現在「2021年2月会員」様を募集中です。
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「お読み頂きたいことと2月会員募集について」記事へ
皆様、こんばんは。
本日も変則的な時間の更新になりますが、明日行われる「クイーンC」のほぼ全頭分析を行います。
尚、次週から以前同様に毎日更新を行いますので、1日1回ブログを覗いて頂けると幸いですし、1日1クリックもして頂けるともっとありがたいです。
・アカイトリノムスメ
新馬戦こそ周りに気を遣っていたということで見せ場なく敗退しましたが、攻め強化した2戦目で勝ち上がり。それでも直線の最速地点での反応が鈍かったことからトップスピードのレベルには疑問符が付きましたが、3戦目となった前走(赤松賞)では前後半48.4-46.4秒のスローラスト3Fの最速地点で抜け出すという2戦目とは見違える内容で連勝。正に使われる毎に内容が良くなっており、この辺りは流石良血と言えます。その前走のラップ内容は3週前のソダシ@アルテミスSの内容を上回る優秀なものですから、牝馬限定重賞なら通用する器と言えるでしょう。ただ一戦ごとにマシにはなっているとは言え全て出遅れているゲートの拙さはフルゲート戦では致命傷になりかねませんし、使って良くなって来た馬だけに間隔が開いたローテーションも少々不安。上位人気に支持されそうなだけに、この辺りは看過できないポイントになります
・イズンシーラブリー
レースを理解出来ていない様子だった初戦は敗れたものの直線ではかなりインパクトのある伸び脚を見せて素質の片りんは見せていた同馬。2戦目では順当勝ちを収めましたが、前後半48.8-47.6秒のスローラスト2F特化戦を後方から差し切った内容は非常に立派。しかも、最速ラップ=11.3秒を刻んだ3~4角以降を6頭分大外回しで前に取り付き、直線でもう一脚使ったという内容でしたので、自身のラスト3Fラップ(=11.5-11.2-11.5秒)の字面以上に評価すべき内容だったでしょう。瞬発力はかなりのレベルですからこれが直線の長いコースになってマイナスに働くとは思えませんので、大箱コースに替わることはプラスでしょう。後は力関係だけ
・インフィナイト
長くなりますが、まずは前走(阪神JF)時の週中分析文を転載します
前走は前後半48.8-50.8秒の前傾戦、馬場の影響もあってラスト2-1Fでは12.0-13.3秒と大きく減速するタフな競馬。この流れを掛かり気味に先行し、直線ではややスムーズさを欠きながら2着に粘り込んだ内容には一定の評価が必要です。ただ勝ち馬はともかく、2着以下馬は5着キングストンボーイを除けば次走以降で軒並み凡走するようなメンバーですから、これらに2馬身半差を付けたということに価値があるかは微妙。また同日同条件の新馬戦のラップ=前後半49.8-50.4秒と比べてもいかにも平凡でした(終日雨が降り続いて新馬戦時の馬場の方がやや軽かったことを考慮しても)。では勝ち上がった新馬戦はどうかと言えば、このレースに関しても2着以下の17頭中で未勝利を卒業した馬は未だ1頭しかいないという低レベルメンバー。またレースラップ=前後半49.8-47.7秒に関しても、同日同条件の未勝利戦=同48.2-47.8秒のそれと比べると如何にも平凡。言い換えれば、ここまでのキャリアで説得力のあるラップでは走れていないと同時にまともな能力を持った馬には先着出来ておらず、そう考えると前走で「まともに強い馬」かもしれないステラヴェローチェに3馬身差を付けられたという事実は考えているよりも重いかも知れません。良馬場に替わってパフォーマンスを上げて来る可能性は否定出来ませんが、キャサリーンパー牝系馬(近親にはクリソベリル・クリソライト・マリアライト・リアファル兄弟やダンビュライトなどパワー型馬多数)で、そもそもパワー馬場は歓迎という血統ですから、これまでの馬場で大きく能力を削がれていたとも考えづらく、良馬場での大変身もそれほど期待出来ないのではというのが私の見立てです
