線が続きますし、2F目からは下り勾配にもなりますので、必然的に序盤のペースは上がりやすいです。左右の回りは逆ですが阪神芝内1400mに似たコースで、ラップ構成も同じようなものになり、基礎スピードが必須のコースだと言えるでしょう。逆に前半スローがデフォルトで瞬発系の能力が必要な東京芝1400mや京都芝外1400mとは全く違うラップ構成になりますので、同じ1400mでも東京で好走したからと言って、中京でも好走出来ると考えるのは危険です。

ここで過去5年のレースラップと3着内好走馬一覧を見ておきます。
ファルコン3
ファルコン4
まずレースラップですが、過去5年全てでハイペースで、2022年と2020年は前後半差2.0秒以上の強烈な前傾戦になっています。コース形態からハイペースになるのは当然なのですが、ここまでペースが上がるのはこれが3歳春のレースだから。どういうことかと言うと、この時期に勝ち上がって来る馬の多くは、スピードの違いで逃げあるいはそれに近い脚質で勝ち上がって来るパターンが多く、事実過去10年の出走馬170頭中の約半数である83頭(48%)が、前走初角4番手以内通過馬でした。これが古馬の芝1400m重賞だと出走比率は全く違って、例えば先月行われた阪急杯における前走初角4番手以内通過馬の割合は29%、阪神Cは30%ですから、その違いが良く分かると思います。

ここまでペースが上がると生粋のスプリンターは苦戦することになりますが、それは前走距離別成績に良く表れています。
ファルコン5
強い馬はクラシックやNHKマイルCを目指すこの時期に、1200mを走っている=相対的に弱い馬と言うことの影響の方が大きそうではありますが、いずれにしても前走で1200m戦を走っているような馬はほぼ狙えないと考えて良さそうです。
逆に好走率が高いのがスタミナに優れた距離短縮組ですが、この組の面々は朝日杯FSやシンザン記念、アーリントンCなど、クラシックやNHKマイルCを目指す(目指した)面々が通るローテーションですから、相対的に能力が高いと言う側面が強く影響していそうです。

また、前傾幅が大きくなるレースにも関わらず、3角4番手以内馬が11頭馬券絡みを果たしていますが、この内8頭はスタミナに優れてや絶対能力が高い距離短縮組でした。言い方を換えれば、距離短縮組以外の先行馬は狙いにくいと言うことで、基本的には差し馬優勢のレースと考えて良いです。

他に知っておきたいのは内枠優勢(外枠不利)だと言うこと。
ファルコン6
ファルコンSは序盤からペースが速くなってラスト3F目最速率が高いレース。丁度この地点は4角に当たりますが、速いラップを踏むコーナーで外を回す不利はかなり大きく、それが外を回す可能性が高い外枠馬の不振に繋がっています。
6~8枠で馬券に絡んだ馬は6頭居ますが、その内5頭はやはり距離短縮馬。前走1400m以下戦使用馬で6~8枠に入った馬は【0-1-0-39】と壊滅的ですから、前走1400m以下組の枠順には要注目です。

最後に人気別成績を見ておきましょう。
ファルコン7
1~3人気馬が【7-6-2-15】勝率23.3%(単回値124円)、連対率43.3%、複勝率50.0%(複回値99円)と堅調で、揃って馬券外に終わったのは2015年のみ。人気馬は素直に信用した方が大けがはしません。
一方、4人気以下で馬券に絡んだ馬は15頭存在しますが、この内12頭までが1~4枠でしたので、外枠の穴馬はかなり狙いが下がります。
逆に1~4枠に入った4人気以下馬は【2-4-6-56】勝率2.9%(単回値130円)、複勝率17.6%(複回値107円)とこれだけで単複ベタ買いでプラスなのですが、好走率は低くもう少し確率を上げたいところ。そこで見ておきたいのがこの条件
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内にデータを記載しておきます(5位ぐらい)
該当馬は【1-2-3-7】勝率7.7%(単回値80円)、複勝率46.2%(複回値169円)と複穴多数。馬券外に終わった7頭中5頭は3着と0.0~0.1秒差の4~5着でしたので、ちょっとしたことで馬券に絡んでいた可能性は十分あって、そう考えるとかなり強力なデータだと言えます。

 と言うことで本日は以上。

最後に、毎年信頼度の高い人気馬ですが、その中でも有力と思える人気馬を一頭ご紹介して本日の締めとさせて頂きます。
この馬です!
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「FC2ブログランキング」の当ブログ紹介文内(Z)が該当馬です(10位ぐらい)
前走は古馬2勝Cを越えるレベルの時計・ラップで走破。スピード能力は確かで、これまでに敗れたレースの多くは苦手な瞬発戦でのもの。基礎スピードが問われればかなり強いですし、そういう意味でファルコンS向きの馬だと言えるでしょう。後は枠順が重要ですね。

明日は土曜2重賞の追い切り分析を予定しています。