皆様、こんばんは。

今年の「宝塚記念」は除外対象のヒートオンビートとサンレイポケットを除くと、前走大阪杯出走馬が7頭、前走天皇賞春出走馬が5頭スタンバイ。この2レースを正しく評価することで的中に近付けると考えますので、本日と明日の2日間でこの2レースをしっかり回顧・分析して行きましょう。

本日は「大阪杯」の回顧です。
宝塚3
レースラップ
12.3-10.3-12.0-12.2-12.0-12.1-11.7-11.5-11.8-12.5(58.8-59.6)


開幕4日目の馬場。前日は直線で内を通す馬の好走が目立ち、また芝4レースの連対馬8頭中7頭が4角4番手以内馬だったように、「内・前」で立ち回った馬が優位性を持つ馬場。ただ大阪杯当日は外からの差しもかなり決まっており、馬場が傾向が変わったのかと思えましたが、これは当日に強い東北東の風(直線追い風)が吹いて差し馬に有利に働いたから。
宝塚4
これは10R(芝1400m戦)のスタート地点の画像ですが、右(3角方向)からの風で旗が左にはためいているのが分かります。つまり向正面は向い風で、直線は追い風。風速は5~7m/秒の強い風。直線で追い風が吹くと、この地点で最大のパワーを使う差し馬有利に働くことになります。
翌週にはやや内有利の馬場に戻っていましたので「馬場は内有利だが、風の影響で脚質は差し有利」となっていた点には注意しておきたいです。

レースは内からハナを主張するジャックドールに外からアフリカンゴールドが絡んで行ってペースアップし、前半3Fは34.6秒。2角で緩みかけたものの、後続の脚を削ぐ逃げが持ち味のジャックドールだけにペースは落とさず5F58.8秒。向正面が向い風だったことを考えるとラップ以上に前半の負荷は大きく、当然のように馬群は縦長になりました。
宝塚5
1000m地点までに緩まければ、ここから先は下りレイアウト&勝負所の3角に入って行きますので、これ以降で緩む可能性はほぼゼロ。後半5Fラップは12.1-11.7-11.5-11.8-12.5秒でしたが、ラスト3F目に最速を刻み、直線追い風でもラスト1Fは12.5秒も掛かりましたので、かなり消耗したフィニッシュだったと言えるでしょう。
序盤からペースが速く、道中で緩むところもなし。動き出しも早く、直線は追い風。差し馬優勢の流れであったことは間違いなく、このレースで評価すべきは先行して大バテしなかった馬達。逆に、差して上位入線した馬への過大評価は禁物です。

1着ポタジェは、2走前と違って行きっぷりが良く、早々に好位インの位置を確保。終始ラチ沿いをロスなく回せたこと、前の馬を風除けに出来たことは事実ですが、それだけでこの厳しい流れを先行して粘れる訳もなく、掛け値なしに強い競馬をしたと言えるでしょう。2着は持久力戦に強いレイパパレでしたが、そのレイパパレを一番苦しいラスト1Fで競り落とすのですから、こういうペースパターンへの高い適性を示したと言えるでしょう。これで内回り・小回りは【5-2-0-0】となりましたが、同じく内回りで持久戦になりやすいのが宝塚記念ですので、当然適性はバッチリでしょう。ただ問題は距離が1F延びること。AJCCではスロー5Fロンスパ戦で5着に敗れていますが・・・この問題については最終見解で書きます。

3着アリーヴォは出たなりで中団やや後ろを追走。ペースが速かったために道中は慌てず騒がず。残り600m標手前から動いて出ましたが、中団~後方でも追走ペースがそれなりであったことから手応えが渋くなってしまった他馬を尻目に、本馬は楽な手応えのまま直線へ。こういう速い流れでも脚を削がれない点はこの馬の強みでしょうね。ただ差し切るかと思えたラスト1Fでは脚は上がり気味で、残り50mではポタジェとの差が詰まらないままでのフィニッシュでした。
初めてのG1で馬券に絡めたことは高く評価すべきですが、展開に恵まれたことは事実ですし、追い切りでは一番手評価にした(しかも唯一の4点)ようにデキも万全でした。つまりは全てがうまく行ったと言う感想で、あれ以上を求めるのは少々難しいかと思います。またゴール前の脚色を見ると更なる距離延長も不安ではあります。

