皆様、こんばんは。

本日は「中山記念」の追い切り分析を行います。尚、水曜時点で映像が上がっている馬のみを対象としておりますので、木曜追いの馬については後日追記します。
評価は5段階評価で5点4点3+点3-点2点1点の順です。


【阪急杯】
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中央競馬ランキング
「人気ブログランキング」の当ブログ紹介文内に金曜日限定で評価を記載しておきます
(木曜のINポイントが反映されず過去分もポイントが減少しており、現在運営に問い合わせ中。従って順位不明です。恐らく15~20位の間ぐらいになっていると思います。お手数ですがお探し下さい)

5点レシステンシア
栗東坂路単走。まず春より10㎏以上増量した昨秋よりも更に馬体に幅が出ている印象。かと言ってフォトパドックを見る限りは太目が残っている感じもなく、純粋にパンプアップされた馬体だと思って良いでしょう。そんな馬体の迫力通りに、2週連続で4F50秒台、1F11.5秒の超抜時計を計時。間の日曜にも4F60秒台の時計を挟んでいますが、これは前走時の時計推移(1週前51.9秒、当週52.0秒、日曜74.7秒)よりも明確に精度が上。阪神JF時や桜花賞時同様に負荷を掛けられている調教過程ですから、それだけ順調だということの証でしょう。真一文字に登坂した動きも文句のないもので、途中右手前に替えたものの8完歩だけで左手前に戻したことはご愛嬌(これが左回り戦なら問題ですが)。デキは万全と言って良いですから、鞍上が前走のようにこの馬の良さを潰す乗り方をしなければ勝てるでしょう。そう言い切れるデキです

4点ジャンダルム
栗東坂路単走。1週前に坂路で併せ馬というルーティンを崩した(崩さざるを得なかった)前走とは違って今回は1週前に併せ馬が出来ましたし、好時計を計時しシロニイ相手に楽に先着した内容もGOOD。今週はほぼ馬なりの内容でしたが、全体にリラックスして走れていた点には好感が持てましたし、軽く促しただけで12.7-11.8秒と加速してフィニッシュ出来た点も◎。フォトパドックで見た通りに前走よりも明らかにメリハリの利いた馬体も目を惹きますし、前走からの上積みはかなり大きそうです

3+点ダノンファンタジー
栗東CW単走。前走は勝利こそしましたが、直前追い切りの動きはやや緩慢で促しつつ何とか動いたという決して評価出来なかった内容。それが今回はかなり前進気勢が出て来ましたし、体の使い方もキビキビしたものに変わっており随分と良くなりました。今回の動きだけを見ると飛び抜けて良いものではないのですが、前走からの変わり身という意味でプラス評価を付けたいと思います

3+点トライン
栗東坂路単走。とにかくテンションが上がり過ぎないかが心配な馬ですから中2週を懸念していましたが、映像からもラップ推移からも落ち着いて走れていたように思えた点にまず好感が持てます。スピード感こそあまり感じられないものの、ボリューム感たっぷりの馬体通りにパワフルな脚捌きは一際目立ちます。間隔が詰まっているものの硬さが感じられない点も好材料

3+点カツジ
栗東CW併せ。内から追い掛ける形も直線で早々に並走馬を交わしてほぼ一人旅に。全身を使って伸びやかに駆けられている点には好感が持てますし、冬場でも硬さがなく特に前脚を柔らかく使えている点は目を惹きます。いつも攻め馬は走る馬ですが、今回も変わらずに良い状態です。ただ肩回りの筋肉がパンプアップされていたスワンS時と比べると、若干ですが力強さという面で劣る感は否めません

3+点クリノガウディー
栗東坂路単走。いつも稽古時計は出る馬なので、時計自体は特に評価出来ず。一番良かったのは昨年の高松宮記念時だったと思いますが(4点評価しました)、あの時は動き一つ一つが研ぎ澄まされたような鋭さがありましたが、あの時と比べると惰性で駆けている感は否めませんし、真っすぐに走れなかった点も減点。かと言ってマイナス評価するほど悪い動きでもありませんから3+評価としますが、少なくとも絶好調でないことは間違いありません

3-点ミッキーブリランテ
栗東坂路単走。終始やや力み気味に走って最後まで手前が替わらず。その割に12.4-12.3秒と減速せずにフィニッシュした点は評価すべきでしょう。ただアクションの大きさの割にはスピード感に欠けるのは事実で、外回し気味に使う後肢のロスの大きさがどうにも気になります。そこまで悪い訳ではないのですが、質の高い馬が多いですから相対評価としてはマイナスにせざるを得ません

3-点ベストアクター
美浦坂路併せ。太いなと思った1週前に比べて随分と馬体はスッキリして来ましたが、それでも昨年の同レース時と比べるとやや太目が残るかも知れません。太目の影響か、はたまた長休の原因となった右前の影響か、下半身をグッと前に引き寄せる前肢のパワーが昨年に比べると物足りない感。時計こそ出ているものの、4点評価した昨年には及ばないデキ

3-点メイケイダイハード
栗東坂路単走。とりあえず太いですね。昨秋から太目が絞れて来ない近況ですが、恐らく今回も大して減らないままにレースを迎えそう。その影響かは分かりませんが、右に傾いで走る癖が今回は酷いですしフラフラしてフォームも安定せず。ひと絞り出来ないと厳しいですね

3-点メイショウチタン
栗東CW併せ。前輪駆動気味の走りで後肢の蹴りが軽いが故にフォームに安定感がなく、映像の中でも二度大きくバランスを崩す場面が見られました。従って前肢に頼って走ることになるわけですが、直線で右手前に戻してからもう一伸びしたように右手前に方が強い印象。右回りで3勝を挙げてはいますが、ベストは直線右手前で走れる左回りではないでしょうか

3点-ブラックムーン
栗東CW単走。終始頭が高く、それはしっかり追われてからもあまり変わらず。脚元は上滑りしているように映るほどグリップ出来ておらず力強さに欠けています。これではパワーを推進力に変えられませんので、こういう走りでは近走の大敗続きも当然と言えば当然です。集中して一生懸命に走っているのですが・・・余談ですが映像の半分以上でカメラピントが合っていませんでした。プロならもっと精度の高い仕事をして欲しいものです