その前走は2歳戦としては中盤であまり息が入らず楽ではないペースだったとは言え、それにしてもの大敗。あれを見ると良馬場云々もそうですが、そもそもの能力面にも疑問を感じざるを得ないでしょう。引き続きの良馬場、まだそれなりの人気に支持されそうなここは消して妙味の存在です
・エイシンヒテン
前走(阪神JF)は逃げられなかったとは言え、揉まれない外目3番手を追走。2歳戦にしては中盤の緩みが小さかったペースは楽ではなかったですが、それでも残り1Fで失速してしまった内容はかなり物足りず、現状では2勝を挙げている逃げの手を打つことがベストと言えるでしょう。その逃げの手を打てた
2走前(白菊賞)は前後半48.2-46.1秒のスローペースだったとは言え、同日準OP戦と同レベルのラップを刻んでの逃げ切りだったわけですから、マイペースで進められた場合の能力には無視できないものがあります。従ってここも同型の存在次第。マイペースで進められるようなら、あっと言わせる場面があっても不思議ではありません
・カイトゲニー
前走は前後半35.4-34.5秒のスロー逃げながら、2番手以下が2~3馬身離れるという非常に恵まれた逃げ(この開催の中京は裏開催だったこともあって、こういった不可解なレースが頻発した。最終日の尾張特別はその典型)。1馬身半差の逃げきりは立派ですが、あまりにも再現性が低いレース内容でしたから過大評価は禁物です。2走前は前傾戦を先行して押し切る強い内容でしたが、このレースはダートで勝ち上がった9着馬以外は未だ全頭未勝利馬と言う弱メン相手。ペースを考えれば時計的にも平凡で、特に高く評価出来るポイントはありません。先行馬ながらゲートの出が悪く、枠の並びによっては先行することすら危ういここは軽視が妥当でしょう
・カナリキケン
初戦は心房細動なのでノーカウント。2戦目はここでは詳細説明は省きますが相当下手に乗られたレースで、それでいながら前残りの展開を唯一差し込んだ4着は負けて強し。3戦目は前後半45.9‐49.0秒の激流を2番手から早々に先頭に立って押し切る強い内容。そして前走(若竹賞は)掛かり気味に先行しながら粘り込んで3着。このように馬柱の印象よりは強い馬で軽くは扱えませんが、それは自己条件レベルでの話。あくまで参考記録ながらハイペースで流れた2走前の1600m通過タイムが1分34秒7ではスピード不足の印象(同日の1600m新馬戦の勝ちタイムが1分34秒5、翌日未勝利戦が1分34秒1)ですし、素質馬が集まったここでは単純に能力面で足りない印象
・サルビア
前走(阪神JF)は前後半46.8‐46.3秒のややスローバランスながら2歳戦にしては中盤の緩みが小さかったレース。ペースの字面ほどに先行馬には楽な流れではなかったですが、それでもラスト1Fで失速した内容はやや距離が長いと感じさせる敗戦でした。1400m戦にしても勝利した2戦はそれぞれスローバランスで展開に恵まれた感は否めないレースで、4戦2勝の戦績ほどに能力が高い馬とは思えません。再度マイル戦のここでは狙いが立たず
・スライリー
前走は前後半49.1-47.0秒のスローラスト2F特化戦を差し切りましたので、この瞬発力は評価しなくてはいけないでしょう。ただあの週の中山はやや外有利の馬場状態に加えて、一瞬しか良い脚を使えない馬だけに短い直線と長い脚を求められなかった流れが完璧に嵌った感が強かったのも事実。最後は止まり気味で2着馬に猛追されていた様子を見ると直線が長いコースに替わるのは不安ですし、その通りに2走前(赤松賞)では残り250mで脚が上がっています。その2走前(赤松賞)と同舞台で相手強化となる今回は狙いは立ちません
・ハッピーオーサム
前走はスロー4Fロンスパ戦になりラップが分散したことで速い脚が求められなかったレース。そんな流れのラスト1Fの減速地点で何とか差し切ったという内容でしたが、初戦のスローラスト3F戦でキレ負けしたことを合わせて考えても、現状ではトップスピードのレベルやギアチェンジ力を求められない流れがベターと言えるでしょう。大箱マイル戦に戻る今回は、前半からペースが流れて上がりが掛かる流れにならなければ苦戦必至と思えますが、極端なペースになるようなメンバーでは無くて・・・
・リフレイム
