皆様、こんばんは。
本日は「中山記念」の追い切り分析を行います。尚、水曜時点で映像が上がっている馬のみを対象としておりますので、木曜追いの馬については後日追記します。
評価は5段階評価で5点→4点→3+点→3-点→2点→1点の順です。
【中山記念】
5点:該当馬なし
4点:「人気ブログランキング」の当ブログ紹介文内(B)の馬←クリックして馬名の確認をお願いします(10位前後)
美浦南W併せ。可動域の広い四肢、前後の連動性が綺麗に取れており推進力抜群の流れるようなフォームは惚れ惚れします。以前からフォームが美しく見栄えする馬ではありますが、今回も変わらず良いですし、柔らかみを保持している点は何よりです。前走時の調教映像がありませんから動きは比べられませんが、時計面を見ると前走時は状態が本物でなかったことは恐らく間違いなく、上積みはかなり大きそうです。文句なしのナンバー1評価
4点:パンサラッサ
栗東坂路単走。今回の動きだけで評価するなら4点は付けられませんが、久しぶりの追い切りの映像を見て3歳時から確実に成長していることを感じ取れましたので評価を上げました。貧弱だった馬体にはしっかり実が入り、その影響で重心を下げて走ることが出来るようになっていますね。驚きました。3歳秋から以前よりも好時計が出るようになっていますが、それにも納得です。今回は中2週の臨戦ですが、2週続けてしっかり時計が出せているように何の心配もいりません
3+点:トーセンスーリヤ
美浦坂路単走。前膝が良く上がる掻き込みの強い走法。それでいて回転力もあって前進気勢も強いので見た目の迫力は十分。追われて頭が高くなりリズミカルさが消えてしまう点は少々残念ですが、それを差し引いても十分評価出来る終いの伸び脚でした。休み明けでも動きには合格点を付けられますが、デビュー以来ウッドコースで仕上げられて来た馬だけに、初めて最終追い切りを坂路で行ったことがどう出るかは未知
3+点:バビット
栗東坂路単走。胸前の筋肉の付き方などはここに入ると一枚上で、メリハリもあって良い馬体をしています。1週前に一杯に追われていますので今週は馬なり調教でしたが、前走時には窮屈だった肩の出が今回はスムーズで、この点だけを見ても前走からの上積みは大きそう。全身を大きく使って走れている点も好感が持てて状態面には不安はなさそう。この動きだけを見れば近2走の大敗は気にしなくても良いのでは
3+点:サンアップルトン
美浦坂路併せ。頭が高いのはいつものこと。非常にキビキビとした脚捌きで回転力十分。それのみならず力強くグリップも出来ており、しっかりと推進力に変えられている点には好感。ラスト1F12.0秒と優秀なタイムを計時しましたが、この時計通りに評価してよい内容だったと思います。ただ前脚の着地点が馬体のセンターに寄っており、滑る馬場を苦にする可能性大。良馬場で走らせたい馬ですから道悪になるとマイナス
3+点:ケイデンスコール
栗東坂路単走。残り200mと地点で鞍上がステッキを抜くと察知して自らピッチを上げた頭の良さは感心出来ますが、手前を替えようとしても替えられなかった不器用さは少々不満。それでも終始リラックスしつつ、馬なりで残り2F13.2-12.0秒としっかり加速出来た点は◎。シャープさは前走時の方が上回っていますが、今回の方が全体時計が出ていますし前走時は一杯に追われたものなので、これ自体は気にする必要はないでしょう。至って順調と言った印象
3+点:クラージュゲリエ
栗東CW併せ。内から追い掛ける形で併せたサンラモンバレーに半馬身ほど遅れましたが、元々併せ馬では遅れることが珍しくない馬ですし、ゴール後にはほとんど馬体を並べるところまで詰めましたので問題ないですし、2馬身遅れた前走よりはずっとマシ。いつも動きは見栄えがしませんが、それは良い意味で今回も変わらず。前走並の状態で臨めると考えて良いと思います
3+点:ヒシイグアス
美浦南W併せ。四肢の可動域が狭くピッチ気味に走る様は正直なところ私の好みとは真逆で、前走にしても全然良く見えませんでしたので、個人的には評価が難しい馬です。今回も勝利した前走時と同じような動きなので、そういう意味では高い評価をして良いのだと思います。併せた馬を終始威嚇しつつ最後まで前に出させなかった勝負根性も見せましたし、走る意欲は高いです
3-点:ショウナンライズ
