皆様、こんばんは。
本日は「キーンランドC」の有力馬分析を行います。
今回は6頭を取り上げて分析しました。では早速参りましょう。
・ダイメイフジ
ムラ駆け傾向のある馬ですが、挙げられる特徴としては折り合いに難しいところがあるということ。例えば6走前京阪杯は外枠から終始行きたがってしまって早々に失速してしまったように折り合いを付けやすい内枠に良績が残っており、芝レースで馬番6番以内時は【3-4-2-3】。そして当然折り合いが付けやすいテンから流れるレースが合っているおり、スタート後から下りでペースが上がりやすい中山1200mでは4戦4好走の実績があります。前走は大外16番枠からの好走でしたが、折り合い不安を無効にする逃げの手に出ての好走。ただ逃げ戦法というのは気分よく走れるが故にそのレースでは良績が残りやすいですが、次走以降は同じ逃げの手に出ない限りは苦→楽という精神的なマイナスにしか作用しませんので劇薬でしかなく、同馬のように気性面に問題がある馬にとっては尚更。また、前走は前後半33.4‐34.1秒と開幕2週目の馬場を考えると相当楽なペースでしたので、同じ逃げの手に出るにしても前走よりペースが上がれば、それは楽→苦ということになっていまいます。そういう意味で今回は臨戦過程としては最悪の部類と言えますので、かなり難しい立ち回りを強いられることになりそうです。少なくとも良績が残る極端な内枠は絶対に欲しいところです
・ダイアトニック
溜めても切れない持続系馬。溜めて切れる脚を求められやすい1600mよりは1200mや1400mの方がよほど向いているということは高松宮記念前にも書いた通りで、ゴール前でクリノガウディーに押圧されなければ勝っていたであろう高松宮記念の好走や阪急杯での好走はある意味で想定の範囲内でした。ただ両レースの前半3Fラップはそれぞれ34.2秒と34.1秒で、ゴリゴリのスプリント戦らしいラップを経験していなかったのも事実。高い基礎スピードを前提とした持続系馬だけに問題はないだろうとは思いましたが、前走函館SS前には懸念材料のひとつとしてブログでも言及していました。ただ、レースは前半3F33.4秒と馬場を考えると緩めの流れ(同日1勝Cと同じラップ)のため懸念点は試されずの結果に。それでも58㎏と洋芝という他の課題は楽々クリアしての快勝は意味が大きく、今回へ向けてはほぼ懸念点は無くなったと言って良いでしょう。ということで今回も前半から極端に速いラップになった際の対応のみが課題。それでも前走を見る限りは大崩れするとは思えませんが・・・
・アスタールビー
ゲートからの一歩目が速くない馬で、2走前は最内枠が奏功して、前走は前後半34.0-34.3秒の緩ペースが奏功して先行競馬が叶っての好走。ただテン3F32.7秒といかにもスプリント戦らしい流れになった3走前にはダッシュ力で見劣っての差し競馬となったように、テンに速い馬が揃った今回は同馬のゲート能力では先行することすらままならない可能性があります。例え先行競馬が叶ったとしても2走前には前後半33.8-35.1秒と極端には流れなかったペースでも掴まりましたし、差しに回るとしてもハイペースだった3走前では自身より後ろの馬2頭に交わされた結果の4着ですから、G3別定戦のここでアピールできるだけのパフォーマンスは見せられていません。好走の可能性は低いと言わざるを得ないでしょう
・フィアーノロマーノ
初のスプリント戦となった前走。前半3F33.4秒と開幕2週目としては決して速くはないペース(同日1勝Cと同じラップ。2F目最速地点10.4秒も同じ)でしたが、押して押しても好位は取れずに中団を追走し道中も促しつつの追走で決して余裕はありませんでした。また直線で使った脚もジリジリとしたもので、楽なペースで馬場バイアスも味方に付けた先行馬を掴まえられなかったことはともかくとして、自身より後ろから競馬を進めてより展開が向かなかったはずのシヴァージに脚色が見劣ったことは看過できないポイント。あくまで前走だけの評価ですが、スプリント戦が向いているとは言い難い内容でした。今回はスプリント戦も2戦目で慣れが見込める局面であることはプラス材料ですが、恐らく前走よりもペースが上がってよりスプリント適性が問われそうな点はマイナス。人気必至という状況を考えれば評価は下げたいところです