前走は直線半ばまでの反応が鈍く、ここで付けられた差を最後まで詰め切れなかったという敗戦。このレースだけを見ればキレ負けした印象ですが、同舞台の2走前には自身11.1-10.8-11.7秒の脚を使ってスローペースを最後方から差し切っているだけに、前走は持っている能力を発揮出来なかったと判断すべき敗戦(2走前の馬場はやや重く、あの馬場で10秒台を計時出来るのは高い脚力がある証拠)。残り1Fを切って大外に誘導してからは前との差をジリジリと詰めていただけに、前走で脚を使えなかったのは多分に馬群内での競馬が堪えたからだと思われます(アメリカンファラオ産駒は馬群を嫌う面あり。どうでも良いですが、アメリカンファラオに関しては馬名の由来を尊重してカタカナ表記では「ファラオ」とします)。初戦で外ラチにまで逃避してしまうだけに気性面が普通ではないことは外野からでも容易に想像出来ますから、やはり現状は2走前のように大外を伸び伸びとストレスなく走らせることで全能力を発揮出来ると考えた方が良いでしょう。そういう意味ではフルゲートの競馬は決してプラスとは言えませんが、能力を出し切れなかった前走でも牡馬相手に0.2秒差の競馬が出来ているならば、持てる能力を発揮出来ればここでも十分通用の素地はあります
・レッジャードロ
初戦は最後方から差し切るインパクト十分の勝ち方でしたが、出遅れた上に勝負所からは4~5頭分大外回し、4角では前の馬に振られて7頭分の大外回し、直線では内にモタれる、という無茶苦茶なレース振りだったことを考えると尚更というもの。それでいながら、レースの上がり3Fタイムを1.9秒も上回り、自身はラスト1Fを11.4秒とほとんど減速せずフィニッシュした(推定11.1-11.3-11.5秒程度)わけですから秘めたる能力は相当なものがあります。能力的には通用して不思議ないものを持っていると思いますが、ゲート入りを嫌がった上に出遅れたり、前述通り直線はモタれたりとかなり若さが残っている現状ですから、初コース・初の左回りという今回はやや不安が先立つのも事実。中心視するにはあまりにリスクが大きいと言えるでしょう
アールドヴィーヴル・ククナ・ステラリアも分析を行っていますが、こちらは会員様限定公開とさせて頂きます。会員様はパスワードを入力して閲覧して下さい。
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・アカイトリノムスメ
新馬戦こそ周りに気を遣っていたということで見せ場なく敗退しましたが、攻め強化した2戦目で勝ち上がり。それでも直線の最速地点での反応が鈍かったことからトップスピードのレベルには疑問符が付きましたが、3戦目となった前走(赤松賞)では前後半48.4-46.4秒のスローラスト3Fの最速地点で抜け出すという2戦目とは見違える内容で連勝。正に使われる毎に内容が良くなっており、この辺りは流石良血と言えます。その前走のラップ内容は3週前のソダシ@アルテミスSの内容を上回る優秀なものですから、牝馬限定重賞なら通用する器と言えるでしょう。ただ一戦ごとにマシにはなっているとは言え全て出遅れているゲートの拙さはフルゲート戦では致命傷になりかねませんし、使って良くなって来た馬だけに間隔が開いたローテーションも少々不安。上位人気に支持されそうなだけに、この辺りは看過できないポイントになります
・イズンシーラブリー
レースを理解出来ていない様子だった初戦は敗れたものの直線ではかなりインパクトのある伸び脚を見せて素質の片りんは見せていた同馬。2戦目では順当勝ちを収めましたが、前後半48.8-47.6秒のスローラスト2F特化戦を後方から差し切った内容は非常に立派。しかも、最速ラップ=11.3秒を刻んだ3~4角以降を6頭分大外回しで前に取り付き、直線でもう一脚使ったという内容でしたので、自身のラスト3Fラップ(=11.5-11.2-11.5秒)の字面以上に評価すべき内容だったでしょう。瞬発力はかなりのレベルですからこれが直線の長いコースになってマイナスに働くとは思えませんので、大箱コースに替わることはプラスでしょう。後は力関係だけ
・インフィナイト
