皆様、こんばんは。

ここ数週全く良い予想が出来ません。自分ひとりのことであれば気持ちを保つことは難しくないですが、私の予想を参考にして下さっている方々のことを考えるとなかなか普通ではいられません。こういう悪い時期はこれまで何度もありましたが、流石に慣れませんね。状況は良くありませんが、いつも通り足掻いてもがいてこの状況から抜け出すしかありませんから、まずは週中の重賞分析から丁寧にやって行きます。何とか9月に繋がる今週にしたいです。

ということで今週は「キーランドC」と「新潟2歳S」の2重賞。本日は「キーランドC」から分析していきましょう。

札幌コースについては先週詳しく書きましたので、ここでは割愛。代わりにAコースとCコースの違いについて書きたいと思います。
先週から3m外に仮柵が置かれるCコースでの施行となりましたが、結構な媒体で「内が蘇って有利になる」的な論調がなされていましたが、これは大嘘。開催後半に入ることもありますが、毎年Cコースに替わると差し有利になります。
キーランド5
これは昨年の各コースにおける3着内好走馬の脚質別占有率ですが、Cコースに替わることで差し有利になっていることが分かります。

それは今年も同じで・・・
キーランド6
Cコースは先週の14レースだけのデータですが、Cコース初週から差し有利にシフトしていることが分かります。メディアの書くことは根拠のない適当なことも多いので、盲目的に信じない方が良いです。

次に「キーンランドC」の過去5年レースラップと3着内好走馬一覧をご覧頂きます
キーランド3

キーランド4

キーンランドCの過去データを掘り下げる上で、まず施行時期と使用コースについて注意が必要です。

2006年:開催6日目・Aコース
2007年:開催4日目・Aコース
2008年:開催6日目・Aコース

2009年:開催22日目・Cコース(函館改修工事のため)
2010年:開催6日目・Aコース
2011年:開催6日目・Aコース

2012年:開催12日目・Cコース
2013年:札幌改修工事
2014年:開催12日目・Cコース
2015年:開催10日目・Cコース
2016年:開催10日目・Cコース
2017年:開催10日目・Cコース
2018年:開催10日目・Cコース
2019年:開催10日目・Cコース
2020年:開催12日目・Cコース

ご覧のように函館改修工事でイレギュラーだった2009年を除き、2011年以前はAコース使用で2012年以降はCコース使用。上ではAコースとCコースの違いを書きましたが、キーンランドCにおいてもその傾向は同じ
キーランド7
これはキーンランドCがG3になった2006年以降の3着内好走馬の3角位置取り別占有率を各コースごとにまとめたものですが、やはりCコース使用時は差し・追込み馬の成績が目立って良いことが分かります。従ってデータ面を考える上では、Cコース開催時のみを採用することにしたいと思います。

次にラップ面についてですが、Cコース開催時の過去8年中3年は前後半差2.0秒以上のハイペース、5年は0.3~1.0秒差程度の平均~ややハイペースですが、ペースが落ち着いた5年中4年においては前走で逃げた馬が1頭も居ないというスプリント重賞では珍しいメンバー構成だったことが原因。3角までの距離が約400mと十分ありつつコーナー径も緩いコースですから前半からペースが上がるのがデフォルトと言えますので、逃げ馬が複数揃うようなメンバー構成になれば近3年のように前半から流れて前後半差が大きくなるレースになると考えれば良いです。

今日は前段部分の文章が長くなってしまったので、申し訳ないですが続きは明日にさせて下さい。
今週は月・火→キーンランドCの傾向分析、水→新潟2歳Sの傾向分析と有力馬分析、木→キーンランドCの有力馬分析、というスケジュールを予定しております。

さて、本日は現時点での有力馬をご紹介して締めにしようと思いますが、最有力馬の一頭がこの馬
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2走前は調教診断で85%程度と書いたように絶好調時には遠い状態。前走でも馬体はややゴロンとしていて調教時計を見ていても本物ではなかったので半信半疑でしたが、結果的には能力が違ったという印象での好走。今回はフォトパドックを見ても明らかに馬体がシャープに引き締まっていますので、まだまだ上積みはある状況。やや時計が掛かり差しが利く馬場状態は願ったり叶ったりですから、ここは確実に好勝負になります

穴で面白いのがこの馬
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最強競馬ブログランキングへ
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2走前は3~4角中間から絶好の手応えで進出し4角は7頭分大外を回しての好走。さすがにこの距離損は大きかったため最後は苦しくはなりましたが、レース内容としては上々と言えるもの。そもそも近走凡走は詰まりが原因のものが多く、その中でも比較的堅実に、また確実に脚を使って来たという事実があります。時計的な限界がある馬にとって時計が掛かり出している今の芝状態は歓迎と言えて、適度に引っ張ってくれる馬が居ればチャンスは十分になるはずです