皆様、こんばんは。

本日は「関屋記念」と「小倉記念」の追い切り分析を行いますが、各レースでポジティブに評価出来る馬のみをピックアップして掲載させて頂きました。「関屋記念」からは6頭、「小倉記念」からは5頭をピックアップしました(小倉記念は無理矢理5頭をピックアップ。それぐらいレベルが低かった)。
尚、評価は5段階評価で、最高点は5点、最低点は1点です。

【関屋記念】
5点該当馬なし

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美浦W併せ。映像は直線に入ってからでしたが、その時点で並走馬との差は1馬身少々。そこから肩鞭で合図を出されると一瞬の内に反応して、約20完歩ですから1Fに満たない間に並びかけて半馬身前に出る反応の良さを見せました。非常にキビキビした脚捌きで、回転力、力強さ、柔らかみ、全てが高いレベルで安定。馬体もふっくら出来ており、かなり良い状態でレースに臨めそうですね

4点クリノガウディー
栗東坂路単走。この馬も映像はラスト300mからと中途半端(余談ですが、今週はこういう映され方の馬が多くて非常に不満。有料サービスとしてこういうことをしていてはダメでしょう)でしたが、発汗量が目立たずリラックスして走れているのは折り合い難がある同馬にとっては何より。リラックス出来ているだけに仕掛けられてからも素早く反応出来て、ラスト2-1Fは12.3-11.7秒と優秀なギアチェンジ力を見せてフィニッシュしました。力強さこそ並程度ですが、弾むように駆けられており手足の返しの強さ、キレは特筆に値するレベル

4点アンドラステ
栗東CW単走。この馬も映像は直線半ばから・・・非常に伸びがあって体を大きく柔らかく使えており、首の角度も美しい好フォーム。力強さと言う点ではもう一歩も、スピード感と動きのキレは動きが良い馬が多かった今回のメンバーに入っても上位に位置するものです。全体時計が遅く、終い重点の分だけ余計に良く見えたという面はあるでしょうが、それを差し引いても高く評価出来る動きだったと思います

4点グルーヴィット
栗東坂路単走。左手前の際には右前を、右手前の際には左前を外回しで使うので効率的な走りとは言えません。ただそんな欠陥を補えるだけの脚力がありますので安定感がありますし、力強さに関しては言わずもがな。ラスト3F目から12.9-11.8-11.8秒と速いラップを連続しましたが、そんなラップを踏んでも失速しない持続性の高さがこの馬の売りですが、1週前には14.2-13.1-12.2-11.7秒とキレイな加速ラップを踏んで登坂出来ており一定の瞬発力も披露。2週トータルで見た時には充実した中身の濃い内容で、これは近走では一番の時計精度。昨年の中京記念(1着)時並みに良い内容でしたので、相当具合が良いのでしょうね

3点サトノアーサー
栗東坂路単走。飛びが大きい走法なので見た目のスピード感はそれほど感じませんが、ラスト2Fを13.1-12.3秒で走破出来ていますので十分なタイムが出ています。前脚の蹴り出し方向が真っすぐで美しく、前後の連動性は抜群。反面、薄目の馬体幅を含めて力強さという面では物足りなさは残りますが、それでも悪くない内容だったと思います。ただ、この走り方ですから高速スピード戦になった場合にはやや不安が残ります

3点エントシャイデン
栗東CW単走。活気十分。コーナーから直線序盤に掛けては、やや前輪駆動の感はあるものの大きなアクションで駆けられていて柔らかみも兼備。ただ直線半ばで左手前に替えてからは目に見えてアクションが小さくなり、それに伴ってスピード感も失ったように映りました。前半のままなら4点評価でしたが全体の評価としては難しいものになりましたが、左回りということを考えれば大きく減点する必要はないと判断して、最後の一頭として拾います。前半の活気の高さを見ていると、体調は間違いなく良いはずです


【小倉記念】
※水曜日時点で映像が上がっていた13頭を対象にしています
5点
該当馬なし

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栗東CW単走。四肢の可動域はそれほど広くないものの柔らかみは保持しており、それと共に力強さも兼備しています。そういうフットワークの質よりも目に行くのが馬体のメリハリの素晴らしさで、無駄なく研ぎ澄まされた馬体は一目で体調の良さを感じるもの。フォトパドックを見ると銭形が浮いていて、この動きの良さにも納得です。あまり良く見せる馬が少ない中、ポジティブに評価出来る数少ない一頭です

4点サトノガーネット
栗東坂路単走。回転力がありつつ、四肢でしっかり地面を掴める力強さも兼備。リズムが大きく崩れる完歩もなく集中しきって登坂出来た点は非常に好感が持てますし、全体に高い活気を感じます。キレイな加速ラップを踏みつつ、ラスト1F12.0秒は自己ベストタイム。明らかに復調気配を感じます

3点アウトライアーズ
栗東坂路単走。頭の高い走法で上半分はまるで見栄えはしませんが、こと脚元を見ると非常に柔らかみがありつつ、前後肢の蹴り出し方向が美しく連動性は抜群。小倉で走らせる時には栗東留学する同馬ですが、動きの質も時計の質も昨年よりも上と思えます。その昨年が不利がありつつ6着ですから、全く捨てたものではないと思いますよ

3点ロードクエスト
栗東CW単走。アウトライアーズと同じ小島茂之厩舎でこちらも栗東での調整。前に関係のない併せ馬の2頭が居て直線並び掛けつつも引き離されましたが、この馬自身が併せ馬をしているわけではないですし、終始馬なりでしたので引き離されたこと自体は特に気にする必要はありません。直線のフットワークがややこじんまりしていましたが、6F78秒台と負荷を掛けましたし鞍上が抑え気味でしたのでこれは問題なく、それよりも全体に柔らかみを持ったまま走破出来た点を評価。負荷を掛けた割に最後までバネ感を維持出来ていた点も評価出来ます

3点タニノフランケル
栗東坂路単走。映像が最後の1Fしかありませんでしたので評価が難しいですが、少なくともこの地点での動きはやや緩慢で脚捌きにもキレは感じませんでした。ラスト1Fは11.8秒の速いラップを踏みましたがそのラップほどにスピード感を感じなかったのも事実。ただ、この馬を凌駕してくるだけの動きを見せた馬が居ませんでしたし、事実として速いラップを計時出来ているわけですから、その点を評価して拾っておきます