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皆様、こんばんは。

本日は日曜重賞「日経新春杯」について分析します。
まずは舞台となる中京芝2200mコースについて考えましょう。
日経1

中京芝2200m

スタートは4角ポケット。ホームストレッチを目一杯使うコースで、1角まで514.1m(Aコース時)もの直線距離が続くことで自ずと前半3Fラップは上がりがち。その後、コーナー径がキツい1~2角に入るために一旦ペースは落ち着きますが、向正面に入って残り1000mからは下りになるためここで半ば強制的にペースアップする傾向。2000m戦と同様に概ね5~6Fロンスパ戦がデフォルトとなるコースです。
序盤のペースが速いこと、2度の坂越えであること、5~6Fロンスパがデフォルトであることから差し馬優勢であることと一定以上のスタミナが要求されることがこのコースの大きな特徴です。

中京芝2200mを舞台にした日経新春杯は昨年しか行われていませんので過去傾向やラップ分析は割愛しますが、参考までに昨年同レースのラップと結果を掲載しておきます。

2021日経新春杯
12.5-11.2-11.6-12.9-12.5-11.9-11.7-11.8-11.8-11.7-12.2(60.7-59.2)


日経2
前半3Fはペースアップ→1~2角で緩んで→向正面からペースアップの6Fロンスパ戦、と言うこのコースの特徴通りのラップ構成になったレース。こうなると当然差し優勢で、ショウリュウイクゾ以外の先行馬は全て9着以下敗退。
基本的には今年も同じような流れになると想定した方がベターで、差し馬を中心に考えたいですね。


今回は過去データは掘り下げませんので、代わりにここからは有力馬分析を行います。
現時点での評価点を高い方から4点(鉄板)3点(有力)2点(相手まで)1点(消し)の順で付けておりますが、これは枠順決定前・追い切り確認前の評価ですから、最終評価とイコールではないことはお断りしておきます。

2点:ショウナンバルディ
前走(中日新聞杯)は本命に抜擢して8人気で勝利。ただその推奨理由は「先行馬不在でかなり展開に恵まれそうなこと」「開幕3日目の馬場で外差しには振れないこと」「同舞台で同じように流れに恵まれた鳴尾記念で2着好走しており展開にさえ恵まれれば能力が足りること」と言うもの。その想定通りに前後半61.1‐58.7秒のスロー、かなり動き出しが遅くほぼラスト3F戦に持ち込めたことで勝ち切ってくれたわけですが、中京芝2200mで同じようなレースを再現することは相当困難。最終的なメンバー構成を見なければ断定出来ませんが、スローならあわよくばハナを狙いそうな馬もチラホラ見られますし、前走から斤量2㎏増でもありますので、普通に考えればここは評価を落とす番だと言えるでしょう。出走メンバーと枠が決まっていない現時点では2点評価とはしましたが、限りなく1点評価に近い存在です

1点:アフリカンゴールド
ショウナンバルディ同様に展開に恵まれたのが前走(中日新聞杯)の2着好走。道悪が得意な馬でもありませんので、3走振りに良馬場で走ることが出来たことも良かったでしょう。前走後に「ゆったりめの競馬がいいと思っていたのですが、前回はハミを取らず最後伸びなかったので、今日は攻めていきました。ヨーイドンよりは、今日のようにふかしていった方がいいと思います」と国分恭Jがコメントしたことから今回も同様の策でしょうが、中京芝2200mであれほど恵まれる可能性は低いですから、今回は先行策が裏目に出そうです

2~3点:ステラヴェローチェ
2走前(菊花賞)は中盤の5Fが65.4秒と緩みまくったレース。にも関わらず突き上げる後続馬がおらず、タイトルホルダーが楽をし続けて、ラスト4F目から能動的にペースアップしてまんまと逃げ切ったと言う内容。瞬発系ラップはNGで持久力が問われるペースでこそ良さが出る本馬には最悪の展開でしたし、追い切りを低評価にしたように状態面にも疑問符が付きましたので評価を下げる必要はない敗戦。状態面で持ち直した前走(有馬記念)では持久力が問われやすいコースと言うこともあって本命視しましたが惜しくも4着。ただ、着差が付きやすい流れでエフフォーリアに0.3秒差&クロノジェネシスに0.1秒差と言う結果は、ここに入ると明らかに格上のものですから、普通に考えれば高確率で勝ち負けになると思います。
ただ、今回はかなり負荷が掛かったであろう前走から中2週のローテーション。同じようにタフだった神戸新聞杯から中3週の菊花賞で崩れたことを考えると(前述通りに展開が向かなかったとは言え、2勝Cを勝った直後のディヴァインラヴに先着されてはダメでしょう)、いくら格下戦とは言え楽観は出来ません。中2週とは言え最終追い切りを含めてかなり軽めの中間の調整も嬉しくはありませんし、断然の1人気に支持されることを考えると飛んでくれることを期待する方が正解かも知れません

2点:クラヴェル
随分と見栄えの良い馬柱になっていますが、3走前(中京記念)はインをロスなく立ち回ったもの。2走前(新潟記念)は5.5㎏のハンデ差があった2着トーセンスーリヤに及ばず、OPでは結果が出ていないヤシャマルと2㎏のハンデ差がありながら半馬身差。前走(エリザベス女王杯)は前後半59.0‐60.8秒の前傾差し競馬の展開利に加えて、勝負所からはインをロスなく立ち回った上での3着。近走では課題である折り合い面に進境を見せている点は評価出来るものの、3走いずれもやや恵まれた面があったことは否定できませんし、前走はG1の中でもかなりレベルが落ちるラップ&メンバーレベルだったと言う判定ですから、額面ほどに強い馬だとは思いません。今回も差しが決まりやすいコースであることはプラス材料ですが、斤量面では恩恵がなくなるどころか上から数えた方が早い順番。ガチンコ勝負で牡馬相手のG2で互角以上に戦えるかと言われるとやや懐疑的ですので、それなりに人気する立場であることを考えると相手馬の一頭程度の評価しか出来ません

3点:「最強競馬ブログランキング」内の当ブログ紹介文(A)の大穴馬←クリックして馬名をご確認下さい(7位ぐらい)
キャリア中で10度の馬券内好走がありますが、その内8度は左回り言う巧者。近6走中3走は不得手の右回りでノーカウント。5走前は得意の左回りでも歴史的スローペースを後方追走の時点でノーチャンスと言うこれまたノーカウント敗戦。評価対象となり得るのは近2走のみですが、2走前は好走、前走は馬券外に終わっていますが、前後半61.1‐58.7秒のスロー且つラスト3F戦に近い仕掛け位置が遅かった前残り戦。その流れを2桁番手から差し込んだことは評価出来ますし、シゲルピンクダイヤ・ボッケリーニ・キングオブコージに対し0.1~0.2秒差なら全く悲観する敗戦では無かったでしょう。今回は前走よりも差しが効きやすい舞台ですし、G2戦と言ってもG3と大差ないメンバーレベル。まだ映像は確認していませんが、最終追い切りでは前走よりも時計の質も上がって状態面での上昇も見込めそうですから、これならば一発があっても何ら不思議ありません

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明日は追い切り分析の予定です。