皆様、こんばんは。

元気な時ぐらいはG1回顧をしておきます。

印は以下の通り。人気薄馬を本命に据えましたので、印はかなり多めに打ちました。
 【2021 チャンピオンズC(G1)】 
4インティ
13チュウワウィザード
6テーオーケインズ
7サンライズホープ
9オーヴェルニュ
16カフェファラオ
11アナザートゥルース
12クリンチャー
2カジノフォンテン


レースラップ
12.5-11.1-12.9-12.8-12.1-12.3-12.2-11.8-12.0(49.3-48.3)


まずはご期待に沿えず、申し訳ございませんでした。以下、レース雑感と各馬の回顧を書いておきます。

巷ではペースが上がりそうとの声も聞かれましたが、ダノンファラオは尾持ち禁止の中央では出遅れる可能性が高いこと、クリンチャーはテンの脚が鈍いこと、アナザートゥルースは砂を被らなければ外番手で良いこと、これらから当ブログでは「前半4F49.0秒程度のややスロー」と予想していましたが、予想通りにスローペースに。「中京ダ1800mらしく、ラスト5F目からペースアップ」と言う流れも想定通りでしたが、案外後続の突き上げがなく(スイッチャーになると思っていたクリンチャーが案外進んで行かなかった)ラスト4-3Fは12.3-12.2秒ですからそれほどペースは厳しくなく、5Fロンスパと言っても基本的に前の馬には楽な流れだったと思います。

1着テーオーケインズは最大の懸念だったゲートをクリアするどころか一番の好発。能力の高さは分かっていただけに、スタートを決めた時点で勝負ありだったかも知れません。4角では一頭だけ楽な手応えで、最速地点で自身11.6秒の脚を使って抜け出しましたが瞬発力に磨きが掛かった印象。追い切り2番手評価とデキが抜群だったこともありますが、春よりも力を付けています。どちらかと言えば軽いダートの方が良いタイプなので、東京大賞典は軽い馬場になれば盤石。ただ普通の馬場でも今の能力なら楽にクリアしてしまいそうです。ペースは不問

2着チュウワウィザードはどちらかと言えば締まったペースが希望の馬。前半から緩く、残り5Fからのラップの上がり方も中途半端だった流れは最悪と言えるものだったはず。それでも2着にまで差して来たのは地力の高さに他なりません。昨年よりもやけにスリムになった馬体、力感を欠いた追い切りを不安視しましたが全く問題なかったですね。この馬体の造りはしっかり覚えておきたいです。次は東京大賞典でしょうか?大井は3角から顕著に緩んで直線再加速の形になりやすいですからチュウワウィザードには向かないコース。大井2000mでテーオーケインズを逆転することは難しいかも知れません

3着アナザートゥルースは11~2月の厳冬期に限ると【5-3-5-5】。そして追い切り3番手評価とデキも抜群でした。揉まれなければ走る馬で、外枠勢で唯一テンに出して行った坂井Jの強い意志が光る好騎乗でした。直線ではインティを掴まえられないかと思いましたが、外からチュウワウィザードが来るともう一伸び。言い換えれば多少余力は残っていて、重賞では勝ち味に遅いのはこのあたりが原因でしょう。晩成血統でまだ老け込むことはありませんので、寒い時期は常に注意が必要です。外枠ベター

インティは無念の4着。5F通過タイムと直線に入った時の手応えを確認した段階では3着内を確信しましたが・・・前半ゆったり入って終いの一脚を活かしたい馬だけに中京ダ1800mはベストコースで、今日の流れは理想に近いものだったと思います。それでも残り100mで我慢出来なかったのは加齢の影響と言わざるを得ないでしょう。差して競馬が出来るようになったものの、あくまで善戦の域を出なかっただけに今日は位置を取りに行くと見ていましたが、その通りに位置を取って競馬をしてくれた武豊Jの騎乗には何の不満もなし。ハナを切ってペースコントロール出来ればベストだったでしょうが・・・
次どこに向かうのかは知りませんが、基礎スピードが問われやすいフェブラリーSは向かないレースなので(本馬が勝利した年のフェブラリーSは異例のスローだった)、まだ東京大賞典の方が向きます(そうすると今度は距離不安が出てしまいますが・・・)

5着サンライズノヴァにはビックリ。前走が今季一番の状態で、追い切りを見る限りその勢いは継続していることは追い切り分析記事で書いた通りですが、決して向かないコースで好走出来たことは素直に評価したいです。軽いダートのワンターンコースで外を回しても間に合う東京ダ1600mがベストなのでフェブラリーSではまだ戦えると思いますが、冬の乾燥ダートが向くタイプではないので、一雨降って高速化して欲しいですね

6着オーヴェルニュは追い切りイマイチでパドック気配も地味。それでも後方からそれなりに差し込むのですから、コース適性は高いです。惜しむらくは前半の対応。もう少し位置を取りにくい意志が欲しかったです

10着カジノフォンテンはソダシの後ろ、インに控えた時点でジエンド。理想は摩擦の少ない競馬だったでしょうから、1角までの入り方は最悪でした。張田昴は地団太を踏みながらレースを見ていたことでしょう。こういう繊細系の馬にMデムーロJは合いませんね。騎手選択ミスです(空いている騎手で言えば馬の繊細な部分を感じ取れる感性に優れた酒井Jなんかは絶対に合ったと思いますけどね)

11着カフェファラオは基礎スピード特化型なのでスローの流れは最悪。また、直線スピードを活かしたい馬だけにコーナー4つの競馬も合いません。直線では砂を被る位置に入って嫌がってもいました。追い切りが非常に良かっただけに印を打ちましたが、この判断は甘かったですね、すみません。東京ダ1600mはベストコースなのでフェブラリーSでは平気で巻き返して来るでしょう。ペースは上がるほど良いです

12着ソダシについては、予想文に欠いた通り。
「消1ソダシはダート自体はこなせるとは思います(芝の方が良いと思っていますが)。ただ今回はそれ以前の問題で、まず芝よりも圧倒的にパワー要素が必要になるダートG1では、3歳馬が古馬一線級に伍して戦うことは簡単ではありません。近年で好走出来たのは、クリソベリルやルヴァンスレーヴ、ノンコノユメなど世代トップの実績を残しつつ、既に古馬相手に互角以上に戦えることを証明した馬のみ。ダートでは何の実績もなく、相対的にパワーで劣る牝馬の初ダートでは相当厳しいと言わざるを得ません。 また、父クロフネ産駒にダートの一流馬はおらず、G1に届くかなと思わせたのはテイエムジンソクのみ。そのテイエムジンソクも結局は格負けしてしまったわけで、重賞成績は芝>>ダート、と言うのがクロフネ産駒です。そんな血統的なディスアドバンテージに加えて、砂を被る可能性が高い最内枠ですから、どこにも買い要素が無いと思えます。それでいて上位人気に支持されるならば消して妙味と言うことになります」
今日だけでは何とも言えませんが、ダート血統と言っても芝であれだけの強さを見せる馬ですから、どちらかと言えば芝向きだと私は見ています

14着クリンチャーは右手前の走り方に致命的な欠陥が。それだけに直線を右手前で走ることになる左回り戦は合いません。それでも印を売ってしまったことはミスでした。申し訳ございません

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