長くなりますが、まずは前走(阪神JF)時の週中分析文を転載します
前走は前後半48.8-50.8秒の前傾戦、馬場の影響もあってラスト2-1Fでは12.0-13.3秒と大きく減速するタフな競馬。この流れを掛かり気味に先行し、直線ではややスムーズさを欠きながら2着に粘り込んだ内容には一定の評価が必要です。ただ勝ち馬はともかく、2着以下馬は5着キングストンボーイを除けば次走以降で軒並み凡走するようなメンバーですから、これらに2馬身半差を付けたということに価値があるかは微妙。また同日同条件の新馬戦のラップ=前後半49.8-50.4秒と比べてもいかにも平凡でした(終日雨が降り続いて新馬戦時の馬場の方がやや軽かったことを考慮しても)。では勝ち上がった新馬戦はどうかと言えば、このレースに関しても2着以下の17頭中で未勝利を卒業した馬は未だ1頭しかいないという低レベルメンバー。またレースラップ=前後半49.8-47.7秒に関しても、同日同条件の未勝利戦=同48.2-47.8秒のそれと比べると如何にも平凡。言い換えれば、ここまでのキャリアで説得力のあるラップでは走れていないと同時にまともな能力を持った馬には先着出来ておらず、そう考えると前走で「まともに強い馬」かもしれないステラヴェローチェに3馬身差を付けられたという事実は考えているよりも重いかも知れません。良馬場に替わってパフォーマンスを上げて来る可能性は否定出来ませんが、キャサリーンパー牝系馬(近親にはクリソベリル・クリソライト・マリアライト・リアファル兄弟やダンビュライトなどパワー型馬多数)で、そもそもパワー馬場は歓迎という血統ですから、これまでの馬場で大きく能力を削がれていたとも考えづらく、良馬場での大変身もそれほど期待出来ないのではというのが私の見立てです
その前走は2歳戦としては中盤であまり息が入らず楽ではないペースだったとは言え、それにしてもの大敗。あれを見ると良馬場云々もそうですが、そもそもの能力面にも疑問を感じざるを得ないでしょう。引き続きの良馬場、まだそれなりの人気に支持されそうなここは消して妙味の存在です
・エイシンヒテン
前走(阪神JF)は逃げられなかったとは言え、揉まれない外目3番手を追走。2歳戦にしては中盤の緩みが小さかったペースは楽ではなかったですが、それでも残り1Fで失速してしまった内容はかなり物足りず、現状では2勝を挙げている逃げの手を打つことがベストと言えるでしょう。その逃げの手を打てた
2走前(白菊賞)は前後半48.2-46.1秒のスローペースだったとは言え、同日準OP戦と同レベルのラップを刻んでの逃げ切りだったわけですから、マイペースで進められた場合の能力には無視できないものがあります。従ってここも同型の存在次第。マイペースで進められるようなら、あっと言わせる場面があっても不思議ではありません
・カイトゲニー
前走は前後半35.4-34.5秒のスロー逃げながら、2番手以下が2~3馬身離れるという非常に恵まれた逃げ(この開催の中京は裏開催だったこともあって、こういった不可解なレースが頻発した。最終日の尾張特別はその典型)。1馬身半差の逃げきりは立派ですが、あまりにも再現性が低いレース内容でしたから過大評価は禁物です。2走前は前傾戦を先行して押し切る強い内容でしたが、このレースはダートで勝ち上がった9着馬以外は未だ全頭未勝利馬と言う弱メン相手。ペースを考えれば時計的にも平凡で、特に高く評価出来るポイントはありません。先行馬ながらゲートの出が悪く、枠の並びによっては先行することすら危ういここは軽視が妥当でしょう
・カナリキケン
初戦は心房細動なのでノーカウント。2戦目はここでは詳細説明は省きますが相当下手に乗られたレースで、それでいながら前残りの展開を唯一差し込んだ4着は負けて強し。3戦目は前後半45.9‐49.0秒の激流を2番手から早々に先頭に立って押し切る強い内容。そして前走(若竹賞は)掛かり気味に先行しながら粘り込んで3着。このように馬柱の印象よりは強い馬で軽くは扱えませんが、それは自己条件レベルでの話。あくまで参考記録ながらハイペースで流れた2走前の1600m通過タイムが1分34秒7ではスピード不足の印象(同日の1600m新馬戦の勝ちタイムが1分34秒5、翌日未勝利戦が1分34秒1)ですし、素質馬が集まったここでは単純に能力面で足りない印象
