皆様、こんばんは。

本日は昨日中途半端に終えてしまった「天皇賞春」の続き。
主に過去データ面について分析していきたいと思います。昨日も掲載しましたが、念のためレースラップ等を本日も掲載しておきます。

天皇賞1

天皇賞2

天皇賞3

昨日の記事の中で「馬場が軽い春の京都ですから11秒中盤が連続する後半ラップを差すには一定量のスピードも必要になります」と言うことを書きました。
過去10年の3着内好走馬30頭中26頭には「良馬場の2000~2500mのG2連対歴orGI3着好走歴」があったことで共通しています。3分割ラップの前半と後半をくっつけると中距離重賞のようなラップになりますから、やはり中距離的なスピードは必要になるということが言えますね。

続いて前走レース別成績を見てみます
天皇賞5
3着内好走馬30頭中16頭が「阪神大賞典」「日経賞」の2大前哨戦経由馬。今年の登録馬においても16頭中10頭がこの組になりますので、それぞれについて掘り下げておきましょう。

まず「阪神大賞典」組ですが、この組で注目したいのは「上がり5Fラップ」。
天皇賞7

春の京都だけに上がりがそこそこ速くなることは上にも書いた通りですが、1Fしか距離が違わない「阪神大賞典」でも上がりが速いか否かで天皇賞春に繋がるかが決まっています。5F61秒以上掛かるスタミナ優先年の「阪神大賞典」上位馬は天皇賞春で全滅。一方で61秒未満とある程度上がりが速くなったスピード優先年の「阪神大賞典」上位馬は天皇賞春で【2-1-4-9】で複勝率43.8%。またスピード優先年の勝ち馬については【2-0-3-1】と堅調。後半5F60.1秒だった今年は天皇賞春に直結する年と言えそうです。

「日経賞」組についてはもっと単純。その年の最先着馬【1-2-1-6】に対し、それ以外【1-0-1-40】。しかも最先着馬以外で馬券に絡んだ2頭は2014年に同時発生しましたので、その他9年については【0-0-0-34】。基本的には最先着馬以外は軽視するということでOKとデータからは言えそうです。

次に見ておきたいのが血統。
天皇賞8
背景色赤系馬は全て広い意味でのサンデーサイレンス系で、3着内好走馬30頭中25頭はこの系統。近5年については全頭サンデーサイレンス直系の孫と言うことになります。
一方でキングカメハメハ・ルーラーシップなどのキングマンボ系は【0-1-0-20】で相性は最悪です。

これ以外に言及しておきたいのはリピーターレースだと言うこと。年に一度しか行われない特殊条件だけに得手不得手が如実に出る傾向があります。

マイネルキッツ:09年1着→10年2着
マイネルキッツ:10年2着→11年6着
ヒルノダムール:11年1着→12年11着
ナムラクレセント:11年3着→12年9着
フェノーメノ:13年1着→14年1着
ウインバリアシオン:14年2着→15年12着
ホッコーブレーヴ:14年3着→15年6着
フェイムゲーム:15年2着→16年8着
カレンミロティック:15年3着→16年2着
シュヴァルグラン:16年3着→17年2着
キタサンブラック:16年1着→17年1着
シュヴァルグラン:17年2着→18年2着
クリンチャー:18年3着→19年10着


前年3着内好走馬が翌年にも出走した場合の成績は【2-4-0-7】。連対率46%を高いとみるか低いと見るかは人それぞれですが、少なくとも1歳年を重ねた上で連対率46%なら私は悪くない(良い)数字だと思っています。尚、リピート年で4人気以内に支持されていた場合は【2-3-0-2】まで数字が上がります。

ということで本日は以上。
これらを予備知識として予想に入っていきますが、データ的に最有力なのはこの馬でしょうね
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理由は今日の記事を読んで頂ければ分かるかと思いますので、説明するまでもないでしょう。ただ本質的なスタミナを持っている馬とは思っていなくて、中盤5Fが62秒5以下の極端に緩まない流れになった場合には危ない可能性も孕んでいると思っています

一方で嫌いたい人気馬はこの馬
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今日書いたデータ的には消しの一手。最近のレース振りを見ても買える要素はないかと思います。ただし騎手の技量が問われるレースですし、年に一度しか行われない条件でもありますのでこの騎手の経験値は非常に強い味方になります。望みを見出すならその点でしょうね

明日は「青葉賞」について分析します。