皆様、こんばんは。
今週は宝塚記念徹底分析ウィーク。
昨日に引き続き、本日は個別分析ではなく大局的なお話を。
このレースにはキセキが登録。
当ブログではこれまで再三同馬と川田騎手のレースメイクについて分析してきました。
以前の記事をお読み頂いていない方も多くいらっしゃると思いますので、改めてこのコンビについて書きたいと思います。
まず大前提として川田騎手とルーラーシップ産駒の相性の良さに触れないといけません。
産駒全頭平均:複勝率29.4% 複回値70円
川田騎手騎乗時:複勝率57.1% 複回値118円
上の数字は芝限定の数字ですが、複勝率もさることながら複回値の高さに注目。いかに人気薄を持ってきているのかが分かりますね。
ちなみに騎乗数30回以上に限ると複勝率は全騎手中4位、回収率は1位という素晴らしさです。いかに同産駒の特徴を理解しているかが数字から分かります。
そして次は大阪杯時に掲載した記事を転載しますので、まずはお読み下さい。
******************************************************************************
まずは下記の表をご覧ください

これは昨秋キセキが出走したレースのラップです。
最初に断っておきますが、毎日王冠についてはレースラップ、天皇賞・JCについてはキセキの個別ラップになります(同馬が逃げたか逃げてないかの違い)。
川田騎手は毎日王冠で久しぶりにキセキに跨りました。
このレースはアエロリットが逃げ切ったレースですが、キセキは2番手を追走し3着に敗れています。
上記一覧表にはレースラップの下段にハロン毎のラップ差も記載していますが、毎日王冠のそれにはラップ差±0.5秒以上の地点が多いことが分かります。つまり緩急を付けた逃げだったということですね。
こういうラップでアエロリットに翻弄されたことと、実際に跨ってみた感覚で川田騎手はキセキに限界を感じ(あくまで推測です)次走以降「逃げ」という選択肢を選ぶことになります。
天皇賞(秋)とJCのラップを見て頂くと毎日王冠のそれとは違い、ハロン毎のラップ差が±0.4秒以内で推移していることが分かると思います。距離が伸びれば伸びるほど緩急を付けるのが普通なのに、です。
つまり緩急を付けずに持続的に脚を使っているということですね。しかも限界ギリギリの速さで。
それでも天皇賞(秋)では3着に負けました。原因はラスト3F3-2Fで0.7秒、ラスト2F-1Fで0.6秒と減速しすぎたことに他なりません。
これだけラップが落ちたのは、6~8F目に11.6‐11.3‐10.9秒と加速し過ぎたことにあります。
それをアジャストしたのがジャパンCで、このレースでは5F目から11.7‐11.8‐11.7‐11.4‐11.4‐11.0‐11.4秒となるべく急加速地点を作らず、全体にラップを分散させるという芸術的な逃げに行きつきました。
結果アーモンドアイというバケモノには完敗しましたが、弱くはない3着以下馬には追走で脚を削ぎ3馬身半という決定的な差を付けています。
これがキセキの逃げのひとつの完成形です。
******************************************************************************
以上が大阪杯前の記事となりますが、その大阪杯はスタートで後手を踏みエポカドーロに先手を奪われる結果となりました。
その大阪杯を含めた近5走のレースラップを見てみましょう。

上記5レース中、自らがハナを切れなかったのが「毎日王冠」と「大阪杯」の2レース。
この2レースではハロンラップ差±0.5秒以上の区間が他のレースより多いことが分かります。つまりは上で転載した仮説はやはり正しかったということです。
前走大阪杯では自らペースメイク出来ず、本意ではない緩急が大きいレースながら2着に好走したことは能力の高さの証で、あのレースは額面以上に評価すべきレースだと言えます。
今回は前走のエポカドーロのような逃げ候補はおらず単騎逃げ濃厚。となればキセキ=川田コンビが自在にペースコントロールするはずで、そうなれば好走出来るかはさておき自分の能力は出し切れるレースになるでしょう。
ただし、楽観出来ないのは近走のゲート難。これは看過できません。もし内枠&隣に速い馬が居る状況で後手を踏んだ場合、二の脚でリカバリーできない状況になって後方からの競馬を余儀なくされる、というのは可能性としてあると頭に入れておいた方が良いでしょうね。
ただ、現時点で想定すべきはキセキがハナを切ってペースコントロールするパターンでしょう。
本日はこのパターンで有利になる馬と危険な人気馬をご紹介して締めたいと思います。
まずはペースに合致しそうな馬から
↓ ↓

中央競馬ランキング
「人気ブログランキング」内ブログ紹介文に火曜日限定で馬名を記載しておきます(15位ぐらい)
詳細は個別分析で書きますが、極端にトップスピードを問われるよりも全体に分散した方が良い馬。雨で極悪馬場にまで悪化すると心配ですが、タフな馬場でも好走出来る馬ですから信頼度は高いですね
一方で危険人気馬がこれ
↓ ↓