美浦南W単走。ダイワメジャー産駒らしい骨量豊かな馬体。前膝が良く上がって活気十分に駆け抜けましたが、重心が下がらず撫でるように走っており、折角のパワーが地面に伝わらず推進力に変えられていないのは残念
3-点:ウインイクシード
美浦南W併せ。3頭併せの真ん中。可動域が狭く終始力み気味。追われてからの反応も地味で、なんとか同入した内容自体はあまり褒められたものではありませんでした。ただダートコースでの追い切りだった近3走と違って、近走は以前までのウッドコースに戻し調教負荷を強めてきた点は評価出来るポイント。そういう意味での上積みは見込んで良いのかもしれません
3-点:ノーブルマーズ
栗東CW単走。首が下がり切らず上半身が起き気味の走法でどうにも見栄えがしませんが、これは以前から変わらないものですから個性と考えるしかありません。この年齢ですが活気は感じられて、いつものこの馬なりの動き。良くも悪くも平行線という評価
3点-:ゴーフォザサミット
美浦坂路併せ。3頭併せの最内から未勝利馬を追い掛ける形。相変らず頭も重心も高く推進力に欠ける走法。手前の替え方もぎごちなく、左手前で走っている区間では評価出来るポイントがありません。右手前に替えてからようやく安定してほぼ同入に持ち込みましたが、未勝利馬相手だけに当然と言えば当然。前進気勢はあるので体調面や精神面に不安は無さそうですが、動きの質自体は高いものではなく評価は控えめになります
2点:フランツ
栗東坂路併せ。内にモタれたのか鞍上が重心を外側に寄せて真っすぐに走れず、また終始舌を出して集中も出来ず。更に前脚の捌きは硬く、ポジティブに評価出来る点が全くない内容。動きの悪さ通りにラスト1Fも13.8秒といつも以上に失速し、併せた1勝馬に遊ばれる始末。これではちょっと厳しいのではないでしょうか
2点:マイネルハニー
美浦南ダート併せ。3頭併せの大外を先行。明らかに筋肉量が落ちて緩い馬体。あの体では推進力が出ないのは当然で、直線に入って全く抵抗出来ずに2馬身遅れでのフィニッシュで、自身のラスト1Fは13.9秒。Bコースで最終追いを行った段階で状態面に問題があるのは明白で、とても戦える状態とは思えないですね
明日は「阪急杯」の追い切り分析を行います
本日は「中山記念」の追い切り分析を行います。尚、水曜時点で映像が上がっている馬のみを対象としておりますので、木曜追いの馬については後日追記します。
評価は5段階評価で5点→4点→3+点→3-点→2点→1点の順です。
【中山記念】
5点:該当馬なし
4点:「人気ブログランキング」の当ブログ紹介文内(B)の馬←クリックして馬名の確認をお願いします(10位前後)
美浦南W併せ。可動域の広い四肢、前後の連動性が綺麗に取れており推進力抜群の流れるようなフォームは惚れ惚れします。以前からフォームが美しく見栄えする馬ではありますが、今回も変わらず良いですし、柔らかみを保持している点は何よりです。前走時の調教映像がありませんから動きは比べられませんが、時計面を見ると前走時は状態が本物でなかったことは恐らく間違いなく、上積みはかなり大きそうです。文句なしのナンバー1評価
4点:パンサラッサ
栗東坂路単走。今回の動きだけで評価するなら4点は付けられませんが、久しぶりの追い切りの映像を見て3歳時から確実に成長していることを感じ取れましたので評価を上げました。貧弱だった馬体にはしっかり実が入り、その影響で重心を下げて走ることが出来るようになっていますね。驚きました。3歳秋から以前よりも好時計が出るようになっていますが、それにも納得です。今回は中2週の臨戦ですが、2週続けてしっかり時計が出せているように何の心配もいりません
3+点:トーセンスーリヤ
美浦坂路単走。前膝が良く上がる掻き込みの強い走法。それでいて回転力もあって前進気勢も強いので見た目の迫力は十分。追われて頭が高くなりリズミカルさが消えてしまう点は少々残念ですが、それを差し引いても十分評価出来る終いの伸び脚でした。休み明けでも動きには合格点を付けられますが、デビュー以来ウッドコースで仕上げられて来た馬だけに、初めて最終追い切りを坂路で行ったことがどう出るかは未知
3+点:バビット
栗東坂路単走。胸前の筋肉の付き方などはここに入ると一枚上で、メリハリもあって良い馬体をしています。1週前に一杯に追われていますので今週は馬なり調教でしたが、前走時には窮屈だった肩の出が今回はスムーズで、この点だけを見ても前走からの上積みは大きそう。全身を大きく使って走れている点も好感が持てて状態面には不安はなさそう。この動きだけを見れば近2走の大敗は気にしなくても良いのでは