・「人気ブログランキング」内のブログ紹介文(A)の馬←クリックして馬名の確認をお願いします(10位前後)
2走前はともかく、前走については明らかにいつもの脚が使えなかった敗戦で、これはレース後に鞍上も言及していたように連戦による疲労が噴出した一戦だったと理解しています。高い基礎スピードが売りの馬で、未勝利勝ちが前後半35.2‐37.9秒の前傾戦を先行押し切り勝ち、キャリアのハイライトとも言える2走前が前後半33.4‐36.0秒の前傾戦を早めの抜け出しから粘り込んだという内容で、このレースの1200m通過が1分8秒5なら馬場状態を考えれば全く悪い数字ではなく、スプリント戦への適性はこのレースで示していると言えます。母は中央での馬券絡み11回中9回を1200m戦で記録しているように血統的な下地もありますので、追い切り内容次第ではかなり重い印を打つことになると思います
・「最強競馬ブログランキング」内ブログ紹介文(V)の馬←クリックして馬名の確認をお願いします(10位前後)
ファンが多い馬なのか能力を過大評価されている一頭。人気の根拠のひとつが6走前の好走だと思いますが、このレースの2着以下馬のレベルは大変低いもの。しかも4着馬がかなりスムーズさを欠いたことで着順が上がったという内容でもあり、レースの格と着順ほどの評価は出来ないものです。それはその後の成績からも証明されると思います。前走は近走では最も内容が良かった一戦でしたが、このレースについても勝ち馬以外はレベルに疑問符が付くメンバーで、事実4,5着馬は準OPで連対すら出来ていない馬達。4角から直線入口にかけてスムーズさを欠いたことは事実ですが、進路が出来てからも脚は使えておらず(ゴール地点では2着馬にわずかながら離されている)もし勝負所でスムーズに運べていても結果に大差はなかったと思われます。現状ではレベルの低いOP特別で何とか勝負になるレベルという判定ですから、いくら今回もメンバーレベルが低いと言ってもG3戦で馬券内にまで届いて来るとはちょっと思えません
本日は「キーンランドC」の有力馬分析を行います。
今回は6頭を取り上げて分析しました。では早速参りましょう。
・ダイメイフジ
ムラ駆け傾向のある馬ですが、挙げられる特徴としては折り合いに難しいところがあるということ。例えば6走前京阪杯は外枠から終始行きたがってしまって早々に失速してしまったように折り合いを付けやすい内枠に良績が残っており、芝レースで馬番6番以内時は【3-4-2-3】。そして当然折り合いが付けやすいテンから流れるレースが合っているおり、スタート後から下りでペースが上がりやすい中山1200mでは4戦4好走の実績があります。前走は大外16番枠からの好走でしたが、折り合い不安を無効にする逃げの手に出ての好走。ただ逃げ戦法というのは気分よく走れるが故にそのレースでは良績が残りやすいですが、次走以降は同じ逃げの手に出ない限りは苦→楽という精神的なマイナスにしか作用しませんので劇薬でしかなく、同馬のように気性面に問題がある馬にとっては尚更。また、前走は前後半33.4‐34.1秒と開幕2週目の馬場を考えると相当楽なペースでしたので、同じ逃げの手に出るにしても前走よりペースが上がれば、それは楽→苦ということになっていまいます。そういう意味で今回は臨戦過程としては最悪の部類と言えますので、かなり難しい立ち回りを強いられることになりそうです。少なくとも良績が残る極端な内枠は絶対に欲しいところです
・ダイアトニック
溜めても切れない持続系馬。溜めて切れる脚を求められやすい1600mよりは1200mや1400mの方がよほど向いているということは高松宮記念前にも書いた通りで、ゴール前でクリノガウディーに押圧されなければ勝っていたであろう高松宮記念の好走や阪急杯での好走はある意味で想定の範囲内でした。ただ両レースの前半3Fラップはそれぞれ34.2秒と34.1秒で、ゴリゴリのスプリント戦らしいラップを経験していなかったのも事実。高い基礎スピードを前提とした持続系馬だけに問題はないだろうとは思いましたが、前走函館SS前には懸念材料のひとつとしてブログでも言及していました。ただ、レースは前半3F33.4秒と馬場を考えると緩めの流れ(同日1勝Cと同じラップ)のため懸念点は試されずの結果に。それでも58㎏と洋芝という他の課題は楽々クリアしての快勝は意味が大きく、今回へ向けてはほぼ懸念点は無くなったと言って良いでしょう。ということで今回も前半から極端に速いラップになった際の対応のみが課題。それでも前走を見る限りは大崩れするとは思えませんが・・・