4着ヒシイグアスは好発切るもペースを見越して中団。1~2角でも3~4角でも内にモタれていましたが、これは戦前に指摘していた右トモの弱さから来るものだと思います。そのためコーナーで加速出来ず、直線もやや流れ込んだだけの内容。前のポタジェとレイパパレを掴まえられず、後ろのアリーヴォに差された内容はお世辞にも良いものとは言えず、引き続きの右回り・内回り戦では強気になれませんが、追い切り評価で2点を付けたようにデキがイマイチだったのは事実(これについては池添Jも「良い頃の状態には今一歩」とコメント)。この点に逆転の可能性は残しています。

7着アフリカンゴールドは出鞭を入れてハナを狙いも、枠の差で仕方なく2番手外。終始ジャックドールを1馬身差で追走していたものの、3~4角中間あたりから徐々に苦しくなり、大バテはしなかったものの流れ込んだだけの7着。ペースを考えると7着でも健闘と言える内容だったと思いますが、G1で馬券に絡むにはかなりのプラスアルファが必要と思えたのも事実。そのプラスアルファは逃げることだと思いますが、今回は同型複数。このハナ争いに勝つことは容易ではないですし、ハナを奪い切ったとしてもそこまでにかなり脚を使うだろうことを考えると・・・

9着エフフォーリアは中団、ヒシイグアスの後ろ・アリーヴォの前を追走。道中はやや促しながらで行きっぷりイマイチで、ヒシイグアスとアリーヴォが動き始めた残り600mあたりでは押しても押してもなかなか進んで行かず。結局直線入口でこの2頭に4馬身差を付けられ、直線でもジリジリと離されての9着大敗。皐月賞では前後半60.3-60.3秒の淀みない流れを好位から押し切って完勝したことを考えると、ペースパターンが合わなかったとは考えづらく、敗因は別に求められるでしょう。その一つが状態面で、追い切りでは「天皇賞秋を100、有馬記念を90とすれば、今回は80~85」と評したように、そもそもデキがイマイチでした。ただ、それにしても負け過ぎたなというのがレース後の感想で、フィジカル面の問題だけでここまで負けるかと考えると少々疑問で、初輸送などメンタル面での影響も小さくはなかったと思います。
天皇賞秋・有馬記念の内容・結果から能力を出し切れば今回も勝ち負けになることは間違いありませんので、後は前走の敗因となったフィジカルとメンタル両面での改善が必須。フィジカル面については追い切り分析で、メンタル面については最終見解で詳しく書きます。

11着キングオブコージ
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「人気ブログランキング」の当ブログ紹介文内に評価を記載しておきます(15位ぐらい)

16着ウインマリリンはジャックドールの後ろを追走。3角で早々に手応えが怪しくなって、結局そのままジリジリと位置を落として最下位での入線。良い頃には全く及ばないデキに加えての厳しいペースではやむを得ない結果ではありましたが、今回も同種のペースが予想されるとなると、かなり状態面が上がって来なければ戦えない計算。追い切り次第とはなりますが、20エリザベス女王杯&21天皇賞春で足りなかっただけに、相当なデキでなければ苦戦は免れないはずで・・・

肝心な「大阪杯」のレースレベルについては、最終見解にて書きます。

明日は「天皇賞春」を回顧予定ですが、バナークリック数次第で記事を公開するかを決定しますので、下記バナークリックのご協力をお願い致します(クリックするだけで結構です!)。
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