3+点:サンアップルトン
美浦坂路併せ。頭が高いのはいつものこと。非常にキビキビとした脚捌きで回転力十分。それのみならず力強くグリップも出来ており、しっかりと推進力に変えられている点には好感。ラスト1F12.0秒と優秀なタイムを計時しましたが、この時計通りに評価してよい内容だったと思います。ただ前脚の着地点が馬体のセンターに寄っており、滑る馬場を苦にする可能性大。良馬場で走らせたい馬ですから道悪になるとマイナス
3+点:ケイデンスコール
栗東坂路単走。残り200mと地点で鞍上がステッキを抜くと察知して自らピッチを上げた頭の良さは感心出来ますが、手前を替えようとしても替えられなかった不器用さは少々不満。それでも終始リラックスしつつ、馬なりで残り2F13.2-12.0秒としっかり加速出来た点は◎。シャープさは前走時の方が上回っていますが、今回の方が全体時計が出ていますし前走時は一杯に追われたものなので、これ自体は気にする必要はないでしょう。至って順調と言った印象
3+点:クラージュゲリエ
栗東CW併せ。内から追い掛ける形で併せたサンラモンバレーに半馬身ほど遅れましたが、元々併せ馬では遅れることが珍しくない馬ですし、ゴール後にはほとんど馬体を並べるところまで詰めましたので問題ないですし、2馬身遅れた前走よりはずっとマシ。いつも動きは見栄えがしませんが、それは良い意味で今回も変わらず。前走並の状態で臨めると考えて良いと思います
3+点:ヒシイグアス
美浦南W併せ。四肢の可動域が狭くピッチ気味に走る様は正直なところ私の好みとは真逆で、前走にしても全然良く見えませんでしたので、個人的には評価が難しい馬です。今回も勝利した前走時と同じような動きなので、そういう意味では高い評価をして良いのだと思います。併せた馬を終始威嚇しつつ最後まで前に出させなかった勝負根性も見せましたし、走る意欲は高いです
3-点:ショウナンライズ
美浦南W単走。ダイワメジャー産駒らしい骨量豊かな馬体。前膝が良く上がって活気十分に駆け抜けましたが、重心が下がらず撫でるように走っており、折角のパワーが地面に伝わらず推進力に変えられていないのは残念
3-点:ウインイクシード
美浦南W併せ。3頭併せの真ん中。可動域が狭く終始力み気味。追われてからの反応も地味で、なんとか同入した内容自体はあまり褒められたものではありませんでした。ただダートコースでの追い切りだった近3走と違って、近走は以前までのウッドコースに戻し調教負荷を強めてきた点は評価出来るポイント。そういう意味での上積みは見込んで良いのかもしれません
3-点:ノーブルマーズ
栗東CW単走。首が下がり切らず上半身が起き気味の走法でどうにも見栄えがしませんが、これは以前から変わらないものですから個性と考えるしかありません。この年齢ですが活気は感じられて、いつものこの馬なりの動き。良くも悪くも平行線という評価
3点-:ゴーフォザサミット
美浦坂路併せ。3頭併せの最内から未勝利馬を追い掛ける形。相変らず頭も重心も高く推進力に欠ける走法。手前の替え方もぎごちなく、左手前で走っている区間では評価出来るポイントがありません。右手前に替えてからようやく安定してほぼ同入に持ち込みましたが、未勝利馬相手だけに当然と言えば当然。前進気勢はあるので体調面や精神面に不安は無さそうですが、動きの質自体は高いものではなく評価は控えめになります
2点:フランツ
栗東坂路併せ。内にモタれたのか鞍上が重心を外側に寄せて真っすぐに走れず、また終始舌を出して集中も出来ず。更に前脚の捌きは硬く、ポジティブに評価出来る点が全くない内容。動きの悪さ通りにラスト1Fも13.8秒といつも以上に失速し、併せた1勝馬に遊ばれる始末。これではちょっと厳しいのではないでしょうか
2点:マイネルハニー
美浦南ダート併せ。3頭併せの大外を先行。明らかに筋肉量が落ちて緩い馬体。あの体では推進力が出ないのは当然で、直線に入って全く抵抗出来ずに2馬身遅れでのフィニッシュで、自身のラスト1Fは13.9秒。Bコースで最終追いを行った段階で状態面に問題があるのは明白で、とても戦える状態とは思えないですね
明日は「阪急杯」の追い切り分析を行います