・アスタールビー
ゲートからの一歩目が速くない馬で、2走前は最内枠が奏功して、前走は前後半34.0-34.3秒の緩ペースが奏功して先行競馬が叶っての好走。ただテン3F32.7秒といかにもスプリント戦らしい流れになった3走前にはダッシュ力で見劣っての差し競馬となったように、テンに速い馬が揃った今回は同馬のゲート能力では先行することすらままならない可能性があります。例え先行競馬が叶ったとしても2走前には前後半33.8-35.1秒と極端には流れなかったペースでも掴まりましたし、差しに回るとしてもハイペースだった3走前では自身より後ろの馬2頭に交わされた結果の4着ですから、G3別定戦のここでアピールできるだけのパフォーマンスは見せられていません。好走の可能性は低いと言わざるを得ないでしょう
・フィアーノロマーノ
初のスプリント戦となった前走。前半3F33.4秒と開幕2週目としては決して速くはないペース(同日1勝Cと同じラップ。2F目最速地点10.4秒も同じ)でしたが、押して押しても好位は取れずに中団を追走し道中も促しつつの追走で決して余裕はありませんでした。また直線で使った脚もジリジリとしたもので、楽なペースで馬場バイアスも味方に付けた先行馬を掴まえられなかったことはともかくとして、自身より後ろから競馬を進めてより展開が向かなかったはずのシヴァージに脚色が見劣ったことは看過できないポイント。あくまで前走だけの評価ですが、スプリント戦が向いているとは言い難い内容でした。今回はスプリント戦も2戦目で慣れが見込める局面であることはプラス材料ですが、恐らく前走よりもペースが上がってよりスプリント適性が問われそうな点はマイナス。人気必至という状況を考えれば評価は下げたいところです
・「人気ブログランキング」内のブログ紹介文(A)の馬←クリックして馬名の確認をお願いします(10位前後)
2走前はともかく、前走については明らかにいつもの脚が使えなかった敗戦で、これはレース後に鞍上も言及していたように連戦による疲労が噴出した一戦だったと理解しています。高い基礎スピードが売りの馬で、未勝利勝ちが前後半35.2‐37.9秒の前傾戦を先行押し切り勝ち、キャリアのハイライトとも言える2走前が前後半33.4‐36.0秒の前傾戦を早めの抜け出しから粘り込んだという内容で、このレースの1200m通過が1分8秒5なら馬場状態を考えれば全く悪い数字ではなく、スプリント戦への適性はこのレースで示していると言えます。母は中央での馬券絡み11回中9回を1200m戦で記録しているように血統的な下地もありますので、追い切り内容次第ではかなり重い印を打つことになると思います
・「最強競馬ブログランキング」内ブログ紹介文(V)の馬←クリックして馬名の確認をお願いします(10位前後)
ファンが多い馬なのか能力を過大評価されている一頭。人気の根拠のひとつが6走前の好走だと思いますが、このレースの2着以下馬のレベルは大変低いもの。しかも4着馬がかなりスムーズさを欠いたことで着順が上がったという内容でもあり、レースの格と着順ほどの評価は出来ないものです。それはその後の成績からも証明されると思います。前走は近走では最も内容が良かった一戦でしたが、このレースについても勝ち馬以外はレベルに疑問符が付くメンバーで、事実4,5着馬は準OPで連対すら出来ていない馬達。4角から直線入口にかけてスムーズさを欠いたことは事実ですが、進路が出来てからも脚は使えておらず(ゴール地点では2着馬にわずかながら離されている)もし勝負所でスムーズに運べていても結果に大差はなかったと思われます。現状ではレベルの低いOP特別で何とか勝負になるレベルという判定ですから、いくら今回もメンバーレベルが低いと言ってもG3戦で馬券内にまで届いて来るとはちょっと思えません
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