皆様、こんばんは。
本日は水曜夜に行われる「帝王賞」の中央馬から4頭をピックアップして分析します。
尚、「帝王賞」の最終見解はnoteで販売(200円)する予定です。
基本的に交流重賞はブログかtwitterで無料公開していますが、今回は統計を取りたい意味もあって実験的に有料公開とさせて頂きます。申し訳ございませんが、今後も毎回有料とするということではありませんので何卒ご了承くださいませ。
尚、メルマガ会員様へは無料公開とし、臨時にメルマガを発行させて頂きます(なるべく当日午前中までには配信します)。
アポロケンタッキー
船橋巧者且つスローペース巧者。OP昇級後、自身が上がり3F3位以内を記録した場合【4-4-2-2】に対し、4位以下だった場合【1-0-0-9】。それもハイペースの消耗差しではなく、概ね前半が相当緩んで脚を溜められた場合の自力差し。つまりは追走に脚が削がれる馬と言えるでしょう。典型的だったのが自身唯一のG1勝利となった2016東京大賞典。このレースが前後半64.8‐61.0秒の超スローで最速11.6秒を刻んだレース。ただこういうレースは非常に稀で、GI(Jpn1)のレベルになると尚更。2016東京大賞典以降の大井2000mは【0-0-0-6】で半分は2桁着順の惨敗。今年は逃げ馬3頭でスローに落としすぎないインティ=武豊コンビが居るとなると望みの流れになる可能性は薄くて・・・
インティ
とりあえず当ブログの過去記事2本を読んで頂ければ80%ぐらいは同馬を理解出来ると思います。
【東海S】インティって強いの?
インティについてじっくり考えてみよう
フェブラリーS前に懸念したことの内、「関東遠征」「芝スタート」はクリアしましたが、残りの2つ「内で揉まれこんだ場合」と「マイル戦(追走スピードアップ)」については、前後半48.0‐47.6秒のぬるま湯ラップで他馬がまるで絡んでこない状況でしたので証明されず。ただ今回は「外枠」の「中距離戦」ですので、この点を論じるのは別の機会に譲りましょう。
前走の「かしわ記念」ですが、戦前には評価を下げて3番手評価にしていました。それは主には左回りと状態面が理由でした。レースはやや出負けから3番手追走。前後半50.0‐50.2秒で悪くない流れでしたが、3角手前でのオールブラッシュの早すぎる仕掛けに付き合わざるを得ない(内で包まれるので)形で早々に先頭に。直線は懸念通りに一度も手前を替えず(これは東海SもフェブラリーSも同じ)ゴールドドリームに差されての2着でしたが、色々と噛み合わない中での2着は力の証明とも言えるでしょう。
今回はレースをしやすい外目枠、スムーズな右回り替わりとこの点は条件好転。最大の懸念は2000mの距離。この点については「最終見解」で書きます
オメガパフューム
基礎スピードが高くスタミナ値も一定以上。有酸素運動に長けており持続戦やハイペース消耗戦では強さを見せる一方で、物理的に速い脚や瞬間的な反応では劣勢を強いられる同馬。ラスト5Fで段階的に減速ラップを踏んだJBCクラシックや前後半61.2‐64.7秒の前傾戦だった東京大賞典など、そういう流れならG1級に入っても見劣ることはありません。
逆に4走前チャンピオンズCは前後半49.6‐48.2秒のスローからのラスト2F特化戦でラスト2F11.7‐11.9秒地点で反応出来ず4着から0.4秒離された5着流れ込み。2走前フェブラリーSも前後半48.0‐47.6秒、中盤緩んでのラスト3F戦で全く反応出来ずに惨敗、とトップスピードや瞬発力には疑問符が付きます。これら速い脚や瞬発力を持ち合わせていないことに加えて厄介なのはゲートが安定しないこと。出遅れはデフォルトとなっており、GIレベルでは大きなディスアドバンテージと言えます。
従って今回も流れが非常に重要。極端なスローからの瞬発戦にならない限りは確実に走ってくるはずです。尚、前走の敗戦は調教内容も物足りず、それが示すような+12㎏の馬体重で明らかな叩き台。それでも59㎏を背負って、出遅れ最後方近くの追走から3~4角5頭分大外を回しつつ一旦先頭の競馬で0.2秒差ですから評価が下がるものではありません
チュウワウィザード
これまでのキャリア11戦で馬券外無し。東海Sではインティに完敗を喫したものの、ダイオライト記念→平安S連勝と充実一途の状況で満を持してJpn1に挑戦します。ただこの堅実な戦績に反して、明確な弱点があるのも事実。