最強競馬ブログランキングへ
「最強競馬ブログランキング」内ブログ紹介文に火曜日限定で馬名を記載しておきます(5位ぐらい)
これも個別分析で書くことになると思いますが、ロンスパ適性には疑問が付く馬。字面の印象で誤魔化されがちですが2走前なんて完敗ですからね。ベストはラスト2~3F特化戦ですから、キセキの出るレースでは常に疑って掛かりたい馬です
今週は宝塚記念徹底分析ウィーク。
昨日に引き続き、本日は個別分析ではなく大局的なお話を。
このレースにはキセキが登録。
当ブログではこれまで再三同馬と川田騎手のレースメイクについて分析してきました。
以前の記事をお読み頂いていない方も多くいらっしゃると思いますので、改めてこのコンビについて書きたいと思います。
まず大前提として川田騎手とルーラーシップ産駒の相性の良さに触れないといけません。
産駒全頭平均:複勝率29.4% 複回値70円
川田騎手騎乗時:複勝率57.1% 複回値118円
上の数字は芝限定の数字ですが、複勝率もさることながら複回値の高さに注目。いかに人気薄を持ってきているのかが分かりますね。
ちなみに騎乗数30回以上に限ると複勝率は全騎手中4位、回収率は1位という素晴らしさです。いかに同産駒の特徴を理解しているかが数字から分かります。
そして次は大阪杯時に掲載した記事を転載しますので、まずはお読み下さい。
******************************************************************************
まずは下記の表をご覧ください

これは昨秋キセキが出走したレースのラップです。
最初に断っておきますが、毎日王冠についてはレースラップ、天皇賞・JCについてはキセキの個別ラップになります(同馬が逃げたか逃げてないかの違い)。
川田騎手は毎日王冠で久しぶりにキセキに跨りました。
このレースはアエロリットが逃げ切ったレースですが、キセキは2番手を追走し3着に敗れています。
上記一覧表にはレースラップの下段にハロン毎のラップ差も記載していますが、毎日王冠のそれにはラップ差±0.5秒以上の地点が多いことが分かります。つまり緩急を付けた逃げだったということですね。
こういうラップでアエロリットに翻弄されたことと、実際に跨ってみた感覚で川田騎手はキセキに限界を感じ(あくまで推測です)次走以降「逃げ」という選択肢を選ぶことになります。
天皇賞(秋)とJCのラップを見て頂くと毎日王冠のそれとは違い、ハロン毎のラップ差が±0.4秒以内で推移していることが分かると思います。距離が伸びれば伸びるほど緩急を付けるのが普通なのに、です。
つまり緩急を付けずに持続的に脚を使っているということですね。しかも限界ギリギリの速さで。
それでも天皇賞(秋)では3着に負けました。原因はラスト3F3-2Fで0.7秒、ラスト2F-1Fで0.6秒と減速しすぎたことに他なりません。
これだけラップが落ちたのは、6~8F目に11.6‐11.3‐10.9秒と加速し過ぎたことにあります。
それをアジャストしたのがジャパンCで、このレースでは5F目から11.7‐11.8‐11.7‐11.4‐11.4‐11.0‐11.4秒となるべく急加速地点を作らず、全体にラップを分散させるという芸術的な逃げに行きつきました。
結果アーモンドアイというバケモノには完敗しましたが、弱くはない3着以下馬には追走で脚を削ぎ3馬身半という決定的な差を付けています。
これがキセキの逃げのひとつの完成形です。
******************************************************************************
以上が大阪杯前の記事となりますが、その大阪杯はスタートで後手を踏みエポカドーロに先手を奪われる結果となりました。
その大阪杯を含めた近5走のレースラップを見てみましょう。

上記5レース中、自らがハナを切れなかったのが「毎日王冠」と「大阪杯」の2レース。
この2レースではハロンラップ差±0.5秒以上の区間が他のレースより多いことが分かります。つまりは上で転載した仮説はやはり正しかったということです。
前走大阪杯では自らペースメイク出来ず、本意ではない緩急が大きいレースながら2着に好走したことは能力の高さの証で、あのレースは額面以上に評価すべきレースだと言えます。
今回は前走のエポカドーロのような逃げ候補はおらず単騎逃げ濃厚。となればキセキ=川田コンビが自在にペースコントロールするはずで、そうなれば好走出来るかはさておき自分の能力は出し切れるレースになるでしょう。
ただし、楽観出来ないのは近走のゲート難。これは看過できません。もし内枠&隣に速い馬が居る状況で後手を踏んだ場合、二の脚でリカバリーできない状況になって後方からの競馬を余儀なくされる、というのは可能性としてあると頭に入れておいた方が良いでしょうね。
ただ、現時点で想定すべきはキセキがハナを切ってペースコントロールするパターンでしょう。
本日はこのパターンで有利になる馬と危険な人気馬をご紹介して締めたいと思います。
まずはペースに合致しそうな馬から
↓ ↓

中央競馬ランキング
「人気ブログランキング」内ブログ紹介文に火曜日限定で馬名を記載しておきます(15位ぐらい)
詳細は個別分析で書きますが、極端にトップスピードを問われるよりも全体に分散した方が良い馬。雨で極悪馬場にまで悪化すると心配ですが、タフな馬場でも好走出来る馬ですから信頼度は高いですね
一方で危険人気馬がこれ
↓ ↓

最強競馬ブログランキングへ
「最強競馬ブログランキング」内ブログ紹介文に火曜日限定で馬名を記載しておきます(5位ぐらい)
これも個別分析で書くことになると思いますが、ロンスパ適性には疑問が付く馬。字面の印象で誤魔化されがちですが2走前なんて完敗ですからね。ベストはラスト2~3F特化戦ですから、キセキの出るレースでは常に疑って掛かりたい馬です
コメント