皆様、こんばんは。

今週は2重賞ですが、なるべく負荷を掛けない週にしておりますので(先週末に体調を崩したため)追い切り分析は「大阪杯」のみとさせて頂きます。何卒ご了承ください。
尚、評価は5段階評価で、最高点は5点、最低点は1点です。

【大阪杯】
5点該当馬なし

4点「人気ブログランキング」内ブログ紹介文(C)の馬←クリックして馬名の確認をお願いします(5位前後)
美浦W併せ。前走より明らかに良くなっています。一番の違いはクビの使い方。元々頭が高めでそこまでクビは使えない馬なのですが、胸周りの肉がスッキリしたからかクビの可動域が明らかに広がっています(JRAレーシングビュアーを契約している方はスローで見比べてみて下さい。一目瞭然です)。前走は前肢の動きにクビが付いて行っていた印象だったのに対して、今回は極端に言えばクビを中心に推進出来ています。手足だけ動かすのと、首周りを中心に手足を連動させて動かすのでは後者の方が強大なパワーを生み出せて効率が良いのは想像すれば分かると思います(後者の方が大きい筋肉を動かすのですから当然ですよね)。俊敏に動けないのは追い切りを見ても分かるので小回りコースが向くとは思いませんが、上昇度には太鼓判を押せます

4点「最強競馬ブログランキング」内ブログ紹介文(X)の馬←クリックして馬名の確認をお願いします(5位前後)
栗東CW単走。この馬も上昇度が大きい一頭。前肢の動きに制限があった前走時は後ろ脚の反発だけに頼っているフォームでしたが、今回は肩の可動域が広がったことでクビを前に前に押し出せるようになっており流線型のフォームになっています。前後のバランスが取れるようになりましたので、前走よりも一段上の走りが期待出来ますよ

4点ダノンキングリー
美浦W単走。正直1週前は余分な脂肪がついていて動きも緩慢でイマイチでした。ただあの一追いで明らかに良くなっており、まず余計な肉が落ちてメリハリのある体になっていますし、動きも好調時のシャープさが戻りました。元々四肢が伸びる馬ではないので迫力はそれほどありませんが、クビの角度や前後の連動性は流石と言えるもので、態勢は整いました

4点ジナンボー
美浦W併せ。サトノソルタスとの併せ馬で内に併せる形。やや行きたがって制御されていることとクビの発汗が気になるもののコントロールの範囲内なので、気合が乗りまくっていると判断したい。行きたがるのを制御されているので頭はやや上がり気味ですが、動き自体はなめらかで、特に後肢の柔らかさは目立ちます。ほぼ同入ながらこちらが若干前に出ていた内容で、動きの質自体もサトノソルタスよりはこちらの方が明らかに上です

4点クロノジェネシス
栗東CW併せ。ややぎくしゃくした動きだった前走時より大幅に良化。全体に硬さがほぐれたような体の捌き方になっている点が最も目につきます。可動域はそれほど広くないのでフットワーク自体は目立ちませんが、並走相手に楽に並び掛けて先着した反応の良さは目立ちます。前走からの上昇度が大きいという点を評価して4点評価としたいです

3点「人気ブログランキング」内ブログ紹介文(D)の馬←クリックして馬名の確認をお願いします
栗東坂路単走。カーブからの立ち上がりは頭を上げたり着地点が定まらなかったりとイマイチ。ただゴールが近づく毎にフットワークは安定し、残り200mで左手前に替えると一気に良化。四肢をグッと伸ばして推進力がアップし、見た目にも加速した状態でフィニッシュしました。時計の印象以上に動きは良かったと思いますし、前走と比較しても遜色ない動きに映りました

3点ロードマイウェイ
栗東坂路単走。左前をローリングさせるように使いますし、後ろは両足ともに外回しで使い、かなりロスのある走法で連動性はイマイチ。ただこれはいつものことなので気にしても仕方ないでしょう。終始右手前のまま走り切ったものの極端に疲れた様子はありませんでしたし、力強さがあって集中力も高いです。前走から上昇した感はないものの、至って順調という評価で良いでしょう

3点レッドジェニアル
栗東坂路併せ。右手前で走っている際にはやや非力な感もありましたが、残り200mで左手前に替わると走りが安定し非力さも軽減されました。ただそれでも併せた1勝馬の方がやや手応えに余裕があった印象で、迫力と言う面ではイマイチ。このメンバーに入ると平凡な印象は否めません

3点サトノソルタス
美浦W併せ。ジナンボーとの併せ馬。前進気勢があって脚元も力強いものの、全体に硬さが目立つ動きで四肢も伸びきらない。特に前の出は窮屈に映ります。単体で見ればそう悪い動きには見えませんが、今回のメンバーに入ると質的に一枚落ちるのは事実

3点マカヒキ
栗東坂路併せ。少々馬場が重いことが影響したのかも知れませんが、完歩毎の着地点にバラつきがあってバタバタ走っている印象。柔らか且つ安定的に駆けられていた前走時と比べると見劣る感は否めません。併せた1勝馬に違いを見せられないままの同入でした。一枚割引きたいです

2点カデナ 
栗東坂路単走。直線部分に入って左手前に替えてからの数完歩までは悪くなかったのですが、ラスト300mからは明らかに減速し、残り200mを切ると疲れて再度右手前に戻す始末。ステッキが何発も入りましたが反応はなく、最後はバテバテの状態でのフィニッシュとなりました。いつもラスト1Fでは減速ラップを踏むことが多い馬ではありますが、今回はG1だけにさすがにこの内容では低い評価にせざるを得ません

2点ステイフーリッシュ
栗東坂路併せ。今週の坂路は特に直線部分で時計を要しているように感じましたが、それでも一杯に追われてラスト2F12.2-13.2秒と大失速したのは頂けません。コントレイルと併せましたが、相手が待ってくれているのに全く追いつけなかったのは相手が走ったというよりこちらが走らなさ過ぎたから。前走時より体がスッキリと映り過ぎるのもどうにも気になりますし、とてもG1で勝負になるようなデキとは思えません