同馬の良さは加速が付いてからのトップスピードの高さにあると思いますが、この「加速が付いてから」という点がポイントで裏を返せば加速に時間が掛かるということ。特にコーナー部分を含めての加速力は明確に二流で、例えば前走でも勝負所でオメガパフュームに4角出口~直線で突き放されたり、師走Sでの対テーオーエナジーについても同様。名古屋GPやダイオライト記念のようにテンが遅く、明らかに力の劣る馬が多数居て押し出されるように先行出来るレース(東海Sなんかも似たようなもの)では勝負所で多少置かれ加減になってもそもそもの位置が悪くないので致命傷にはなりませんが、中央重賞でテンも周りも速くなって必然的に位置が後ろになると、勝負所で差を詰めにくい分で差し遅れが発生することになります。ただそんな弱点がありながらも前走で勝ち切ったことは立派で、それは最初に書いた加速が付いてからのトップスピードの高さがあればこそ。ただその前走とて接戦で競り落とした相手がモズアトラクションと完調手前で59㎏のオメガパフュームですから過大評価は禁物でしょう。
あともう一点書いておくとすれば、この馬はロンスパ戦経験が少なく、唯一5Fロンスパ戦になった師走Sではゴール前は失速気味でクインズサターンに猛追されています。このレースだけで判断するのは危険ですが、末脚の絶対量には疑問符が付きます。
とここまで長々と不安材料を書き連ねましたが、プラスポイントも存在。これは結構重要なので「最終見解」まで取っておきましょう
ということで分析は以上。
最後に血統特注馬と追い切りが気になった人気馬をご紹介して本日の締めにしたいと思います。
まずは血統特注馬から!
↓ ↓

中央競馬ランキング
「人気ブログランキング」内ブログ紹介文に火曜日限定で馬名を記載しておきます(15位ぐらい)
ミスプロ系に母方にヌレイエフとサンデーサイレンス入る構成は過去の好走血統に合致。血統面からはこれを一番手に推したいですね
次に追い切りがどうも気に入らない人気馬!
↓ ↓

最強競馬ブログランキングへ
「最強競馬ブログランキング」内ブログ紹介文に火曜日限定で馬名を記載しておきます(5位ぐらい)
最も負荷が強い本追い切りが16日(日)の坂路で4F53.9秒-1F12.4秒。その後は軽めに終始し、22日(土)もCWで5F70.8-3F38.6秒で直線やや強めに追ったものの全体の負荷は軽いもの。しかもどうも前の出が悪い印象で、良くはない動き。
これまではレース4日前に負荷を掛けるパターンでやってきた馬が、10日以上強い負荷を掛けずにレースに臨むことになります。これ、何か事情があると思います(ネガティヴな意味で)。レースまでに情報集めますが、評価を下げるかも知れません
本日は水曜夜に行われる「帝王賞」の中央馬から4頭をピックアップして分析します。
尚、「帝王賞」の最終見解はnoteで販売(200円)する予定です。
基本的に交流重賞はブログかtwitterで無料公開していますが、今回は統計を取りたい意味もあって実験的に有料公開とさせて頂きます。申し訳ございませんが、今後も毎回有料とするということではありませんので何卒ご了承くださいませ。
尚、メルマガ会員様へは無料公開とし、臨時にメルマガを発行させて頂きます(なるべく当日午前中までには配信します)。
アポロケンタッキー
船橋巧者且つスローペース巧者。OP昇級後、自身が上がり3F3位以内を記録した場合【4-4-2-2】に対し、4位以下だった場合【1-0-0-9】。それもハイペースの消耗差しではなく、概ね前半が相当緩んで脚を溜められた場合の自力差し。つまりは追走に脚が削がれる馬と言えるでしょう。典型的だったのが自身唯一のG1勝利となった2016東京大賞典。このレースが前後半64.8‐61.0秒の超スローで最速11.6秒を刻んだレース。ただこういうレースは非常に稀で、GI(Jpn1)のレベルになると尚更。2016東京大賞典以降の大井2000mは【0-0-0-6】で半分は2桁着順の惨敗。今年は逃げ馬3頭でスローに落としすぎないインティ=武豊コンビが居るとなると望みの流れになる可能性は薄くて・・・
インティ
とりあえず当ブログの過去記事2本を読んで頂ければ80%ぐらいは同馬を理解出来ると思います。
【東海S】インティって強いの?
