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皆様、こんばんは。

本日は「東海S」について分析します。
まずは舞台となる中京ダ1800mコースについて考えます。
CC
中京ダ1800

中京ダ1800mは、ホームストレッチの中間地点やや左からのスタート。急坂の途中からのスタートになり前半は上り基調であること、1角まで291.8mと十分な距離がないこと、1~2角のコーナー角度が急であること、これらから前半はスピードに乗らない場合が多く、ゴリゴリのハイペースを刻むようなコースではありません。
ただ残り1000mからは直線半ばまで下りが続きますし、多頭数戦では前半が緩い=馬群が凝縮していることからペースアップは早め。概ねラスト5F目あたりからペースアップすると考えれば良いでしょう。ただ注意したいのは、中京の3~4角の距離は函館競馬場並に短いこと(中京ダートの3角入口~4角出口までの距離は381m、函館ダートは373m。ちなみに阪神ダートは504m)。つまり1~2角ほどではないものの3~4角も急ですから、ここでいまいちスピードに乗り切りません。つまりこのコースでの5Fロンスパ戦は通常よりも息が入りやすく、そういう意味で先行馬に大きな不利にはならないと言えるでしょう。

ここで過去5年のレースラップを見ておきますが、2020年は変則日程による京都開催のため、中京開催過去5年のラップと3着内好走馬一覧を掲載します。
東海1
東海2
コース傾向に反して過去5年中3年でハイペースになっていますが、2018年は前後半差0.8秒なのでさほどペースは速くなく、2021年は不良馬場で各騎手の前への意識が強くなったが故にハイペースになったと言う背景。昨年こそ純粋に逃げ争いが激しくなりペースは上がりましたが、基本的には序盤のペースは上がりにくいと考えて良いです。
脚質についても、過去5年の3着内好走馬15頭中8頭が3角4番手以内の先行馬。3角ふた桁番手馬の馬券絡みは0ですから、考え方としては先行馬中心。極端な後ろから終い一辺倒と言うタイプは嫌うべきです。

次にステップ別成績ですが、その前に中央ダート戦の構造を理解しておく必要があります。
東海3
これは2022年の古馬戦における芝・ダートのクラス別レース数。
一目瞭然ですが、全体のレース数としては芝・ダートに顕著な差は無いにも関わらず、重賞の数は芝69レースに対し、ダート13レースと圧倒的に芝のレース数が多いと言う現実。ダート重賞は地方交流戦で多少カバーはされますが、「56」の差を埋めるだけのレース数はありませんし、中央枠は1レースあたり6頭前後と狭き門で自由な出走は叶わない状況。そのため数少ない中央重賞にはOP馬が出走を目指して殺到することになりますが、事実過去5年に行われた中央ダート重賞67レース中57レースがフルゲート戦で、13頭以下戦になったのはたった2レースのみでした。
そういう状況ですから、必然的にレースレベルは高いものになり(トライアル上位馬+賞金上位馬だけが出走出来るので)、下のクラスから勝ち上がった馬は当然のように苦戦を強いられることになります(前走3勝C出走馬は【3-2-2-51】勝率5.2%(単回値41円)、複勝率12.1%(複回値34円))。逆に、中央ダートG1出走馬は出走出来ているだけで「かなり強い馬」と言い換えることが出来るわけですが、多くのファンはそのあたりの構造を正しく理解出来ていませんので、ここに盲点が生まれることになります。

と言うことで、狙い目はこの条件に合致する馬になります
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「最強競馬ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しておきます(15位ぐらい)
該当馬は【2-3-2-9】勝率12.5%(単回値139円)、複勝率43.8%(複回値107円)と好走率は高く且つ妙味も十分。今年の該当馬は2頭だけですが、能力的にもチャンス十分と言えますので要注目です。

その他、データ面に目立つ傾向はないので分析はここまで。

最後に、データ面以外で推奨したい一頭をご紹介して本日の締めとさせて頂きます。
この馬です!
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「FC2ブログランキング」の当ブログ紹介文内に馬名を記載しています(12位ぐらい)
本馬は揉まれる形が苦手な馬ですが、3走前は内枠ながら揉まれることを回避しようとしない糞騎乗による敗戦。2走前はややスローからの瞬発戦が持続系馬の本馬には合わなかった分の敗戦。そして前走は展開不利に加えて、高額条件では良績の無い右回りの分での敗戦(直線は内にモタれた)。このように近走敗戦は敗因が明確ですから、これらをもって評価を落とすことは危険です。元来が左回りの中距離戦向きで【3-4-0-2】、特に中京コースではすでに重賞通用級のパフォーマンスを見せており、舞台替わりは何よりのプラス材料です。鞍上変更もまた強力なプラス材料で、枠の並びはポイントになりますが、揉まれずに運べるならばチャンス十分でしょう

明日は「AJCC」の追い切り分析です。