・サルビア
前走(阪神JF)は前後半46.8‐46.3秒のややスローバランスながら2歳戦にしては中盤の緩みが小さかったレース。ペースの字面ほどに先行馬には楽な流れではなかったですが、それでもラスト1Fで失速した内容はやや距離が長いと感じさせる敗戦でした。1400m戦にしても勝利した2戦はそれぞれスローバランスで展開に恵まれた感は否めないレースで、4戦2勝の戦績ほどに能力が高い馬とは思えません。再度マイル戦のここでは狙いが立たず
・スライリー
前走は前後半49.1-47.0秒のスローラスト2F特化戦を差し切りましたので、この瞬発力は評価しなくてはいけないでしょう。ただあの週の中山はやや外有利の馬場状態に加えて、一瞬しか良い脚を使えない馬だけに短い直線と長い脚を求められなかった流れが完璧に嵌った感が強かったのも事実。最後は止まり気味で2着馬に猛追されていた様子を見ると直線が長いコースに替わるのは不安ですし、その通りに2走前(赤松賞)では残り250mで脚が上がっています。その2走前(赤松賞)と同舞台で相手強化となる今回は狙いは立ちません
・ハッピーオーサム
前走はスロー4Fロンスパ戦になりラップが分散したことで速い脚が求められなかったレース。そんな流れのラスト1Fの減速地点で何とか差し切ったという内容でしたが、初戦のスローラスト3F戦でキレ負けしたことを合わせて考えても、現状ではトップスピードのレベルやギアチェンジ力を求められない流れがベターと言えるでしょう。大箱マイル戦に戻る今回は、前半からペースが流れて上がりが掛かる流れにならなければ苦戦必至と思えますが、極端なペースになるようなメンバーでは無くて・・・
・リフレイム
前走は直線半ばまでの反応が鈍く、ここで付けられた差を最後まで詰め切れなかったという敗戦。このレースだけを見ればキレ負けした印象ですが、同舞台の2走前には自身11.1-10.8-11.7秒の脚を使ってスローペースを最後方から差し切っているだけに、前走は持っている能力を発揮出来なかったと判断すべき敗戦(2走前の馬場はやや重く、あの馬場で10秒台を計時出来るのは高い脚力がある証拠)。残り1Fを切って大外に誘導してからは前との差をジリジリと詰めていただけに、前走で脚を使えなかったのは多分に馬群内での競馬が堪えたからだと思われます(アメリカンファラオ産駒は馬群を嫌う面あり。どうでも良いですが、アメリカンファラオに関しては馬名の由来を尊重してカタカナ表記では「ファラオ」とします)。初戦で外ラチにまで逃避してしまうだけに気性面が普通ではないことは外野からでも容易に想像出来ますから、やはり現状は2走前のように大外を伸び伸びとストレスなく走らせることで全能力を発揮出来ると考えた方が良いでしょう。そういう意味ではフルゲートの競馬は決してプラスとは言えませんが、能力を出し切れなかった前走でも牡馬相手に0.2秒差の競馬が出来ているならば、持てる能力を発揮出来ればここでも十分通用の素地はあります
・レッジャードロ
初戦は最後方から差し切るインパクト十分の勝ち方でしたが、出遅れた上に勝負所からは4~5頭分大外回し、4角では前の馬に振られて7頭分の大外回し、直線では内にモタれる、という無茶苦茶なレース振りだったことを考えると尚更というもの。それでいながら、レースの上がり3Fタイムを1.9秒も上回り、自身はラスト1Fを11.4秒とほとんど減速せずフィニッシュした(推定11.1-11.3-11.5秒程度)わけですから秘めたる能力は相当なものがあります。能力的には通用して不思議ないものを持っていると思いますが、ゲート入りを嫌がった上に出遅れたり、前述通り直線はモタれたりとかなり若さが残っている現状ですから、初コース・初の左回りという今回はやや不安が先立つのも事実。中心視するにはあまりにリスクが大きいと言えるでしょう
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