インティについてじっくり考えてみよう
フェブラリーS前に懸念したことの内、「関東遠征」「芝スタート」はクリアしましたが、残りの2つ「内で揉まれこんだ場合」と「マイル戦(追走スピードアップ)」については、前後半48.0‐47.6秒のぬるま湯ラップで他馬がまるで絡んでこない状況でしたので証明されず。ただ今回は「外枠」の「中距離戦」ですので、この点を論じるのは別の機会に譲りましょう。
前走の「かしわ記念」ですが、戦前には評価を下げて3番手評価にしていました。それは主には左回りと状態面が理由でした。レースはやや出負けから3番手追走。前後半50.0‐50.2秒で悪くない流れでしたが、3角手前でのオールブラッシュの早すぎる仕掛けに付き合わざるを得ない(内で包まれるので)形で早々に先頭に。直線は懸念通りに一度も手前を替えず(これは東海SもフェブラリーSも同じ)ゴールドドリームに差されての2着でしたが、色々と噛み合わない中での2着は力の証明とも言えるでしょう。
今回はレースをしやすい外目枠、スムーズな右回り替わりとこの点は条件好転。最大の懸念は2000mの距離。この点については「最終見解」で書きます
オメガパフューム
基礎スピードが高くスタミナ値も一定以上。有酸素運動に長けており持続戦やハイペース消耗戦では強さを見せる一方で、物理的に速い脚や瞬間的な反応では劣勢を強いられる同馬。ラスト5Fで段階的に減速ラップを踏んだJBCクラシックや前後半61.2‐64.7秒の前傾戦だった東京大賞典など、そういう流れならG1級に入っても見劣ることはありません。
逆に4走前チャンピオンズCは前後半49.6‐48.2秒のスローからのラスト2F特化戦でラスト2F11.7‐11.9秒地点で反応出来ず4着から0.4秒離された5着流れ込み。2走前フェブラリーSも前後半48.0‐47.6秒、中盤緩んでのラスト3F戦で全く反応出来ずに惨敗、とトップスピードや瞬発力には疑問符が付きます。これら速い脚や瞬発力を持ち合わせていないことに加えて厄介なのはゲートが安定しないこと。出遅れはデフォルトとなっており、GIレベルでは大きなディスアドバンテージと言えます。
従って今回も流れが非常に重要。極端なスローからの瞬発戦にならない限りは確実に走ってくるはずです。尚、前走の敗戦は調教内容も物足りず、それが示すような+12㎏の馬体重で明らかな叩き台。それでも59㎏を背負って、出遅れ最後方近くの追走から3~4角5頭分大外を回しつつ一旦先頭の競馬で0.2秒差ですから評価が下がるものではありません
チュウワウィザード
これまでのキャリア11戦で馬券外無し。東海Sではインティに完敗を喫したものの、ダイオライト記念→平安S連勝と充実一途の状況で満を持してJpn1に挑戦します。ただこの堅実な戦績に反して、明確な弱点があるのも事実。
同馬の良さは加速が付いてからのトップスピードの高さにあると思いますが、この「加速が付いてから」という点がポイントで裏を返せば加速に時間が掛かるということ。特にコーナー部分を含めての加速力は明確に二流で、例えば前走でも勝負所でオメガパフュームに4角出口~直線で突き放されたり、師走Sでの対テーオーエナジーについても同様。名古屋GPやダイオライト記念のようにテンが遅く、明らかに力の劣る馬が多数居て押し出されるように先行出来るレース(東海Sなんかも似たようなもの)では勝負所で多少置かれ加減になってもそもそもの位置が悪くないので致命傷にはなりませんが、中央重賞でテンも周りも速くなって必然的に位置が後ろになると、勝負所で差を詰めにくい分で差し遅れが発生することになります。ただそんな弱点がありながらも前走で勝ち切ったことは立派で、それは最初に書いた加速が付いてからのトップスピードの高さがあればこそ。ただその前走とて接戦で競り落とした相手がモズアトラクションと完調手前で59㎏のオメガパフュームですから過大評価は禁物でしょう。
あともう一点書いておくとすれば、この馬はロンスパ戦経験が少なく、唯一5Fロンスパ戦になった師走Sではゴール前は失速気味でクインズサターンに猛追されています。このレースだけで判断するのは危険ですが、末脚の絶対量には疑問符が付きます。
とここまで長々と不安材料を書き連ねましたが、プラスポイントも存在。これは結構重要なので「最終見解」まで取っておきましょう
ということで分析は以上。
最後に血統特注馬と追い切りが気になった人気馬をご紹介して本日の締めにしたいと思います。
まずは血統特注馬から!
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中央競馬ランキング
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ミスプロ系に母方にヌレイエフとサンデーサイレンス入る構成は過去の好走血統に合致。血統面からはこれを一番手に推したいですね
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最も負荷が強い本追い切りが16日(日)の坂路で4F53.9秒-1F12.4秒。その後は軽めに終始し、22日(土)もCWで5F70.8-3F38.6秒で直線やや強めに追ったものの全体の負荷は軽いもの。しかもどうも前の出が悪い印象で、良くはない動き。
これまではレース4日前に負荷を掛けるパターンでやってきた馬が、10日以上強い負荷を掛けずにレースに臨むことになります。これ、何か事情があると思います(ネガティヴな意味で)。レースまでに情報集めますが、評価を下げるかも知れません
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