皆様、こんばんは。

本日は日曜の2重賞「ラジオNIKKEI賞」「CBC賞」の追い切り診断を行います。
動きの目立った馬、人気馬を中心に取り上げます。
ただ「CBC賞」は動きの良かった馬は皆無でしたね・・・

尚、報告出来ていない先週のメルマガ成績は本日夕方に更新する予定です。

【ラジオNIKKEI賞】
「人気ブログランキング」内ブログ紹介文(A)の馬←クリックで馬名確認出来ます(15位ぐらい)
坂路併せ。4F50.9秒は自己ベストを大幅に更新するもの。ラスト3F目から12.3‐12.1‐12.8秒とラスト1Fは流石に減速したものの、この区間で併せた相手を一気に2馬身突き放したのですから立派。福島1800mを意識した良い追い切りが出来たと思います。これが一番馬

○ブレイキングドーン
CW単走。四肢が良く伸びた雄大なフットワークだけで素質を感じます。動く歩道の上を走っているのかと思える推進力は走る馬に共通するもの。7Fから時計になりましたが、ラスト1Fも我慢しており良い内容でした。ただゴール前で急に頭が高くなったのは鞭に過剰反応したからでしょうか。これが無ければ文句なしの◎評価でしたが・・・

○アドマイヤスコール

坂路併せ。直線促されると明らかに勝負根性を前面に出してクビの動きが前へ前へ行こうという姿勢に変わる。この前向きさは買えますし、力強さも兼備。キレイな加速ラップを踏んでのフィニッシュにも好感

○ウインゼノビア
坂路単走。映像の初めから活気十分なのが画面からも伝わってくるほど。直線入口からフットワークの回転力が上がってラスト2F12.8‐12.2秒でフィニッシュ。前半が緩いのでラップ自体は特筆すべきものではありませんが、好印象なことには変わりありません

○ゴータイミング
CW単走。まず目立つのは肩回りの筋肉量。ただその分後ろの寂しさは否めず。走りも前を中心にしたものでお世辞にも効率的とは見えませんが、この馬なりに四肢を目一杯に伸ばした走りを見せており状態は良さそう。時計も合格点で良い状態でレースに臨めそうです

▲ヒシイグアス
坂路単走。時計的には十分だと思いますが、どうも終始活気のない走りだったのは気掛かり。力強さも感じなかったですが、最後まで手前を替えなかったように馬自身は余裕十分だったからでしょう。あまり気にする必要はないかも知れません

▲ギルマ
坂路単走。ラスト1Fで合図を送られると手前を替えてギアも上がりますが、フットワーク自体は力が上に逃げ気味でややフワフワした印象の走り。一生懸命走って指示にも従順ですが、走りの質は高いものではありません

▲レッドアネモス

CW併せ。3頭併せの最内。コーナーで逆手前に替えてしまいバランスを崩す場面も二完歩ほどですぐに正手前に戻し直線。終始楽な手応えのままで先着し、フォームにも安定感があって好感。前半の粗相の分だけ評価は下げましたが、出来に不安はなし

△インテンスライト
坂路併せ。馬なりでギリギリ先着(ほぼ導入)。コーナーを抜けて手前を替えると同時に舌も出して余裕綽々。これで突き放せていれば良いのですがそうではなかったですし、そうなると集中力の欠如の方が目立ってしまいます。動きの質自体は悪くありません

△ブレイブメジャー
ダート併せ。終始手応えに余裕がなく頭も高め。なんとか先着しゴール後も抜かせなかった点は評価出来ますが、決して余裕があった内容とは言えません。走法的に距離延長がプラスとは言えないでしょう

△ランスオブプラーナ
クビを低く下げてはいるものの四肢との連動は取れておらずフットワークはバランスが悪い。そのせいで小さくバランスを崩す場面が散見され、それは完歩毎にクビの高さが変わることでも明白。馬の個性と言えばそれまでですが、他馬との相対的な評価ではどうしても辛い評価をせざるを得ません

?マイネルサーパス
坂路併せ。コーナー出口で右手前に替える時に急にクビを左へ伸ばし鞍上がバランスを崩す場面。直後に再度右手前に戻し、今度は馬がバランスを崩す。その後は追って追って導入近くまで盛り返しましたが、予定していた時計の出し方になったのか心配。また元々気性が危うい馬でそれが表出したことでバランスを崩したとも受け取れ、いずれにしても追い切り評価としては最低となります


【CBC賞】
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坂路単走。コーナー部分はやや乱れがあったものの、手前を替えてからはフットワークは安定。大外を通して12.9‐11.8秒と急激なギアチェンジを伴いつつの加速ラップは上々。ただ最終追いが坂路なのは自身初。この変更がどう出るかは未知。全体に良い馬が皆無の中ではこの馬が一番良いでしょうか

▲アウィルアウェイ

坂路単走。前肢の着地点が外で頭が高いのは見栄えは最悪ですが、この馬の個性なので仕方なし。回転力のある走りはいかにもスプリンターのそれ。体の幅は十分で出来には不安なし

▲ショウナンアンセム
ポリ単走。直線半ばで集中を欠かないよう肩鞭が入ったこともありますが、終始集中して駆けられています。ポリウッドなのでもう少しスピード感は欲しかったですが、ブレの無いフットワークで合格ラインにはあります

▲ラインスピリット
坂路単走。スピード感がイマイチ感じられないのは完歩が大きいから。クビを使った一定リズムで駆けられており、チップの跳ね上がりを見ても後肢の強さがあるからブレることも少ないです。抜群に良いわけではありませんが、良くない馬が多い今回では相対的に上位

▲レッドアンシェル
坂路単走。鞍上は抑えていましたがコントロールの範囲内で、前向きさが出ていると解釈して良いと思います。頭が高く決して見栄えする走りではありませんが、ラストまで失速することなく登坂出来たことは評価すべきでしょう

△グランドボヌール
坂路単走。後肢の動きが外へ逃げ気味なので推進力として100%伝わっていない。後ろで走れないからラストは時計こそ出ているものの失速気味。あまり高い評価は出来ません

△ビップライブリー
CW単走。5F62.4秒と実戦並の強い負荷を掛けられました。そのせいでラストはバタバタで一完歩毎に重心が上がってきてしまっています。タイムが速いせいではありますが、それにしても見栄えは悪いです

△ラベンダーヴァレイ
坂路単走。時計を出したくなかったのでしょう前半は抑えた内容。ただ馬は反抗気味でコンタクトが取れていない印象。ラスト1Fだけ手綱を放しましたが、クビの左右位置が安定せず舌もペロッと出ているのも気になります

?メイショウケイメイ
坂路単走。終始頭の高い走り。筋肉量が他馬と比べて明らかに少なく、そのせいかふらつく場面が多数。最後の最後で手前を替えましたが、もっと早い段階で失速は始まっており、この不器用さも不満。良くないです

?アレスバローズ
坂路単走。この馬のダメなところが出ましたね。レースでもとにかく折り合いがポイントの馬ですが、前半は鞍上が抑えるのに対し反抗して行きたがる→鞍上が更に手綱引っ張る→頭がグイグイ上がる、といった始末。ラスト1Fでぶっ放された時も眼を剥いた状態で、この気性の危うさは評価出来ません

?キョウワゼノビア
坂路単走。かなり軽い内容。中間の時計はまだ確認出来ていませんが、それにしても軽すぎるでしょう